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魔科学世界のリズ  作者: Luna(ルナ)
3章  神の使い
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55話  機械の完成

サイネリアたち3人の間に不穏な空気が漂っている時、リズたちはストックが待っているアジュガに走って向かっていた。



<バン!>



キキョウがいきよい良く扉を開けた。

扉が壁にぶつかった音に、アジュガにいるみんなは驚いていた。



何事かと、いつでも動ける体制になっているのが、キキョウの腕の隙間から見えた。



「ストック!魔法道具の罪障が集まった!」

「おお!貸してくれ。」



キキョウはボライトと、コルチカムの二つを渡した。

ボライトは見たことがあるが、コルチカムは見たことがなかったのだろう。



ストックはキョトンとした、驚いたような顔をしていた。

そして、キキョウに疑問をぶつけてきた。



「キキョウ。これはなんだ?」

「あぁ、それはコルチカムって言って、スピネルの卵よりも炎の属性が強くて品質の高い鉱石だ。」



『なるべく早く作って欲しい。』チェスが口を挟んだ。

しかし、説明を聞いてもストックはずっと困った顔だ。

多分、スピネルの卵じゃないため、スピネルの卵と同じように使ってもいいのかわからないのだろう。



しかし、しばらくすると決心を固めたようだ。

ストックはリズたちの方を向き



「うまくいくかはわからんがやってみる。」

「あぁ、頼む。」



ストックは自分の座っていた木の椅子とその側に何やら機械の原型が載っている木の長机に歩いて行った。

ドガッと椅子に腰を下ろし、機械の原型…というよりも、あとはボライトとコルチカムを入れるだけで完成するものと向き合った。



しかし、スピネルの卵を入れると思われしき場所にコルチカムはハマるのだろうか?

スピネルの卵とは違い凸凹としているし、大きさもスピネルの卵より小さい。



ストックは改良を重ねながらも、機械の完成を目指した。



ーーー



「できた!」



ストックの自信に溢れた大きな声で、少しうとうとしていたリズは飛び起きた。

ストックは自分の採掘バッグに機械を詰め込むと、扉の方まで歩いて行った。



「何かは知らないが急いでんだろ?なら早くいくぞ!」



リズたちもサッと準備を済ませ、ジェロンド山まで向かった。



ーーー



「うまくいくといいが……。」



いざジェロンド山につき、問題となっていたカルセベルの採集をしようとすると、やはり少し不安になったらしいストックが声を漏らした。



ボタンを押すと、コルチカムがピカッと赤色に光った。

そう思っていると、マグマが何かに引き寄せられるように機械の方へ近づいている。



「まずい!」



ストックは焦り、機械を止めようとしたが、時すでに遅し。

マグマはすでにコルチカムに触れていた。



しかし、機械は動きを止めることはなかった。

それどころか、コルチカムはマグマをどんどんと吸収した。

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