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間奏:赤城時雨と青鳥との誓い

おまけ


おまけ1:おしえて譲先生!「星紋ステラリーブってなあに?」

譲「鈴海ではよく見られる能力者だね」

譲「この星紋と呼ばれる能力を使用する存在は皆、願いを具現化した力を持つんだ。今回のお話で登場した面々だけで見れば、僕と浩一以外は皆この星紋の能力者」

譲「星紋には願いの数があるからその全てを紹介するのは難しいね。けれど大まかな分類というものは存在しているんだ」

譲「まずは、時雨が持つ星紋を奪い取る「奪星」、和夜が持つ星紋を借り受ける「貸星」のように、願いの形を作らずに、条件を満たした行動をすることで起動するタイプの「条件型」」

譲「紅葉の弓「五月雨」や、夜雲の扇「野分」、優梨の槍「閃光」のように武器の形を取る「基本型」」

譲「最後に、光輝の目のような・・・身体の一部に星紋が宿る「身体型」が存在しているよ」


おまけ2:おしえて!光輝先生!「能力者の先天と後天」

光輝「・・・能力者の能力発現には遺伝は関係なかったりする」

光輝「・・・譲たちのように、親が能力者で自分も能力者・・・「必然先天性」の能力者が鈴海には多いけど、俺たちみたいに、本土に住んでいて、今まで能力者が身内にいないような人間が急に能力を発現することは多々あるんだ」

光輝「・・・俺や二ノ宮が分類されるが「偶発後天性」な能力者というのは特に珍しい。両親身内に能力者がいない家系で能力者が発現した場合、ここに分類される」

光輝「俺はともかく、二ノ宮は滅茶苦茶苦労したみたいだな。あいつの家、能力者を嫌悪している家だから」

光輝「・・・それから、浩一さんが偶発先天性の能力者って譲から聞いた。母親の胎内にいる時にはもう既に能力を芽生えさせていたとか」

光輝「・・・あの人、能力が強すぎて、二十歳になるまで全身絶縁体で覆ってたらしいんだ」

光輝「もう亡くなっているけれど、浩一さんのお母さんのお腹には大火傷があったらしい・・・憶測だけど、雷撃の影響・・・」

光輝「かなり広範囲かつ、当時も危険な状況だったらしい。そんな状況で・・・子供を、選んだのは凄いよな」


おまけ3:八坂家緊急家族会議

心乃実「譲君から連絡を頂きました。二人ほど殺しかけたそうで」

浩一「・・・はい」

心乃実「千歳、おいで」

千歳「どうしたの、お母さん」

心乃実「千歳。千歳は、人を傷つけるってどういうことだと思う?」

千歳「悪いこと!」

浩一「うぐっ」

心乃実「そうね。千歳は誰かを傷つけるような人になっちゃダメよ。悪い事なんだから。怒りに任せてなんて絶対にダメだからね」

千歳「うん!」

心乃実「いい、お父さん。千歳にはこう言い聞かせているの」

浩一「はい・・・」

心乃実「・・・ただでさえ、本土にはまだ能力者に対して偏見が残っているよね、浩一。貴方だけ鈴海に強制送還なんていつでもありえる出来事。貴方の能力は危険極まりない能力。いつその日があってもおかしくはない」

浩一「・・・わかっている」

心乃実「家族と一緒に暮らすこと。お義父さんとお義母さんが遺した夕暮を守ること。結婚前に、やりたいって教えてくれたこと。今も変わってない?」

浩一「ああ」

心乃実「じゃあ尚更。貴方が怒りに任せてこんな事態を引き起こしたことは絶対に許されることじゃない。本土で同じことをやってみて。千歳の将来にも、夕暮の存続にも関わる。貴方の行動一つで、将来が全く違うものになるの」

浩一「・・・そう、だな。軽率だった」

心乃実「まだ能力者の理解が少なかった時代に、うちの両親に自分が鈴海大社に所属していて、ちょっとしたことで死者を出すような能力者だって打ち明けて・・・それでも私に苦労をさせないからって、幸せにするからってお願いしたあの日を、私は忘れていないから」

浩一「ああ」

心乃実「最期まで、千歳の父親を、夕暮の店主を成し遂げて。こんなみっともないことで約束を破らないで。約束」

千歳「約束!」

浩一「ああ。約束な。・・・本当に、ごめんな二人共。もう絶対にしないから」


おまけ4:椎名式魔法訓練

譲「さて、二人のお仕置き会場はこちら・・・鈴海大社の入社試験でも使用される模擬戦場にやってきました」

紅葉「なんで俺達は縛られているのかね?」

夜雲「さあ・・・」

譲「前々からここの耐久力を確かめてほしいと言われていてね」

夜雲「それで、珍しく杖を使用して魔法を使うわけだな!」

譲「そうだね。膨大な魔力を消費する広範囲かつ攻撃性が高い魔法は杖があったほうが正確さが増すからね」

紅葉「あの譲が正確さを重視するなんてなぁ・・・」

譲「とりあえず、流星群を降らせたら昨日の怒りだって収まると思うから」

紅葉・夜雲「とりあえずで降らせるものじゃねえだろそれ」

譲「大丈夫。死んでも生き返らせてあげるから」

紅葉「俺達何回死なないといけないんだろうな」

夜雲「さあな」

譲「天駆ける星の欠片・・・」

紅葉「無詠唱が当然派の譲が詠唱をはじめたぞ」

夜雲「あ、死んだわ。死んだわこれ」

譲「それじゃあ二人共。いい夢を」

紅葉「走馬灯の間違いだろ」

夜雲「それは親父とお袋が向こう側へ手招く光景かなーーーーー」


おまけは後日追加予定です

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