色んなやつに戦わせてみた。6
■プロローグ:ウホと世界の始まり
――荒野。再び。
謎の声が告げる。
《世界を制す者、今ここに決めよう。最後に立っていた者に“理”を与える――》
集まった8人(1匹含む):
安禄山(タップダンスを踊る巨漢)
岸田(増税クソメガネ)
北条◯史(叔母をバットで殴り殺した男)
とみきりょう(ゴリラ)
りょうちゃん(軟式テニス部・黒幕)
イットリウム(本物のホンモノ)
センナナヒャクニキ(コメント欄の申し子)
パパ活女子(港区の夢を抱いて散る)
この地獄のマッチ、今回は“ウホ”が唸る!
■第1章:開幕、タップ爆走
「ドスドスッ、ダッタカタッタ!」
安禄山、開幕からタップを全力で踏む。
周囲の地面が割れ、空気が震える!
「うわ〜やば〜い♡ 港区じゃなくて地獄区♡」
パパ活女子、再びインスタライブ開始。だが次の瞬間――
バァン!!
「ウホッ!!!!」
飛びかかる影! とみきりょう(ゴリラ)!
・体重:120kg
・握力:350kg
・Instagram破壊力:∞
「え、ちょっ、うそ……ウホっ───!?」
女子のスマホと命が同時に砕ける。
【脱落者:パパ活女子】
■第2章:バット VS ゴリラ
「やっぱり……動物は“道具”で教育するに限る」
バットを構える北条◯史。静かな狂気がゴリラを狙う。
「さあ、躾の時間だ」
「ウ……ホォォオオッ!!!」
ぶつかるバットと拳。肉と鉄の激突!
カァン!!
鉄バットが真っ二つになる。
ゴリラの一撃は金属すら貫く。
「なんで……俺だけ、こんな……動物と……!!」
北条、殴られて遠くの空へ飛んでいった。
【脱落者:北条◯史】
■第3章:陰謀、メガネ、そして爆発
りょうちゃんがニヤリと笑う。
「やっぱりな。最初からゴリラが最強だと思ってた」
岸田が書類を片手に割り込む。
「まだです。ここに“霊長類課税”の法案があります」
「えっ、ゴリラに課税すんの?」
「はい。バナナ1本あたり15%増。泣け」
「ウ……ホ……?」
次の瞬間、イットリウムが現れる。
「君たちの茶番、長すぎる」
重力が歪み始める。
「ウホ?」
「理を超える者は、存在の意味を……」
しかし!
「センナナヒャク」
誰かが呟いた。
ズドォン!!
イットリウムが一瞬で蒸発する。
【脱落者:イットリウム】
「言ったの……誰だよ……?」
振り返ると、口を閉じて仁王立ちするセンナナヒャクニキ。
「…………」
「無言で破壊力すごいの怖いんだけど」
岸田が増税パンチを繰り出そうとした瞬間、
とみきりょうが彼のメガネを一瞬で破壊。
「ぎゃあ! 見えねぇぇぇぇ!!」
【脱落者:岸田】
■第4章:策略の果て、黒幕の覚悟
「……仕方ないなぁ」
りょうちゃん、ついに本気。
「このバトル、実は俺が“裏で書いた脚本”だったんだよね」
「ウホ?」
「つまり、今お前がここで勝ったとしても、それも俺の手のひらの上」
「ウ……ホ」
ゴリラ、ゆっくり近づく。
「意味、わかってる? 俺が神なんだよ」
「ウホ(黙れ)」
ボガッ!!!
ゴリラパンチ一発。りょうちゃん、消滅。
【脱落者:りょうちゃん】
■最終章:コメント vs 本能
残ったのはふたり:
センナナヒャクニキ(概念)
とみきりょう(ゴリラ)
「……」
「……ウホ?」
ニキは静かに、**“コメントを打つジェスチャー”**を見せる。
『ウホは弱い』
その瞬間、ゴリラが目を見開く。
「ウホォォォオオッ!!??」
知能への攻撃! 精神ダメージ!
「ぐ……ウホ……」
だが、ゴリラは立ち上がる。
「……ウホ。ウホ、ウホ……!!(コメントで、生きてると思うなよ)」
ボガァッ!!
“拳で打ち返した”
コメントが粉々に砕け、
センナナヒャクニキが文字列に戻って霧散する。
【脱落者:センナナヒャクニキ】
■エピローグ:ゴリラ、理を手にする
空に響く声:
《勝者:とみきりょう(ゴリラ)》
《“世界の理”を授けます》
「……ウホ」
静かに佇むゴリラ。空が晴れ、木が芽吹き、バナナが実る。
そのとき、彼はこう呟いた。
「ウホ(世界は、拳で変えられる)」
完