プロローグ?・2
読んでも、読まなくても、どっちでも構いません。
本編では、大きく関わってきません。
久世 悠斗
高校一年になってから、入学式の日に死んでしまった。
彼は、いつも孤独だった。話す人はいたが、それだけだった。気が合うかな?と、思っても転校することになる。
彼が、ライトノベル、所謂、ラノベを読み始めたのは友達がいなかったからだ。親も、基本家にいなく、たまに帰ってきたと思えば、引越しの準備をしろと言われる。
学校では、独りでラノベを読み、いつしか、周りと関わらなくなっていた。いや、正確には、関わってくれる人も沢山いたが、どうせすぐに転校すると思って、本人も気づかないうちに、他人に対する壁を作ってしまっていた。
周りのいた人たちも、それを知ってか知らずか、『久世 悠斗』に関わらなくなっていった。
人によっては、孤独になったのは自業自得ではないのか?
自分から行かなかったせいではないのか?と、言いたい人もいるだろう。
だが、仲良くなってもすぐに離れ離れになってしまうのなら、別にいいや、と思ったのは仕方の無いことだったのではないだろうか。
彼は、夢があった。夢はあったが夢のない話だった。その内容は、不労取得で生活することだった。
彼は、仕事はこなすが働きたがらない正確であった。ここで彼の行動基準を紹介しよう。
⒈必要であるか ⒉仕事 ⒊めんどくさい である。
なんとなくわかっている人もいるだろうが、彼は、めんどくさがりなのだ。
⒈と⒉そして⒊が矛盾しているように感じるだろうが、これは少しかんがえればわかる話で、必要なことをしない人は、間違いなく嫌われると、思っているからである。
そして⒉は、上記に記載したとうり、彼は仕事ならば、割としっかり行う人だった。というより、仕事自体は嫌いではなかったが、働くというのは好きになれなかった。
矛盾していると思う人もいるだろうし、分かる とおもう人もいるだろう。
こんなふうに、あやふやで、矛盾しているのが彼だ。
彼には、悩みがあった、自分では笑ったつもりなのに、「笑ってない」・「無表情」と言われてしまうことだった。
そのせいか、いつしかから家ではとてもテンションが低いのに(オタク関連は省く)学校では、明るく振る舞うようになっていた。
だが、普段はいいのだが、察しのイイ人は「えーなんか嘘っポーイ」と素で言ってくるので本人は焦ったりしている。
さらに、最初から明るく振舞おうとすると、相手が何故か気味悪がっていた。何故か知る機会があったのだが、人はだいたい三十秒で、第一印象が決まると言われているが、その第一印象は、『わからない人』だったそうだ。
要するに、『久世 悠斗』は、かなり不器用性格なのだ。
くだらない話を、すみませんでした。主人公の情報の補足のつもりです。