1話
『霊交幽民隊』。それは100年前、ひとりの人間が結成した幽霊と一部の人間のみで結成された組織のこと。
そして彼らの使命は人間を世界の危機から救うこと――ただそれだけだった。人間を救う、それだけじゃはっきりしないかもしれない。
何でもいいのだ、殺人や強盗、放火、ちっちゃな喧嘩、その他諸々、役に立てば何でもいい。それがいずれ世界の危機になるのだから。そして、人間を救うのだ。幽霊は日本の、いや世界の治安維持のために必要不可欠な存在なのだ。
さっきも話したが、『霊交幽民隊』は一人の人間、黒崎龍温治によって結成された組織。
そして彼が亡くなった今でも黒崎家によって語り継がれていってる。今では『霊交幽民隊』の中でも第一係~第六係とグループ分けもされているくらいだ。
――そんな中、黒崎家最強と言われる男がいた。
名は黒崎玲。高校生にして天才的な頭脳を持ち、運動能力もずば抜けている。この年にして『霊交幽民隊』の第一係の最重要人物だ。黒崎玲は課せられた任務は絶対に失敗しない。
どれだけ無理な任務でも勝利を確信した目で引き受けてくれる。「天才の勝目」、そう呼ばれている。
幽霊たちは基本的には黒崎家以外の人間には姿を見せない。姿を見せずに上手く立ち回って任務を遂行させていく。
姿を見せないと難しいときは人間の役目。それが『霊交幽民隊』の仕組み。
これは幽霊と人間の世界を救う物語。
『GHOSTレイト』をお読みくださりありがとうございます!今回、「小説家になろう」でははじめて投稿したので読者の皆さんは疑問点があるかもしれません。優しく教えてくれると助かります。何か評価?みたいなものがあると聞きました。5段階評価なので正直に答えてくれると嬉しいです。まあこんな短い第一話じゃ何とも言えないと思います。もう少し読み進んで評価をしてくれると助かります。