喫茶で恋して
子どものころ、喫茶店はどこか大人びた場所で憧れだった。薄暗い店内、大人たちはコーヒーを飲み、思い思いの時を過ごす。待ち合わせをするサラリーマン、本を読む老人、見つめ合う恋人達、ひと時の有閑を過ごす主婦。それぞれ全く異なるタイプの人間たちが同じ空間に身を寄せる喫茶店。この不思議にも調和された空間が、子供心に魅力的に感じた。
喫茶店には性格も性別も世代も思想も、全てが異なる人間が集まる。もしも、ひょんなきっかけからこの喫茶店の客たちの人生グラフが交わった時、きっと喫茶店にはハリウッド映画にも勝るとも劣らない劇的な物語が始まるはずだ。たぶん。
喫茶店には性格も性別も世代も思想も、全てが異なる人間が集まる。もしも、ひょんなきっかけからこの喫茶店の客たちの人生グラフが交わった時、きっと喫茶店にはハリウッド映画にも勝るとも劣らない劇的な物語が始まるはずだ。たぶん。
トマトジュース
2017/03/20 19:47