表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現実  作者: 月桂樹
14/45

準決勝 - マヤ vs. ベト

隣のリングで、マヤは謎めいた相手と対峙していた。ベトは試合前のアナウンスでは何も言わず、フードに顔を隠し、不自然なほど静止した姿勢を保っていた。


試合が始まると、マヤは即座に攻勢に出た。槍のように薙刀をベトの胴体へと突き刺した。一時的に武器を失う大胆な技だが、命中すれば即座に試合を終わらせることができる。


ベトは横に避けたが、それはまさにマヤが予想していた通りだった。彼女は驚異的な速さで距離を詰め、空中で薙刀を受け止め、その勢いを利用して大きく弧を描いて振り下ろした。回避でバランスを崩したベトを捉える狙いだった。


うまくいくはずだった。ほとんどどんな相手にも通用するはずだった。


しかし、刃が当たるほんの一瞬前、ベトの手が前に飛び出し、マヤの喉元を捉えた。


その動きはあまりにも速く、あまりにも正確だったため、観客は何が起こったのかほとんど理解できなかった。 マヤは攻撃していたかと思うと、次の瞬間、ベトの腕に捕らえられ、足が地面からぶらぶらと浮いていた。


目は大きく見開かれ、そして後ろに反り返り、力なく崩れ落ちた。


ベトは彼女を放し、彼女の体はマットに崩れ落ちた。アナウンサーがマヤの勝者を宣言すると、医療スタッフが駆け寄ってきた。


観客は静まり返り、今見たばかりの残忍な効率に動揺した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ