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魔科学世界のリズ  作者: Luna(ルナ)
3章  神の使い
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37話  フェード

リズ達はフェード達の暮らす街に来ていた。

しかし街というような風景はなく、大木と大木の間に吊り橋と思われるものがかかっているのが見えた。



「ここが街?フェードたちは本当にここにいるのかな?」

「探してみるしかないだろうな。さすがにこっちを見て攻撃はしてこないだろう。」



誰もいなければ話にならないため、リズ達は手当たり次第探してみることにした。



ーーー



奥へ奥へと進んでいくうちに霧が晴れ始めた。

先ほどまでは頻繁に見れた大木同士を繋いでいる吊り橋が見当たらなくなり始めた。



そして、霧が晴れても依然としてフェードが見当たらない。

どうしたものかと思っていると、少し遠くの木の裏から扉の音と共に1人?の人影らしきものが見えた。



リズはその人影を見つけると、大きな声でその人読んだ。



「おおーい!ちょっと聞きたいことがあるのー!」

「ばか!いきなり大声で人を呼ぶやつがあるか!」



チェスに注意らしきことをされたがもう遅い。

リズはすでに声をかけてしまった。



人影はこちらを向いたようで、随分と驚いてるようだった。

慌てた様子でこちらに近ずいてくるが……千和いてきているのはついさっき見た人影の無知主ではないであろう。



狐のオプティルトだった。

狐のオプティルトは早足でこちらに駆け寄ってきて



「こっちきて!」

「え?いや俺たちは……」



「いいから早く!」



狐のオプティルトに催促され、わけがわからないまま狐のオプティルトについていく。

狐のオプティルトが連れてきたのは、先ほどリズ達が人影を見た場所だった。



その木の裏にはドアが付いており、狐のオプティルトは器用に扉をあけてリズ達を家の中へ押し込んだ。



ーーー



押し込まれて入った場所は見た目に比べて広く、人間が住んでいるような生活感のある家だった。

とてもオプティルト1人で住んでいるようには思えない、などと考えていると、狐のオプティルトはドアを閉めて



「こんな時間に何してるんだ!?そもそもなんでこんなところにいるんだ!?」

「小生たちはフェードを探していただけだ。あと、質問したいのはこっちだ。なんで急にここに連れ込んだ?だいたいオプティルトが1人で住んでるにしては人間味がありすぎるぞ?」



「ここは僕の家だ。あと僕が君たちの探しているフェードだ。」




狐のオプティルトはそう言うと、その場でジャンプし宙返りをすると、なんと人間の姿になったではないか!



「あなたがフェード?それに今のは……。」

「どうやら君たちは何にもわかってないみたいだね…仕方ないから僕が説明するよ。」



僕たちフェードはよく妖と呼ばれているけど、実際はミスリルと似たようなものだよ。」



レオがミスリルという言葉に反応した。

彼もミスリルのため、似たような種族のことが気になるのだろう。



「ミスリルは普段しっぱや耳を隠しているだろ?でも僕たちは隠すことが出来ないんだ。」



『ミスリルたちは元からできるみたいだけどね。本能的何かなんじゃないかな。』と、彼はそう言った。

隠すことが出来ない。



ミスリルたちは魔法を使わずとも隠すことができるらしい。

それがミスリルの本能的なにかだそうだ。



しかし、フェードにはその本能的何かが備わっていないみたいだ。

しかし、魔法を使えば尻尾や意味を隠して人間界でも生きていけるのではないか?



そう考えたソレイユは狐に変身できるらしいフェードに質問をした。



「どうして?魔法で隠せば人間界でも生きていけると思うのだけど…。」

「君たちも魔法の属性と持てる限界、それから属性によって使える魔法を習っただろ?」



レオを除く3人はポカンとした。

彼女らは本格的な魔法の授業に入る前に人間界から脱走したため、最低限の知識しか持っていない。



今ここにはいないオスマンは魔法基礎の授業自体は受けていないが基礎レベルの知識は持っているらしい。

チェスが魔法基礎を知っていないことに意外性を感じたのはリズだけではないはずだ。



「まさか……知らないのかい?」

「俺たちは基本的な授業を受ける前に国から逃げたから知識は最低限しか持ってないんだ。属性によって使える魔法までは知らない。」



チェスに言われたことに衝撃を受けたようだ。

なかなか話が進まないことに焦燥感を煽られながら、リズたちは目の前にいるフェードが話を進めてくれることを待つ。



「その話からか…属性については知ってるよね?」

「まぁ、11属性は全部知ってるけど…」



「そこさえわかれば簡単な話だ。いいかい?属性によって使える魔法が違うんだ。詳細は省くけど、光属性を持ってる奴じゃなきゃ何かを隠す魔法が使えないんだ。」



彼はなぜ光属性じゃなきゃものを隠す魔法が使えないのか説明してくれた。



ものを隠す魔法は蜃気楼のように異常なまでの光の屈折を起こして、ものを隠すという魔法だそうだ。



「だから俺みたいに光属性を持ってないやつは耳や尻尾を隠すことができなくて、人間界じゃ生きにくいからここで暮らしてるんだ。」



「ごめんなさい。あまり聞かれたくないような話をさせてしまって。」



ソレイユは相手の気持ちを思い、彼に謝罪した



「いや、運が悪かったとしか言えない話さ。次になんでここにいるかって聞いた理由を言うよ。」



彼は間を開けた後



「ここに人間がいるのはおかしいんだ。それに、フェードの大多数は人間が嫌いだから、ここにいたら危害を加えられる可能性があるんだ。」

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