プログラミング入門、始まりはPythonでした。
皆さん! ここまで読んでくれた人の大半が「ハッカーっぽくねーじゃん!」と思っていそうなのでそろそろハッカーらしくキーボードカチャカチャしますよー。
まずはJetbrainsからPycharmをダウンロードしてください。
さらにGoogleでPythonと検索すれば出てくるページからPythonインタプリタもインストールしましょう。
Pythonにはバージョン2系と3系が現在あるのですが3系が今後の主流なので、今あえて2系を使う必要はないでしょう、ですから3系のPythonをインストールしてください。
注意点としてインストール時に環境変数に追加する(英語ならenvironmentがどうこう)というチェックボックスがあるのでそこにチェックを入れておきましょう。
自分で環境変数に登録することもできますがちょっと面倒なので自動でできるものは自動でしましょう。
あ、環境変数とはそのディレクトリにあるバイナリをコマンドラインから実行するときいちいち全パス(ファイルのある場所)を指定しなくて良くなります。
例
$C:\Python\python.exe hoge.py
が
$python3 hoge.py
で実行できるようになります、実際はもっと複雑ですが要はpython.exeの前の部分が必要なくなると言うことですね。
最初の「$」マークって何? と思われる方もいるでしょう、これは一般ユーザーで実行しているという意味です、コマンドラインから実行する場合はこのマークは無視してください。
ちなみに管理者権限で実行する場合は$が#になります。
これでPythonが使えるようになるわけですが、今回は統合開発環境を使います。
テキストエディタでも書けなくはないのですが、Pythonはインデントという行頭の空白が括弧の代わりをするので統合開発環境(IDE)を使用しないと非常に面倒です。
安心してください、一般的な機能しか使わないのならPyCharmにはコミュニティエディションがあり無料で使えます。
もちろん買っても構いませんがタダで始められるということは知っておきましょう。
さあ! ではハッカー第一歩を踏み出しましょう。
PyCharmを実行します、画像を載せたいところですが、画像付きで懇切丁寧にやると本格的に小説でもなんでもなくなってしまうため「小説家に」なろう、というサイトの建前を守るため画像は無しで行きます、大丈夫、迷うところはそんなにないですから。
起動すると設定を選んでと出てきますがここはお好みでどうぞ。
では今度こそ第一歩を踏み出します。
Create New Project をクリックしてください、私はプロ版を使ってるので多少違うでしょうがコミュニティ版にもあるPurePythonを選んでください。
Windowsの方は大抵さっきインストールした3系のPythonがデフォルト処理系として選ばれていると思いますがMac等では2系が入っているかもしれません。
Project interpreterから3系で実行するように選んでおきましょう。
そしてプロジェクト名ですが、まあここはかっこいい名前を選べば問題ないです。
ここは「なろう」なのでLocationのスラッシュで区切られた末尾がプロジェクト名なので「narou」と入れておきます、ダサいですかね……?
さあいよいよプログラミングです。
初回なので定番のHelloWorldから始めましょう。
HelloWorldって何? と言われそうですが、これはK&Rと呼ばれているC言語の昔々の解説書に
printf("HelloWorld");
と載っていたことに由来します。
何故この言葉を選んだかは今となっては書いた本人に聞くしかないのですが、プログラミングの定番的存在としてまずは画面に「HelloWorld」と表示させるのが定番となっています、慣習に従いましょう。
Pythonを選んだ理由ですが、オブジェクトも「扱うこと”も”できて」「スクリプト菜乃で修正が容易」というところが大きいです。
オブジェクト指向がJavaが世に出て以来ブームですが、これを初めからやろうとすると躓きそうなので、使わなくてもいい言語から始めようと思いました。
またPythonはPyCharmという非常に強力なIDEの無料版があるというところもポイントです。
システムを書くのでもない限りエディタで書くのはキツいです、Pythonは行頭の空白で処理ブロックを判断するのでエディタではタブと空白の区別が大変で面倒なのでIDEを素直に使いましょう。
まずは画面左に表示されているプロジェクトのファイル構造からフォルダ(ここではnarou)を選択して、右クリック→New→Python FIleと選択していってください。
良いプラクティスとしてはモジュールごとのフォルダわけなどもあるのですが、そういうのは詳しくなってからやりましょう。
ファイル名を入れるダイアログボックが出るのでかっこいい名前を入れてください。
私は面倒なので「narou」にしました。
すると左側にnarou.pyというファイルができたと思います。
これをダブルクリックすると編集画面が出てきます。そこに、
print("HelloWorld")
と書いてください、写経否定派なので上記をコピペでも構いません。
書けましたか?
では実行しましょう!
画面上のメニューバーからRunを選び再生マークをクリックします。
Runのダイアログが出るので作ったファイル名を選んでクリックします。
しましたか?
Windows下部にファイルの場所と「HelloWorld」その下に「Process finished with exit code 0」が出ましたよね?
ファイルの場所と下部の正常終了の通知は無視していいです。
あなたが作ったプログラムが"HelloWorld"と表示させたのです。
これを作ったのはあなた自身です、どうです? ワクワクしませんか?
ではここはなろうですしさっきのプログラムの括弧内のダブルクォーテーションで囲まれた文字を「こんにちは異世界」に変えてみてください。
そしてもう一度実行すると……表示される文字が変わります。
どんどん変えてみてください、楽しくなってくるかも?
なお2系のPythonではprintが関数ではないためこれでは表示されません。
また日本語を扱うのがちょっと難しいので簡単な3系で始めることをオススメします。
ロジック部分以外に文法に頭を悩ませるのは不毛ですからね。
これであなたも立派なプログラマです!
今回はここまでですが、IT業界のちょっと怖い話に、このレベルで炎上案件にPython経験者として放り込まれたという恐ろしい話がたまに話題になりますけど事実なんでしょうか?
事実なら大分怖い話ですね。
では以上でプログラミング第一歩とさせていただきます。




