間奏:一葉拓実と夏と過ごした青春
おまけ1:時間軸の説明ぐらいしろって、な?
夏彦「なんで俺がここに駆り出されているんだろう・・・」
夏彦「え?この短編マラソン、あいつが「夏彦よくばりセット」って呼んでいるから・・・?」
夏彦「通常なら、お品書き送りって・・・」
夏彦「確かに、今回は父さんに東里、朝比奈さんに拓実先輩」
夏彦「今書けている分だと、真幌って名前になっているけど、実際は砂雪の話なんだろう?」
夏彦「確かに、俺の知り合いばっかりだな。しかも男ばっかり」
夏彦「ふんふん。なるほど。前回が女の子ばかりだったからバランスを・・・」
夏彦「男だけ見たら夏彦よくばりセットのまま?深幸さんなんて人、俺の本編にいたか・・・?」
夏彦「え、いるの?マジで?墓参り回?そこで電話で参戦していた?なるほど?」
夏彦「まあいい。今回俺が依頼されたのは、拓実先輩たちの本編・・・の、仕組みだ」
夏彦「困惑させるからな、この設定・・・」
・・
夏彦「朝比奈さんの回で出てきた冬月彼方さん、彼女がこの話の鍵を担っている」
夏彦「時間を戻す冬月さんと、対を成す時を進める能力者」
夏彦「二人と、時間旅行に同行した面々は、世界の終末を消し去り・・・未来を得た」
夏彦「そして未来は分岐する。二人の女の子を中心として、枝分かれをした「あったかもしれない未来」と「進むべき未来」へと」
夏彦「そして彼女たちは選んだ扉を開いて未来へ進む。自分たちが「一緒に生きていたい存在」の元へ」
夏彦「これは、新橋さんが選んだ「未来」の一つ」
夏彦「俺には、それが進むべき未来なのか、あったかもしれない未来なのかわからない」
夏彦「けれど、どれも彼女たちの「最善」であることには変わりない・・・そうだ」
夏彦「その先をきちんと紡げるのは、まだまだ先になるな。一体いつになるのやら・・・」
夏彦「し、しかし・・・冬月さん。このビデオを見たなら解答をお願いしたい。次のおまけ、貴方はどう思っているんだ・・・?」
おまけ2:冬月家異端審問 探偵編
作家「これより、異端審問を始めます!」
執事「本日の罪人は幸雪・・・みたいだけど」
文官「お前、昨日は近所に出没していた不審者とっ捕まえたぐらいだよな?」
技師「いつも何やらかしたかよくわかんないよな、お前の異端審問」
学者「技師に完全同意・・・」
兵士「けど、今までは新橋と雪季が関わっていたよな」
幸雪「・・・まあ、そうだな。けど、昨日は特に」
作家「本日、うちの弟の彼女が学校に遅刻して、生徒指導室で反省文を書いたと弟から連絡がありました。原因は寝坊らしいです。珍しいよね。朝五時半に起きている夏樹さんが、寝坊だなんて・・・」
執事「あっ・・・」
技師「そういえば、深夜に散歩しようぜってどこかに電話してたなお前」
朔也「本日の罪状は、新橋夏樹を遅刻させる原因を作ったってところか?」
学者「でも議長。参加するかしないかは、新橋にも選択権があった。原因こそ幸雪にあっても、結果は新橋の不注意で起きたことだ。今回は無罪でもいいのでは?」
技師「学者が庇う中、この情報を出すのは申し訳ないが・・・。お前、半分脅してたよな?」
文官「ダメだろ。未成年だぞ。護衛脅して緊急招集なんて・・・有罪一択だな」
作家「では、そろそろ多数決を取ろうか。有罪だと思うものは挙手を」
執事「ごめんね、幸雪。今回はアウトかな」
文官「未成年の深夜外出には気を遣え。強くたって女の子だぞ」
作家「僕は無投票で行こうかな。どうでもいいし」
学者「あっ・・・うん。これはちょっと」
技師「アウトだよな。生活リズムもあるわけだし、それぞ崩させたらダメだって」
兵士「有罪5、無効票1で有罪な」
作家「今回の罰は・・・新橋家のお手伝い半年でいいんじゃない?」
幸雪「・・・わかった。きちんと働いて、夏樹さんの負担を減らしてくる」
執事(そういえば、後異端審問されてないの・・・)
文官(俺と朔也と冬夜だけじゃね・・・?)
朔也(これ、もしかしなくてもリーチかかってる感じ?)
おまけは後日追加予定です




