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間奏:木下琉生と愛しのお姉ちゃん

おまけ1:ギリギリを攻める樹パイセン

琉生「三年生は在校生の中でもポイント上位勢が集まっているんだよね」

樹「ああ。その中でも俺と井上は底辺。ギリギリを走るタイプ」

琉生「どうして二人はギリギリなの?」

圭「三次カリキュラムでは、生徒間でポイントの奪い合い・・・「対抗課題」ができるんだ」

樹「一応、挑まれた側が課題を決められるから、カモ認定されてポイントを奪うなんて真似も出来る。ただ、結月と良平みたいに勝ち目がない戦いが確定している連中は絶対に挑まれないな」

圭「対抗課題を挑まれるのは、江ノ島先輩みたいに可もなく負荷もなく・・・そつなくこなせるタイプが多いみたいだな。俺は挑まれるけど、特別課題でしか出てこない戦闘系以外はからっきしだから・・・全敗。いいカモをやっている」

樹「俺は結月みたいに頭がめちゃくちゃ良くて、記憶力がいいってわけでもない。良平みたいにとんでもない動きを出来るわけでもない。だからこそ狙われやすい」

琉生「樹だってめちゃくちゃ頭いいのに、負けることあるの?」

樹「俺だって、相手の技量を間違えば普通に負ける。対抗課題を挑まれていた時期の結月と良平は無敗だぞ・・・そのあたり力量の差を感じて複雑だが、とにかく俺は普通に負けるタイプだ」

琉生「強いけど、無敗じゃないんだね」

樹「まあそんなところだ。強いとお褒め頂きありがとう、琉生」

琉生「けど、樹はポイント稼ぐのめちゃくちゃ早いよね」

樹「一応、最速課題クリアの記録は保持している」

圭「植村先輩よりすげぇじゃん・・・」


おまけ2:平均は可もなく不可もなく?

琉生「私とたくろーと、りょーへーは平均ぐらいだよね」

卓郎「正確には俺が中の下、琉生が中の中、家上先輩が中の上だ」

琉生「この位置をキープするのは大変。りょーへー、何か秘訣ある?」

良平「僕はその・・・ある課題でがっぽり稼いだから。むしろやっと平均まで下がってきたぐらいで」

卓郎(・・・あのポイント数を一度に稼げた課題って)

琉生(最難関のノンストップ殺人障害物マラソンだけ・・・)

卓郎「あれ、クリアしたんすか?」

良平「当時はね、あれぐらいしか僕にクリアできそうな課題がなくて・・・あはは、ギリギリクリアできました」

琉生「こっちは最難関課題クリアなんだね・・・このチームどうなっているんだろう」


・おまけ3:そして図書館の魔女は微笑む

琉生「で、ゆづが現在のトップランカーなんだよね」

結月「うん。稼げる時にガッポガッポ稼いだからね。良平のポイントの三倍はあるかな!」

琉生「わけて」

結月「あげられるものならあげたいけど・・・これはね、樹と良平の為にとってあるんだ。だからごめんね」

琉生「二人のため?」

結月「ほら、私は老い先短いでしょう?だからね、二人がちゃんと卒業できるようにしておきたくて」

琉生「・・・残酷だなぁ。樹、聞いたら怒りそう」

おまけは後日追加予定です

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