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鬼霪砦

 砦の中は、異常とも思えるほどの熱気に溢れかえっていた。

 道行く人のほとんどは武装しており、怪我人も目立つ。

 怒号が飛び、騎乗した戦士たちが走りすぎるのを脇にどける。

 最前線なんだ、と改めて感じさせられた。


 冒険者ギルドは門をくぐってすぐのところにあり、通りをまたいでから間もなく到着した。

 ギルドの建物は導都のそれよりも大きくて立派だった。

 傭兵ギルドも隣り合っており、需要の大きさがうかがえる。

 ギルドの中もまた、熱気に溢れていた。


 体格のいい男たちがひしめきあっているような状態だったので、私は≪通信≫で聞いた。

{クレアちゃん、ギルドに着いたんだけど、どこにいるの?}

{ああ、3階にいる。階段から上ってきてくれ}

{わかったー}

「絢佳ちゃん、3階だって。行こう」

「はいです」

 私たちは手を繋いで、人混みの間を縫って階段に辿り着いた。


 私たちには大きめの段差のついた石段を軽くジャンプするような感じで軽快にのぼっていく。

 3階に着くと、クレアちゃんが待っていてくれた。

「お帰り、祝。絢佳も」

「クレアちゃん、ただいま」

「ただいまです」

「こっちだ」

 クレアちゃんは、階段を上ってすぐのところにある扉を開いた。


 中には、大きな机があって、こちら側にパーティのみんなが座り、向こう側に魔導騎士らしき人物などが座っている。

 そして、奥の上座には偉そうな人物がいた。

 私はみんなに目で挨拶すると、立ち上がった壮年の男性に目を向けた。

 黒人の魔導騎士で、無精髭を生やして人好きのする笑顔をしていた。

「俺が今回の作戦の司令をやっている特務隊長、「究竟」埜木(のぎ)慶紀(よしのり)ってもんだ。よろしくな。あんたが「姫騎士」の不解塚祝ちゃんかい?」


「はっ、はい。「姫騎士」不解塚祝です。はじめまして」

 私は背筋を伸ばして返答した。

「じゃあそっちが、」

「恋ヶ窪絢佳です」

 埜木司令が言い終わる前に、絢佳ちゃんが答えた。

「なるほどなぁ」


 無精髭の生えた顎を撫でながら、埜木司令は私たちをまじまじと見た。

「その年で随分と活躍しているようだが、確かに実力はあるみたいだな」

 と、値踏みしたようなことを言ったが、すぐに脇にいた若い男性が、

「閣下、そんなことよりもまず挨拶を終えてください」

 と言った。

 その男は白人で、見た感じ騎士っぽくあるが、魔導騎士ではないようだった。


「おっと、そうだったな。こいつは、傭兵隊長のエッカルト・ルセックだ」

 と、親指で指し示しながら言う。

 エッカルトさんは不満そうだが、なにも言わずに私に目礼してきた。

「それから、そっちのが、冒険者ギルド長の会澤(あいざわ)ガブリエーレ」

 エッカルトさんの隣に座る混血の若い女性だ。

「閣下、そっちのはひどいではありませんか」

 ガブリエーレさんは、不満を口にするタイプのようだ。


 しかし、埜木司令はそんなこともお構いなしに続けた。

「上座にいるのが、ここの聖フィアス教会「祭主」パール・パームさんだ」

 パールさんは壮年の白人で、難しい顔をして私の方を見ていた。

「あと、この場にはいないが、祝ちゃんたちとの連絡役に魔導騎士と「魔導師」をひとりずつつける。あとで紹介しよう」

「はい。わかりました」

「じゃあまずは、作戦についての話をしよう。エッカルト、頼む」

 埜木司令は、しよう、と言いつつエッカルトさんに丸投げした。


「閣下、なんですかそれは!?」

「そうです。もっとしゃんとしてください!」

 エッカルトさんとガブリエーレさんのふたりは、真面目なのだろう、口を揃えて文句を言った。

「誰が話そうが一緒だろう? じゃあ、ガブリエーレちゃん、頼むわ」

「誰がガブリエーレちゃんですか!」

 そのとき、んんっ、とわざとらしい咳払いがした。

 パールさんだ。


 みんなの視線が集まる。

「君は確かに強い魔力を持っているようだが、本当に大丈夫なのかね? 「妖術師」は強大で狡猾だ」

「大丈夫です」

 私は即答した。

 彼は驚いたようだが、すぐに言い返してきた。

「その根拠はなんだね?」

「私たちの実力です」


 私の返答に、パームさんは絶句する。

「その実力の根拠をお伺いしたいですね」

 ガブリエーレさんが言う。

「「魔妖剣」と「魔霊王」、それにレッドスケルトンを倒した経験が根拠です」

「しかし「死鬼王」と戦ったことはないのだろう? 「幽王(リッチ)」や吸血鬼(ヴァンパイア)とも?」

「確かにありませんが、みんなで力を合わせれば、敵ではないと思います。むしろ、」

「――敵ではないだと!?」


 私の言葉を遮って、パールさんが叫んだ。

「ただの強敵ではないのだぞ! 本当にわかっているのか!?」

 私は、冷静に言葉を継いだ。

「むしろ、問題なのは「黒書の欠片」ですね。でもこちらも、対策はしてありますので撃退自体は可能です。逃げられないようにすることが、難しい点でしょうか?」

 私の言葉に、部屋の中が静まりかえった。

 見れば、パールさん以下、パーティのみんな以外の全員が硬直していた。


「今、なんと?」

 沈黙を破ったのは、エッカルトさんだった。

「「黒書の欠片」と言ったか?」

「はい、言いました」

「そんな話、あり得ないだろう?」

 私の言葉をエッカルトさんが否定した。

「「黒書」など、遠い昔の話だ。何故、そんなものの名前がここで出てくる?」


「えっと、かの「死鬼王」が「黒書の欠片」であることが、まず間違いのないものだからです」

「何故そこまで言い切れるのですか?」

 今度は、ガブリエーレさんが言った。

「レッドスケルトンと戦ったときからの判断です」

「意味がわかりません」

 私はクレアちゃんを見て、

「<死勁>の話はしてないの?」

 と小声で聞いた。


 クレアちゃんは首を振る。

「レッドスケルトンが、<死勁>を持っていたからです」

 私が言うと、また、彼らが硬直した。

「いや、それ言っちゃってよかったのか?」

 クレアちゃんが心配そうに聞いてくる。

「でも、それを言っておかないと、多大な犠牲が出ちゃうでしょ?」

「――君は馬鹿にしてるのか!?」

 エッカルトさんが、机をバンっと叩きながら叫んだ。

「君は「変世の大禍」を知らないのか!?」


「知っています」

 私は、エッカルトさんがまたなにか言う前に言葉を継いだ。

「知っていて、言っています。「黒書」の輩が、今、この世界を脅かしているんです。その尖兵のひとりが、「死鬼王」なんです」

「馬鹿な……」

 呟いたのは、パールさんだ。

「本当なんです。「魔妖剣」は一度、倒しましたが、「黒書の欠片」となって復活してきました。そして、<死勁>持ちのレッドスケルトンと戦いました。こんなことを「変世」以降の「世界法則」の下でできるのは、「黒書教団」くらいのものなんです」


 もちろん、「妖書」のことは敢えて口にしない。

「祝さんの言ったことがすべて真実であることは、「杜番」であるあたしが保証します」

 沙彩ちゃんがそう言うと、みんなは、愕然とした表情を浮かべる。

 それは埜木司令も例外ではなかった。

「本当、なのかね?」

 パールさんが、沙彩ちゃんを見ながら言った。

「はい。誓って、本当のことです」


 部屋の中に、重い静寂が降りる。

「ですから、「死鬼王」は私たちが倒します。見つけ次第、連絡をくださるようにお願いします」

 私の言葉にも、反応がない。

「あとは、えっと、民衆に不安を抱かせないように、対象を絞ってこのことを共有してもらいたいです。下手に犠牲者を増やしたくありませんから」

「……どうやってそのことを知り得たのか教えてもらいたい」

 絞り出すように言ったのは、パールさんだ。

「申し訳ありません。それは、魔導皇聖下の勅命で箝口令が敷かれていますので、お答えできません」


「では、魔導皇聖下はご存じなのだな?」

「はい」

 私はうなずく。

「信じられん。信じられんが、それでは信じるしかないようだ」

 パールさんが、苦悶の表情を浮かべる。

「参ったね、こりゃ」

 そう言ったのは、埜木司令だ。


「作戦を抜本から見直さなくちゃならないってことか」

 埜木司令はそう言って、腕を組んだ。

「さて、どこから手をつけるか」

「閣下、緊急会議を招集しましょう」

「そうですね、急がないと」

 エッカルトさんとガブリエーレさんも再起動できたようだ。


「軍部は問題ないとしても、一般の参戦者にどこまで話したらいいんだ?」

 埜木司令はふたりに問いかけるように言った。

「まずは軍に限って話を通しましょう」

「そうするか……」

 埜木司令はそう言うと、私の方を見た。

「今の話を会議の場でもしてもらいたいんだが?」


「それは、あたしがしましょう」

 受け答えたのは、沙彩ちゃんだった。

「みんなはその間に準備を整えておいてください」

 私はクレアちゃんを見た。

 クレアちゃんもうなずいている。

「うん。わかった。じゃあ、お願いするね」

「はい。任せてください」


「まあ確かに、「杜番」の発言なら誰しも納得するしかない、か」

 埜木司令のその言葉で、話は決まった。

 私たちは沙彩ちゃんを残して部屋を出た。

 そして冒険者ギルドの裏口に止めてある魔導車両に乗り、指定された宿屋に移動した。



 宿屋は大きくて綺麗なところが用意されており、そこの大部屋に通された。

 みんなは思い思いにベッドに腰掛けて、私は謁見の間であった出来事を話して、

「えっとだから、みんなに<妖詩勁>を直接、与える必要はなかったの。ごめんなさい」

 と、頭を下げた。

「今さらいいよ。便利な力だし」

 とはセラちゃんだった。

「そうだな」

「気にされなくて構いませんわ。むしろ祝ちゃんとおなじくなれて嬉しいですもの」


「みんな……。ありがとう」

 私は改めて頭を下げる。

「そんなことよりも、祝ちゃん自身は、ほんとに大丈夫なんですの?」

 リィシィちゃんが言う。

「「妖書」には「黒書」に汚染されない力があるから、大丈夫だと思う」

「そこは心配いらないです」


 絢佳ちゃんが保証してくれて、リィシィちゃんも納得したようだった。

「それならいいんですけれど」

「しかし、本当に「死鬼王」の「黒書の欠片」を倒せるのか?」

 クレアちゃんが言った。

「うーん。ほんと言うと、わかんない。でも、勝てないってことはないと思う」

「絢佳はどう思う?」

「今のみんななら勝てると思うです」


 絢佳ちゃんのお墨付きをもらって、私も少し安心した。

「問題は、逃げられないようにすることじゃないかなって思うんだ」

 私がそう言うと、

「私にアイディアがあるんだ。でもできるかどうか、わからなくて、助言が欲しい」

 と、クレアちゃんが言った。

「どういうこと?」

「<妖詩勁>に「領域」作成という追加能力があるだろう? あれを≪結界≫のように使えないかと思って」


 確かにその能力はある。

 しかしそれは、大規模な≪結界≫を作って、そこに何らかの力を付与するという力だ。

 それを簡易化することはできるとは思うが、それが手段として正しいのかまではわからない。

「<龍姫理法>ではだめなのかな?」

「それだと、<龍姫理法>や<姫流剣術>で簡単に解除されてしまうだろう?」

「そっか」


「そういうときは、<個人本性>を作るといいです」

「<個人本性>?」

「そうです。自分専用の<勁力>、それが<個人本性>です。特に作りたい能力が廉価版なら、それが一番お得です」

「ふむ」

 クレアちゃんは腕を組んで考え込んだ。

「いっそのこと、祝ちゃんが作って、みんなで共有したらどうです?」

「えっ、私?」


 絢佳ちゃんの言葉に、私は驚いてしまった。

「そうです。みんなで「妖書」の力を落とし込んでいけば、より一層、全体の戦力アップにも繋がるです」

「はいはーい!」

 雫ちゃんが手を挙げながら元気よく話に入ってきた。

「ボクも「領域」を使った力を考えてたんだよー。だったらそれやろうよー」

「どういうのを考えてたんだ?」

 クレアちゃんが聞くと、

「んーとね、「領域」内で<癒勁>の自動回復効果が付与されるっていう感じのやつだよー」


「それはいいな」

「でしょー?」

 私は、リィシィちゃんとセラちゃんにも聞いてみた。

「ふたりはどんな風に<妖詩勁>を使おうと思っているの?」

「わたくしは、「黒書」と<黒勁>の破壊ですわ」

「あたしは、<気勁>を会得して、その力を使った<新武術>を作ろうと思ってたんだ」

「なるほど」


 みんな、いろいろと考えてくれていたらしい。

「じゃあ、それをやりやすくできるんだったら、やってもいいよ。私が<個人本性>を作って、それをみんなが会得できるようにすればいいんだよね?」

「そうです」

 絢佳ちゃんがうなずく。

「えっと、じゃあ、沙彩ちゃんが帰ってきてから、本格的に話し合うことにしようか?」

 と私が言うと、


「そうだな」

「それでいい」

「問題ないですわ」

「いいよー」

 みんなも同意してくれた。



 それからみんなで各々の能力などを話し合っていると、沙彩ちゃんが帰ってきた。

「沙彩ちゃん、お帰りなさい」

「ただいま帰りました」

「どうだった?」

 クレアちゃんが単刀直入に聞く。

「ひとまず、話は真実であるということを周知させてきました。作戦などはこれから練り直すということでしたので、あたしは帰らせてもらいました」


「沙彩ちゃん、おつかれさま」

「ありがとう、祝さん」

 私は早速、先ほどの話を沙彩ちゃんにした。

「そうですか。あたしは、武装をアーティファクトにしようと考えていました」

「おおー、アーティファクト! 強そうー!」

 雫ちゃんが声を上げた。

「そうですね。武力を堅実に上げるのが、あたしには一番かと思いまして」


「確かに心強くなるな」

「わたくしもいいと思うです」

 クレアちゃんと絢佳ちゃんも賛成のようだった。

「それで、<個人本性>だけど、一日くらいで仮の、というか中身のまだないものは作れると思う。ただ、名前をどうしたらいいかな?」

 私は、こういうのが苦手だ。

「<祝勁(ほかいけい)>でいいんじゃないです?」

「やだ」


 絢佳ちゃんの案は即断した。

 自分の名前つけるとか、恥ずかしいにも程がある。

「じゃあ、どんなのがいいんだ?」

 とクレアちゃんに聞かれるが、それに答えるのも難しかった。

「うーん。どんなのって言われると、こういうのがいいっていうのがあるわけじゃないんだよね」

「どんなのがいいんだろうな?」

「難しいね」


「<妖姫勁(ようきけい)>なんてどうかしら? 「妖書」の姫さま(・・・)っていうイメージで」

 リィシィちゃんがとんでもないことを言った。

「ちょっ、」

 私は遮ろうとするが、

「なるほど!」

 クレアちゃんがうんうんとうなずいていた。

「なるほどじゃないよ!?」

 姫さまプレイはほんと、勘弁して欲しいのだ。


 しかし、そこで雫ちゃんが言った。

「そこはさー、<姫詩勁(きしけい)>とかどうかなー? 詩姫(うたひめ)ってゆー感じでさー」


「「「それだ(です)(ですわ)!!!」」」


 みんなはなにかを成し遂げたかのような表情でうなずき合っていた。

「祝ちゃんにぴったりですわ!」

「でしょでしょー?」

「これしかないって感じだな」

「そうですね」

「わかる」

「わたくしも、いいと思うです」


 満場一致だった。

「ええーっ」

 不満の声は、私ひとり。

 孤独を感じる瞬間だった。

 私がうなだれている横で、みんなはキャッキャと盛り上がっている。

 そんなにいいかなぁ?

 うーん。


「ほらー、そうと決まれば早く作ろうよー」

 雫ちゃんが抱きついてきて、身体が揺さぶられる。

「うー。もう、決まっちゃったんだ」

「決まったでしょー? ねー、ほら早く-」

 雫ちゃんのいい匂いが漂ってきて、なんだかもう、それでいいような気になってきた。

「うー、わかったよう」

 私は頭の中で、<個人本性>の設計図みたいなものを思い描く。


 まだ力の中身は決まっていないが、今はそれでいい。

 すると、自分の魂から「力の殻」のようなものが表れてきた。

 私はそれに<姫詩勁>と名付けると、即座にそれが私の<個人本性>――<姫詩勁>となった。

「できたよー」

 そして私は<姫詩勁>に、パーティ「黒百合」が会得できるという条件を付与する。

「お。ほんとだ」

 クレアちゃんが驚きと喜び、半分ずつのような声を上げた。


 ほどなく、みんなが順次、会得していったのがわかった。

「あれ? 絢佳ちゃんも会得したの?」

「会得しようとしてだめだったらそのとき、と思ってやってみたです」

 そう言って笑う絢佳ちゃんは、なんだか嬉しそうだった。

「そっか」

 私は、名称のことはもうどうでもよくなってきた。

 みんながこんなに喜んでくれているなら、まあ、いいとしよう。



 作戦会議は紛糾し、終わるまでに4日を要した。

 その間に、私たちは<姫詩勁>の調整と、各自の能力開発などに時間を費やしていた。

 埜木司令に呼ばれて、みんなで冒険者ギルドの会議室に行く。

 戦いの、開始だ。

<詩姫勁>を<姫詩勁>に変更しました

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