間奏:星宮望未の望遠鏡
おまけ1:二年後に天音に追いつく八雲の出発時
(補足:作中で時間は経過していますが、収穫祭の虹月八雲編と本作は同じ世界です)
八雲「天音が家出した!俺もついていく!」
穂高「あれどう考えても駆け落ちでしょ。ついて行ったらお荷物だって、おじゃま虫」
八雲「・・・天音は俺が一番だと思ってたのに」
穂高「友達としては一番でしょうね」
八雲「付き合ってること知らなかった!」
穂高「あの二人はそういう関係を公表するような性格してませんからね」
八雲「穂高、俺たちも地上に行くぞ」
穂高「話、ループしてません?」
八雲「天音は渡さない!俺だけの天音なんだ!ぽっと出の女に取られてたまるか!」
穂高「・・・戦場から逃げられるのは嬉しいけど、このヤンホモと一緒には逃げたくなかったなぁ」
穂高「あーあ。朔間航海長、逃げるならもう少し身辺整理をちゃんとしてから逃げてくださいよ」
おまけ2:兄弟子と一緒
あの日地上に落ちた私達は、兄弟子である「湖澄彗」がいる地上の居住区に向かい、そこで彗君の力を借りつつ生活を営んでいた
彗「望未」
望未「彗君。どうしたの?」
彗「お前と世間話をな」
望未「・・・暇なの?暇なら遺跡の地図作るの手伝ってよ」
彗「もうすぐ終わるだろ。俺の手伝いなんかいらないくせに・・・。しかしお前さ。月見に留学したとは聞いていたが・・・まさかあんな好青年を拾ってくるとは思ってなかったよ」
彗「顔良し性格よし。他にも色々と特技があるお陰か、もう居住区の人気者だ。お前にはもったいない。俺の助手に寄越せ」
望未「あげないよ。彗君の仕事に付き合ったら、長期間居住区を離れることになる。能力的にも調査員として天音さんは最適かもしれないけれど、帰ってこれないリスクもある」
望未「・・・この子には、父親と母親、片方もしくは両方がいない悲しみを味あわせたくない」
彗「お前、そういうことは早く言えって・・・仕事の調整とかしないといけないだろう。手配だっているんだぞ。うちの居住区、助産師もいないんだから・・・手紙は俺が書く。お前は気にせず寝てろ」
望未「ん」
彗「しかしお前も母親かぁ・・・時間が経つのは早いらしい」
彗「とりあえず、しばらくはいままで通りうちに住んでいろ。天音も仕事で数日いなくなる時あるし、誰かが面倒を見れるようにしておかないと」
望未「面倒見がいいね、彗君」
彗「お前が仕事以外全部抜けすぎてるお陰でしっかりしないといけなかったからな・・・」
望未「それは申し訳ない」
数ヶ月後、無事に男児を産んだ望未の元に、八雲と穂高が現れ・・・二人揃って天音の子供を見て卒倒したとかなんとか
おまけ3:実はこの話
月夜「戦争終了後、月見で暮らしていた私が主人公なんだよね!?影も形もなさすぎてむしろ悲しい!」
ルーイ「地上の調査を命じられて、人造生命体である俺を拾ってから始まる冒険だっけ?」
月夜「そうそう!私達が暮らしている世界がどうして滅んだのか探しに行く物語!」
月夜「それが御伽迷宮グリ・・・むごっ!?」
ルーイ「仮題だ仮題。どうせ年単位で投稿可能にならねえんだから、黙っとけって」
月夜「でもでも。ここまで出しておいて年単位放置なんて」
ルーイ「こいつはいつだってそうだろう」
月夜「それはそうかも!」
ルーイ「今回出てきた奴らは全員御伽迷宮が織りなす物語の「役者」だ。将来、俺たちも何らかの形で出没できるさ」
月夜「でもルーイの話が面倒くさそうだから多分出たとしても私オンリーだよね!」
ルーイ「・・・同じ人造生命体枠の星月悠翔が出没できたから俺もできる!俺を誰だと思っているんだ!ルートヴィッ」
月夜「はいはい!黙ってね!」
おまけは後日追加予定です




