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異世界の待合室

作者: 風爽 瑞穂

 私が体調を崩してクリニックへ行った時のお話です。いつも行っている医者がその日は休みだったので、私は仕方なく別のクリニックへ行きました。


 ネットで調べると街中ではなく少し離れた山の近くにあるクリニックでした。私はタクシーで向かったのですが、運転手にクリニックの事を尋ねると、少し驚いたような顔をしていました。一瞬、私は「え?」と思いましたが深くは思いませんでした。


 タクシーはクリニックに到着しました。受け付けを済ませ、待合室で待っているました。中には何人かの人がいました。どれくらい時間が経ったでしょうか?私の名前が呼ばれたのです。私は立ち上がろうとした時、他の人が立ち上がって診察室の中へと入って行きました。


 私はその時、「私と同じ名前の人がいるんだ、なんて偶然なんだろう。」と思いました。しかし、その人は、なぜか診察室の中から出てくる事はありませんでした。そして、私が呼ばれました。


 診察は順調に終わり、会計の時に気になったので質問してみたのです。私と同じ名前の人のことを。すると受け付けの人は言いました。「今日、この時間にあなたと同じ名前の人はいませんよ」と。私が見た同姓同名の人は誰だったのでしょうか?

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