陰の実力者と戦う
Amazonは巨大です。それはもう無くてはならないほどに……
えっ? 通販なんてしてないって? ところがどっこいネットを使う以上ほぼすべての人がAmazonのサービスを利用しているのです。
「AWS」をご存じでしょうか? Amazonのやっているクラウドサービスです。
「クラウドって何?」という質問に答えるのは難しく、様々なサービスをホスティングしたり、ストレージを提供したり、計算能力を提供したり、ようはネットの何でも屋ですね。
なんとこのAWS、使わずに済ませるのは不可能なほど使われています。最近では金融機関でさえAWS上でシステムを構築しようとしている会社もあります。
第2回で紹介したsignalもAWSで運用されているそうです。
最近「GAFA」が話題になりましたが一番その4つの中で使用を回避することが難しいのはAmazonです。
もはやAmazonは通販サイトでは無く貸しコンピュータ屋です。
クラウドのメリットとしてはソシャゲでよくある「事前登録より初回参加者が多すぎてメンテナンス」に対してある程度早いレスポンスができます。
サーバを一台借りるとメモリやストレージの追加は手間です多めに見積もるかサービスが落ちてから考えるかです。
その点クラウドを利用すれば実体を借りるわけでは無いのでリソースが足りない! となったら業者に連絡してリソースを手軽に増やせます。
これ自体は悪いことでは無いのですが、ちょっと気がかりな点もあります。
それは「代わりのサービスが無い」ということです。
AWSの始まりではあまりの価格の安さに利益が出ないんじゃないかと言う声もあったそうですが今ではAmazonの基幹産業です。
Googleも同じようにクラウドサービスを提供していますが如何せんAmazonには及ばないのが実態です。
一つの業者に依存することの危険性はよく知られていますが、あまりにも強すぎて代わりが無い。
Googleの対抗サービスとしてはメタサーチエンジンの利用や、個人情報を収集しないduckduckgo等新興サーチエンジンの利用等から始めることができます。クラウド部分はどうにもしがたいですが……
Facebookはreactくらいしか重要プロダクトが思いつきませんでした……reactは確かにWebでよく使われていますが……
ひいき目も入っていますが、比較的良心的なのはもう一つの「A」Appleでしょう。
個人情報を売らない、たとえ犯罪者のiPhoneだろうとバックドアを付けないルールは曲げない。一本筋が通った感じがしますね。
まだスマホ回なのでPCでのブラウジングについては触れません、一番簡単なiPhoneからいくとBraveというブラウザをインストールしてそれでwebを見る、それだけでもトラッキング等には効果があります。
Androidの方は……Googleが親玉なので広告ブロックやトラッキング防止に消極的なんですよね、それで商売やってるんだから当然と言えば当然ですが……
一応Androidでも広告ブロック方法はあるのですが、ここが広告で成り立っているサイトなので言及はしません。
以上です、次回はもっとネット上で匿名でいたい方向けのテーマにする予定です。
ですので次回はVPNの必要性について騙りたいですね。
戦うとか書きましたがぶっちゃけ使わないのは無理ですね。
いかにして目立たないか程度しかできることはありません。