フェオドラ3
「真ちゃんに何するんですかぁッ! こんッの痴女がああッ!」
麗亜がフェオドラの髪を掴んで引っ張る。
「うるさいッ! 君こそ何者だぁッ! セーラー服とか昔のAVかぁッ!」
お返しとばかりにフェオドラが麗亜の頬を抓る。
醜い掴みあいが目の前で発生。
だが、真はそれとは関係なくキスのせいで固まっていた。
ふいに意識が戻ってくる……
「……ちょっと待て……師匠……なのか……ですか?」
フェオドラが麗亜を突き飛ばし、真に笑顔を向ける。
「違うよー! あきれたなあ! まだわからないかなぁ!?」
誰だかわからない。だが、あの表情。覚えがある。
誰だろう?
大人。一見、頭がよさそう。
だが、案外子供っぽい。
話が回りくどい。真面目そうに装っているが中身は壊れてる。
真の脳内に一番ありえない答えが浮かんできた。
声に出す。
「れ、れっどぉッ!?」
殆ど悲鳴のような声。
「あッたりーッ!」
心底うれしそうな声。
そう、そこにいたのは次元の壁を越え性別すらも超えて来たド変態だった。
「男にキスされた……しかもベロチュー……結構気持ちよかった……死にたい……」
立ち直れない。
┌(┌ ^o^)┐ホモォ
フェオドラは中身以外は正真正銘の女です。




