Pythonにおける基本データ構造
リスト、タプル、ディクショナリ!
ふぅ動揺した、明らかにクラス前に説明することを忘れてました。
この3つはデータ構造でありPythonにおいて外すことはできないものです。いやお前忘れてたじゃんって? ごめんなさい。
まずはリストからといいたいところですがまずはコレクションをイテレーションする関数を作りましょう。データ構造の頭からなめていく関数です。
幸いなことにPythonでは同じ関数で異なるデータ構造のイテレーションが可能です。
まずはこの関数を作るところから始めます。
def allItem(o):
for m in o:
print(m)
前回までの説明からなんとなく分かるでしょうがoというデータ構造をmに一つずつ取り出し表示します。
便利なことに今回のすべてのデータ構造に使えます。
まずはリストです。
Magic = ["ファイヤー","ライトニング","ウォーター"]
リストは追加、削除可能なデータ構造で大体何でも入ります。
allItem(Magic)
これの実行結果はこうなります。
ファイヤー
ライトニング
ウォーター
これが魔法の一覧になります。ここに新しく覚えた魔法を付ける場合以下になります。
print("フリーズを覚えた!")
print("魔法一覧")
Magic.append("フリーズ")
append関数で新しい要素(ここでは「フリーズ」を付け加えます。
実行結果はこうなります。
フリーズを覚えた!
魔法一覧
ファイヤー
ライトニング
ウォーター
フリーズ
ちゃんと「フリーズ」が増えていますね。これがリストです。
では物理攻撃一覧としてタプルを使ってみましょう
Attack = ("スラッシュ","バッシュ","パンチ")
あれ? リストと一緒じゃない?
いえ、よく見てください、括弧が丸いですね。これがタプルです。
これはほぼリストと変わらないのですが一番の違いとしてタプルは「イミュータブル」です。
イミュータブルと呼ばれているのでそう呼びましたが意味としては「変更できない」です。
allItem(Attack)
これで物理攻撃一覧は表示されます。
物理一覧
スラッシュ
バッシュ
パンチ
ただしappendは存在しないし削除もできないので気をつけましょう。
え? 変更できるリストだけでいいじゃんって?
まあプログラミングは変更可能な部分が少ない方が美徳とされているのでいいプラクティスとなることもあります、これはそういうものだと覚えてください。
最後にディクショナリ、辞書型ですね。
これの宣言は以下になります。
guard = {"sheeld":"シールド","wrist":"小手","helm":"ヘルメット"}
括弧がブレースという波括弧になっています、左がキー、右が値です。
使い方はこうなります。
guard = {"sheeld":"シールド","wrist":"小手","helm":"ヘルメット"}
allItem(guard)
表示はこうなります
sheeld
wrist
helm
値が表示されます。
辞書への追加はこうします。
guard["leg"] = "足装備"
これでキーはleg、値は足装備が追加されます。
以上がPythonにおけるよく使うデータ構造になります。
これは極めると奥が深いのですがまだそんな深いところに触れないのでとりあえずこれだけ覚えておきましょう。




