ハッカーは環境にこだわるんです!
さあそろそろスマホもネタが切れてきたのでPC、スマホ共通の話題でしのぐとしよう。
前回説明したVPNはPCでも使えるので身元を隠したい場合には考慮されたい。
まずは環境は「コンピュータ」として使う場合はUNIX/Linuxがよいのではあるが、現在世界のPCの大半がWindowsである。
AndroidのカーネルはLinuxだろ! と言われそうだがAndroidをLinuxと考えている人は非常に少ない、スマホ用OSだと考えている方が大半だ。
まずWindowsにはシェルが貧弱とかアップグレード代が……などといった問題点はあるがPCで圧倒的なシェアを取っているのは事実だ。
シェアが高いからWindowsアプリばかりが出てくる、するとみんながWindowsを使うようになって……これがいい循環か悪い循環かは人の主義によるだろうが……
スマホとの連携の話もしよう。
まずはiPhoneとの相性だが、これは圧倒的にMacと相性がよい。同じ会社が作っているのだから当然とも言える。
ではAndroidはどうか? カーネルがLinuxなんだからUbuntuやDebianみたいなLinuxディストリと相性がいいんじゃないの?
と思われるだろうがAndroidはWindowsと相性がよい。MacでもダメではないがWindowsの方がやや有利だ。
ただし開発をするのであればWindowsでiOSアプリは作れないのでMacOSの入ったMacになる。
ストレージに余裕があるのならブートキャンプというソフトでMacにWindowsをインストールできるため予算さえ許すならMacを買うのがいいだろう。
なおPCでのブラウジングに慣れきっていた筆者としては未だにスマホでのブラウジングに慣れないところがある。
まずタスクの切り替えが面倒くさい、ジェスチャー操作よりマウスクリックの方が好きだがこればかりはスマホネイティブかどうかで分かれそうだ。
スマホが実用に耐えるようになって随分と経つが、今後も当面はスマホでスマホアプリが開発できるようになるとは思えない。
よって開発者になるならPC(Mac含む)は必須となる。
PC世代としては驚いた事として、スマホユーザには家庭に固定回線を引いていない人もいるらしい、私はWi-Fi無しだとあっという間にパケットの上限にいきそうなものだがなんとかなっているらしい。実に不思議だ。
どことは言わないが以前「スマホのパケットを節約する裏技」などと銘打ってWi-Fiの使い方を紹介したメディアがあった。どうもこれを見るに私が年を取ったのだろうと思ってしまう。
PCを買うときはメモリは最低4G、できれば8G、許されるなら16Gを選ぶべきだ。
旧来のPCであれば簡単に増設できるのだがラップトップに特に顕著なように拡張性を減らしていくのがトレンドらしい、そういうのは自作でやれというのがメーカーの答えだろう。
またシステムを搭載しているストレージは絶対にSSDにすべきだ。HDDにすると再起動でストレスが恐ろしいことになってしまう。
もしあなたがアプリ開発者になりたいならAndroidにすべきだ。iOSデバイスへの開発はあまりにハードルが高い、私も以前作ったことがあるが後悔するわけでもなくデバッグモードでインストールだけしていたらiOSのアップデートで動かなくなってしまった。
しかもストアに公開するならAppleに年1万円ほどの課金が必要だ、あまりアマチュアには優しくないと言えるだろう。
GooglePlayであればはじめに2500円ほど支払えば一回きりでアプリを公開できるMacOS,Windows,Linuxすべてに開発環境のAndroidStudioが用意されている。
Googleはアマチュア開発者に優しいと言っていいだろう。
プログラミングが全くの未経験であればAppleのSwiftでもAndroidのJavaでも学習コストはそう変わりませんが、経験者ならJavaの方が楽だと思います。
ほとんど独自要素のないJavaなのでCでも経験があれば学びやすいです。
最後に残酷な真実を付け加えると、よほどあなたが秀逸なアイデアでも持っていない限り群雄割拠、レッドオーシャンど真ん中のスマホアプリ業界で企業相手にアプリ売り上げで勝つのは難しいです。
ただ、自分で書いたアプリが動いたときの感動はひとしおなので、プログラミングをしたい人にとっては決して無意味ではありません。
では皆さん! PCを買って消費者からクリエーターを目指してみませんか?