間奏:神楽坂小陽の従者たちへの恩義
おまけ1:アルカナムってなあに?
陽輝「アルカナムっていうのは、表向きは製薬会社だ」
陽輝「表向きに慈善活動として、会社運営の孤児院まであるような会社なんだが・・・その裏で、集めた孤児を殺し屋に育成しているとんでもない場所だよ」
陽輝「俺と妹は両親が死んだ後、そこに連れて行かれて・・・まあ、後はお察しだ」
陽輝「俺の場合、水準以上の記録を出していたから薬学兵・・・薬で調整される兵士にはならずに済んだけど、同期の殆どは薬で調整を施して・・・二十五歳程度で死んでいる」
陽輝「俺は、運が良かったんだろうな・・・色々な意味で」
おまけ2:大公開!はるるのお部屋!
明「やってきましたはるるのお部屋」
透「私物・・・は、枕とぬいぐるみ程度かな」
小鳥「男性にしてはファンシーですよね。趣味が」
小陽「けれど掃除が下手くそだから至るところにゴミが落ちているわね・・・お菓子の包装とかよく落ちている印象よ」
小鳥「お嬢様、生臭いティッシュのゴミはどこにもないんですか?」
透「小鳥、黙って」
明「快眠グッズが揃っているよね。アロマオイルとか、加湿器とか・・・」
小鳥「意識高いですよね」
小陽「眠ることに関しては、意識高いどころか頂上よ・・・それ以外のところもしっかりして欲しいわ・・・」
おまけ3:冬月家異端審問 技師編
執事「これから異端審問を始める!」
探偵「本日の議題は、うちと取引がある神楽坂財閥総帥殿の護衛を務める野坂陽輝に対する暴言の数々を収録したおもちゃを手渡していた朝比奈巴衛。お前だ。何か弁解はあるか」
巴衛「ちょっとしたいたずらで・・・」
執事「ふむ・・・」
作家「議長。ちょっとしたいたずらでここまで酷いのは用意できないと思います」
兵士「俺と作家は証拠品である武器を提出する。判断はそれからでも遅くないと思うぞ」
学者「・・・ナイフはボタンを押してからナイフを出し入れすることで、銃はトリガーを引くことで音声が再生されます」
『映す価値なし!』
『とっとと〜殺すよ』
執事「最悪ですね」
文官「初対面の人間にここまで悪意の籠もった音声を仕込めるたぁ・・・巴衛さんや・・・」
執事「では、本日の異端審問。そろそろ多数決を取ります。有罪だと思う方は挙手を!」
巴衛「ですよねー。全員ですよねー」
執事「では、今日から一ヶ月。朝比奈巴衛には冬月家敷地内と外周の掃除を命じます。一人で頑張ってください」
巴衛「えぇ?!広すぎじゃんか!重いって!」
執(冬夜「それ相応の事をした報いですよ」
探(幸雪「発明品の使用が禁止されていないだけありがたいと思えって」
作(拓真「俺は一身上の都合で免除されているけど、大変みたいだよ、これ」
文(雅文「なんなら適当な拷問よりしんどそうだよな。しかも毎日だし。常連の二人はどう思う?」
学(蛍「夏場じゃないだけマシ」
兵(朔也「蛍と同意見」
巴衛「大変なのはわかった・・・掃除用の機械、作りに行こう・・・」
朔也「あ、彼方が謝罪動画撮るから尋問室に来いって行ってた」
巴衛「・・・彼方からのお仕置きもあるんだ」
蛍「俺、こんなみっともない異端審問を切り抜けられるかな・・・」
おまけおわり
・・・続く?
おまけは後日追加予定です




