5DAY
5DAY
商業地区 米子デパートメント 地下駐車場 2:25
夜が更けると電力供給を遮断された商業地区の光源は月明かりしかない。
勝達はデパートの地下に入り込み周囲をゆっくりと見渡す。
死体置き場にでもなっているのか、車両はなく積みあがる遺体だけだ。
メガフロートの混乱からそう時間は経過していないので腐敗臭が差程ではないのが救いだった。
ナイトビジョンを身に着けた兵士が先導すると、後続から勝達も駐車場を進む。
やがて非常口が前方に見えると、壁際に背中を着け注意深く接近する。
<隠蔽>(10) <1D20>1
非常ドアの扉をゆっくりと開けると、一呼吸の間 時間を置いて突入する。
其処には見張りと思しき一人の男がパイプイスに座って眠っていた。
兵士は懐から注射器を取り出すと男の口を塞ぎ、内溶液を注射する。
男は目を見開いて背後にいる兵士に手を回すが、やがてその抵抗も納まり力なく両腕を垂れた。
続く正面の両側にはドアとその先の曲がり角には非常階段を示す非常灯が見える。
ドアの鍵はかかっていないようで、ドアノブを回すと音もなく開いた。
両側にあるドアを一ずつ確認、ドアの先は備品倉庫で、もう一方は警備室のようだ。
勝は備品倉庫に反応の無くなった見張りの死体を押し込むと非常階段へと向かう、兵士は頭部のアクトビジョンを切り替えて何かを探査しているが、罠の類はないようだ。
勝は非常階段に足をかけようとしてその動きを止める、上階から聞こえてくる微かな音に気付いたのだ。
勝は先導する兵士の腰を叩き、耳元に手の平を当てるジェスチャーをすると、兵士も音に感付いたのか小さく頷いた。
<隠密>(10+1) <1D20>6
デパートメントは地上四階地下二階の構成となっている。
上から屋上駐車場・イベントホール・テナント・食品売り場・地下駐車場・アクアリウムという構成だ。
地上一階と屋上は教団の襲撃に備える為に封鎖している筈である。
階段を上がり二階まで辿り着くと、店内の音がはっきりと聞こえ始めた。
どうやら大音量のダンスミュージックを流しているようだ。
「別にコソコソせんといても、えぇんちゃう?」
余りの相手の素人っぷりに呆れた様子で文吾が言葉を放つ。
勝は何の事だとばかりに首を傾げて階段を昇った。
兵士が防災シャッターの端末まで近付くと、勝に手招きをする。
勝は工具箱からBIoTを取り出して端末に接続すると、施設内のセキュリティチェックを開始した。
IoTを統括して操作可能な共有OSによって管理されている為にどの端末からでも操作可能なのだ。
勝は端末にケーブルを差し込みBIoTからセキュリティプロトコルに直接接続、兵士の指示に従って二階テナントに存在するあらゆるシャッターを稼動させた。
「おい、なんだ!? 止めろ! 音楽を止めやがれ!」
先程まで女に跨って腰を振っていたリーダーと思しき男が、尻を丸出しにしながら部下に命令する。
しかし周囲に巻き起こる騒音と注意力の散漫さからその声が届く者はいない。
屋上からの侵入部隊が投げ込んだガス手榴弾の放つガスが換気口から流れ出てくると、暴徒達はその場で昏倒し始めた。
勝は換気口の稼動も停止するとガスが完全に回るまで待機する事にした。
「プランAだけで余裕だったな」
「成功したんはえぇけど、このダボハゼどもどないすんのん?」
「ハゼは食ったことがない。伊波さんは?」
「俺もない、東京近海で採れるんだっけ?」
文吾の疑問に噛み合わない言葉で返す勝と末吉だった。
やがてガスが回り切ると勝は再びシャッターを稼動させて全域を開放させる。
ガスマスクを装備した別働隊が二階へと押し寄せると、床に転がっていた暴徒達の頭部に一つ一つ銃弾を撃ち込んでいる。
男女の区別も無いようで射殺した遺体は窓から外へと投棄されている。
施設の占領作業は夜を徹して行われ、勝達はバリケードの構築に駆り出された。
<建造>(12) <1D20>7
<探索>(12) <1D20>9
デパートメントの全周には巨大な窓ガラスが張られており、これを全て破砕する上で上階に防御陣地を築いた。
丁度階下の駐車場が見下ろせるようになっていて、二階と三階にある機関銃座から敵を狙い撃ちにする事が出来る。
ロケット弾等の防護対策には装甲車から取り外した、アクティブ防護システムによる防御を仮設置。
地下駐車場と一階は完全封鎖後、死体置き場として新入りを積み上げる。
デパートメント内の倉庫を確認すると、周辺から運び出してきたと思われる大量の物資が整理もされないまま無造作に放置されており、合同軍が接収して利用することになった。
商業地区 米子デパートメント イベントホール 7:50
周囲には各地から集まってきた市民と合同軍の兵士が混在している。
勝達のように成り行きで協力したまま、そのまま隊伍に加わった者達だ。
メガフロートの人口は六八二万人前後に達し、その半数が暴徒化したとしても排除には相当な量の武器弾薬が必要となる。
それに加えてメガフロート内に駐留していた防衛戦力は高々一二万人に過ぎなかった。
配備されている銃器の数と、銃弾の備蓄量もそれに比例している。
言ってしまえば、日米合同軍の手で敵対勢力を排除する事は備蓄量から類推して数学的に不可能だったのだ。
「勝、少しいいかな」
「ジャクソン? 港湾地区へ行ったんじゃ?」
「少々想定外の事態が起きた。我々は脱出よりも防衛に専念することになる。協力者が必要だ」
戦場での数字は絶対だ、銃弾が足りていないという真実を誤魔化してしまえば、その影響は前線に及ぶ。
数字の現実を前にして練度や根性などなんら価値を持たない。
その上でジャクソン曹長は形振り構う事なく市民達に協力を求める。
物資の拠出や後方への参加でも前線に兵を回せる余裕が生まれる為に歓迎された。
そんな中で勝達に与えられたタスクは放送局の奪還である。
「君達には米子放送局の奪還作戦に加わって欲しい」
「相手は“奴”等?」
「現地を占拠しているのは屍食鬼教団だ」
今までにも何度か交戦して苦戦していたラストバタリオンが相手ではないと知って勝は内心安堵していた。
暴徒達は昼間には活動的ではない為に、昼から押し込んで取り返す作戦である。
地下街にある連絡通路から放送局地下への侵入を任された。
四人は軽く仮眠を取ると配給されていたパンを齧りながら適当に腹に詰め込む。
何時ものメンバーで装輪車両に乗り込むと、一路放送局へと車を走らせた。
商業地区 米子放送局前 地下街入り口 11:44
地下街への入り口はデパートメントからも然程遠くない場所にある。
地下へと伸びる階段に明かりは点っておらず、非常灯以外に光源はない。
兵士が斥候として先頭に立つと、勝達は静かに彼の後を続いた。
ナイトビジョンから見える地下街の光景はおそらく物資を狙ってやって来た所を襲われたのだろう、死体がそこら中に散乱しており悲惨の一言だ。
<直感>(10) <1D20>13
勝はその光景を見て奇妙な違和感を感じたがそれが何かまでは分からなかった。
やがて前方に目標である放送局連絡通路へと繋がっているドアを発見する。
周囲から呼吸と衣擦れの音が聞こえ、ひたひたと裸足の足音が近付いてくるのが耳に入る。
光源のない最中で何故彼等がやられてしまったのか、ここに来て勝はようやく気付く事となった。
暴徒達はその研ぎ澄まされた五感によって、些細な物音や臭気を感じ取り追跡する事ができたのだ。
イニシアチブ(9) <1D20>18
<鉄パイプ>(8-3) <1D20>5
<バット>(8-3) <1D20>8
<バット>(8-3) <1D20>17
<木材>(8-3) <1D20>1
<木材>(8-3) <1D20>4
<1D6>2-2=> 0
<2D6>2+3+<1D6>5-2=> 10
<防御>(5+1) <1D20>4
兵士 7/12
前方の曲がり角から声にならない叫び声を上げて暴徒達が流れ込んでくる。
総勢一六名ほどの暴徒は手に手に凶器を持ち、先頭に立っていた兵士に向かって木材を振り下ろした。
兵士は一撃目を暴徒の腕を掴み捌くが、二撃目に振り回した横薙ぎの木材を頭部に受け。
末吉に向かって叩きつけた鉄パイプはボディアーマーに接触して鈍い金属音を鳴らすだけに留まる。
通路が狭い為に暴徒から囲まれる心配はないのが唯一の幸運だった。
「距離を取るぞ! 下がれ!」
「いきなり団体さんでお出ましかい!」
SIG SAUER P230JP(10-3) <1D20>1・18・15・5・8
スレッジハンマー(17) <1D20>12
<3D8>7+6+6+3=> 21
<1D10>3+<1D8>4+1=> 8
文吾は当たり構わず拳銃を発砲すると密集した暴徒達の群れに着弾する。
その内の一人の頭部に銃弾が食い込むと前のめりに倒れ背後にいた暴徒が乗り越えバットを振るった。
勝が飛びかかる暴徒の腰をスレッジハンマーで叩き付け、殴り付けられた男は体がくの字になって壁際に飛んだ。
状況は悪いが、余りにも敵との距離が近過ぎる為に安易に爆発物を使えば巻き込まれる危険性がある。
末吉は小型圧縮ボンベの弁を開くとネイルガンの引き金を引き絞った。
<ネイルガン>(7) <1D20>7・14・17・13・6・9・4・7・13・6
<コルト AR15A4>(12-5) <1D20>14・4・14・4・6・3・1・3・6・8
<5D4>2+1+4+3+2+5=> 17
<8D8>5+2+8+6+2+6+3+4+9=> 45
小気味良い音を立てネイルガンから釘が発射され暴徒達へと降り注ぐ。
威力は大した物ではないが、反動がほとんど存在しない為に取り回しが簡単だ。
負傷した兵士も腰溜めに自動小銃を構え、暴徒の群れに対して射撃を行う。
通路がほぼ暴徒の体でひしめいていた結果、銃弾の多くは男達の肉体に着弾する。
襲い掛かった暴徒の内、九名を問題なく処理、残り七名を残すのみとなった。
<消化斧>(8-3) <1D20>10
<ガラス片>(8-3) <1D20>20
<木材>(8-3) <1D20>14
<木材>(8-3) <1D20>16
<木材>(8-3) <1D20>3
<1D6>5-2=> 3
回避(7) <1D20>14
椚 末吉 HP:9/12
勝達は引き撃ちをする為に足並みを揃えてその場から三歩ほど後ろへと下がる。
暴徒達は仲間の死体を強引に踏み越え身を乗り出すと鈍器を振り回す。
ほとんどの攻撃は見当違いの方向へと空を切り、その内の一つが末吉の腰部に接触した。
末吉はその場でよろけながらも踏ん張り、ネイルガンを捨て拳を構える。
セルフディフェンスでは有名なイスラエル発祥の近代護身術、クラヴマガの構えだ。
<武術>(13) <1D20>9
<コルト AR15A4>(12-5) <1D20>12・18・1・17・7・10・13・15・8・4
<1D1> Des
<4D8>8+2+5+8=5=> 28
末吉は両腕を弛緩させ手の平をまっすぐ伸びた状態で構え、暴徒の首に対して左右から手刀を入れた。
首には脳に繋がる頚動脈が通っており、この両側を同時に叩く事で血流を一瞬だけ遮断して相手を昏倒させる技術である。
末吉からの攻撃を浴びた暴徒はまるで糸の切れた人形のように崩れ落ちた。
勢いを失った暴徒達に自動小銃の掃射が加えられた。
マズルフラッシュの閃光が地下街を照らすと、銃弾によって穿たれた血肉が床板を濡らした。
SIG SAUER P230JP(10-3)<1D20>11・3・5・20
スレッジハンマー(17) <1D20>17
<2D8>5+5+2=> 10
<1D10>9+<1D8>2+1=> 12
文吾が拳銃を連射すると、鈍い音と共に排莢詰まりが発生した。
すかさず打ちかかる暴徒のバットを銃底で打ち払うと、文吾は舌打ちをしながら大きく距離を取る。
勝のスレッジハンマーが暴徒の胸部へと命中すると二人を巻き込んで地面へと殴り倒し、とどめの一撃を全力で振り下ろす。
肋骨の折れる音と共に力なくもがいていたが、口から濁った黒い血液を数度吐き出すとその動きを止めた。
<投薬>(12) <1D20>5
<治療>(12) <1D20>14
<1D4>1+1=> 2
兵士 HP:9/12
「狭い場所で逆に助かったな」
「せやな、表だったら生きた心地せんわ」
兵士は額にペインキラーを塗り、殴られた拍子で吹き飛んだヘルメットを被り直す。
末吉は殴られた場所が悪かったのか、痛みが治まらない様子を見せた。
勝は放送局への避難通路となっているドアをゆっくりと開くと内部へと侵入。
ドアには鍵が掛かっておらず、逃げた際に混雑したのか倒された観葉植物の鉢が見えた。
どうやらここが丁度放送局の真下にあるらしく、放送局の地下にある一室に繋がっていたようだ。
兵士は自動小銃の箱型弾倉を取り替え、文吾も拳銃の弾倉を装填すると背後のカバーへ回った。
<修理>(14) <1D20>18
「エレベーターは停止している」
「さっきみたいに直せへんのん?」
「コントロールパネル自体がイカレてるな。繋いでも反応がない」
放送局の地下とはいえ相当数の部屋が存在する為にクリアリング作業に時間を費やした。
定期的に入る無線連絡によれば上階では既に戦闘が始まっていたようだ。
今回の戦闘は日米合同軍の本隊に任せ切りでも問題ないと勝達は判断した。
やがて非常階段まで辿り着くと、四人は階上へと歩みを進める。
イニシアチブ(10) <1D20>2
盛大な音を立てて上階から暴徒の死体が転がり落ちてくる。
兵士はハンドサインで停止の命令を出すと、階下へと下りてくる本隊の一チームと合流を果たした。
ツーマンセルで行動していた男達は階下から昇ってきた勝達の姿を確認すると、再び階上へと戻っていった。
日米合同軍はかなりの優勢に立っているらしく、教団員の排除は滞りなく進んでいるようだ。
商業地区 米子放送局前 収録スタジオ 12:54
放送局のスタジオ内部は屍食鬼教団の集会場と化していた。
いたる所に血で染めたと思われるシーツで装飾が施されており、赤黒く濁ったゼリー状の物体がスタジオの中央に積まれていた。
人骨の頭蓋骨と背骨によって作られたと思われる燭台が等間隔で並べられ。
頭部を切断された被害者の遺体と思われる物が冷凍庫に釣り下げられた牛肉のように幾つも天井には釣り下げられていた。
文吾は先程食った物を戻さないように視線を反らすと、皿の上に盛られた臓腑を直視する。
<直感>(10) <1D20>18
「ここがスタジオ?」
「なんやねん、これ? ごっつい趣味してまんなぁ」
この環境では生存者の捜索は絶望的だろう。
実際に人間を食っていたかどうかはともかく、食い残しと思しき残骸が部屋の角に積み上げられているのは確認できた。
本隊の兵士達もスタジオへと戻ってくると、この状況をどうするかで揉めている。
米子デパートメントに再度非難の呼びかけを行う事で人員の拡充を図る手筈だったのだ。
放送機材は何処かへと運び出された後らしく、この有様では利用できない。
「ワイはホラー映画でもこういう直接的なんはアカンねん」
「わざわざ皿に盛ってあるってことは喰うのかな?」
「やめぇや! 想像してまうやろ!」
放送局の内部ではこれ以上の情報を得る事は出来ないようだ。
勝達は放送局の玄関口から表へ出ると、電波が回復している事に気付いた。
破壊されていた中継器の代わりを放送局の機材で代用したようだ。
兵士は端末から乗り捨てた装輪車両を放送局前へと呼びつけると、四人は車両へ乗り込み一旦デパートメントへと帰還した。
商業地区 米子デパートメント 駐車場 17:38
デパートメントに到着すると慌しく行き交う兵隊や市民の姿が見える。
周囲には車止めが設置され土嚢を積み上げ、防衛力の強化が着々と進められていた。
周囲の銃砲店から掻き集められたクレー射撃用の銃器・弾薬が運び込まれ、日米合同軍の物資不足から装備もちぐはぐな者の姿が目立つようになった。
デパートメントの駐車場では見慣れない形のロボットの姿も見える。
「何や妙なロボットがおるな?」
「COSMOPOLITAN.Ind製のロボットだな、ほら、宇宙戦争の……」
「あぁ、火星の死の商人やな」
日米合同郡の兵器の多くはハードウェアがクラッシュしてしまったが、独自ハードウェアを搭載した兵器は無事であった。
四脚戦車の他には自衛隊が独自開発したミサイル戦車の姿も見える。
EVCと呼ばれるロボット兵器に搭載されていたミサイルシステムを利用可能なもので、ドローンを使った中間誘導を行う事でGPSを利用しないミサイル攻撃を可能とする。
装輪車両は四脚戦車と擦れ違うとデパートメントの屋上へと駐車。
回復した放送の避難指示によって、生存者が多く集まってきているようだ。
「伊波、無事だったようだな?」
「ん、香・パウエル軍曹? でしたっけ?」
「二等陸曹だ」
警察署の奪還に参加していた香が現れると勝の目前に立った。
同行していた兵士を手招きすると所持していた何らかの薬剤を手渡す。
薬品にはBAMというラベルだけが貼られていた。
勝と文吾にはその薬品がなんであるかを即座に看破する事が出来た。
“Biological Artificiality Mutant”とは抗生物質の通用しない薬剤耐性菌やインフルエンザウィルスなどのDNAをDNAシーケンサーによって合成。
一度感染すれば死亡率は98%を超える非常に強力な殺人ウィルスだ。
太平洋紛争の初期段階で日本国内で発生した伝染病である。
「何でこんなもんがあるんや?」
「教団の施設内で入手した物だ」
「アノ野郎! 日本でBAMをバラ撒いたのは教団だったんだ!」
それを見て怒りを露にしたのは勝であった。
相棒の突然の豹変振りに何かを悟った文吾は勝を諌めるとその場から席を外す。
取り残された末吉は香との今後の作戦行動について話し合った。
明日から教団への本格的な攻勢が始まるようだ。
上手く言えば二日間程で教団勢力の存在は無力化可能だろう。
「“奴”等の行動は?」
「不気味なほど静かな物だ。恐らく“奴”等は我々の殲滅が目的ではないのだろう」
ラストバタリオンは既に制圧が完了している筈のセントラルタワーに戦力を集中させ、不気味な沈黙を保っている。
猶予期間が与えられている事に感謝すべきなのか、関知し得ない何かがタワー内で行われていたのか、情報が全く不足していた。
勝達は明日の攻勢に備えてイベントホール内で休息を取る事にした。
ただ一人勝だけは夜間、窓から照らされた燃え上がる街並みの明かりを眺めながら、自らの過去を述懐していた。
▼
LV:5
NAME:伊波 勝
CLASS:電気設備
STR:17
VIT:17
INT:10
MEN:15
DEX:15
LUK:8
HP:16/17
TP:7
EV 7
D・BONUS +1D8
C・BONUS 1/1 (-2) 25%
・SKILL
《怪力》
・ABILITY
<感染>(21%)
<殴る>(17)
<蹴る>(17)
<防御>(8)
<回避>(7)
・JOB
<直感>(10)
<探索>(12)
<運搬>(8)
<運転>(5)
<修理>(14)
<建造>(12)
・PERSONAL
<射撃>(8)
<??>(0)
<??>(0)
<日本語>(10)
ITEM
バックパック(積載5)
ジャンプスーツ
MBAV
ヘルメット(ヘッドライト)
工具箱
コーヒー (1)
缶詰 (2)
レーション (1)
ツールベルト(積載2)
M1911A1 MEU 1D8+1
スレッジハンマー 1D10+1D8+1
▼
LV:5
NAME:桂 文吾
CLASS:警察官
STR:14
VIT:14
INT:13
MEN:14
DEX:16
LUK:10
HP:13/14
TP:7
EV 8
D・BONUS +1D6
C・BONUS 1/1 (-2) 25%
・SKILL
《不屈》
・ABILITY
<感染>(7%)
<殴る>(14)
<蹴る>(14)
<防御>(7)
<回避>(8)
・JOB
<威圧>(5)
<説得>(14)
<信用>(14)
<探索>(5)
<隠蔽>(10)
<運転>(4)
・PERSONAL
<射撃>(10)
<??>(0)
<??>(0)
<日本語>(10)
ITEM
バックパック(積載5)
SIG SAUER P230JP 1D8+1
警察服
MBAV
レーション (2)
―――
―――
―――
―――
▼
LV:5
NAME:椚 末吉
CLASS:道場主
STR:15
VIT:12
INT:14
DEX:14
MEN:13
LUK:12
HP:9/12
TP:7
EV 7
D・BONUS +1D6
C・BONUS 1/1 (-2) 25%
・SKILL
《統率》
・ABILITY
<感染>(9%)
<殴る>(15)
<蹴る>(15)
<防御>(6)
<回避>(7)
・JOB
<論理>(14)
<看破>(8)
<生存>(10)
<探索>(10)
<治療>(12)
<製造>(12)
・PERSONAL
<武術>(13)
<??>(0)
<??>(0)
<日本語>(10)
ITEM
バックパック(積載5)
ネイルガン 1D4+1
即席火炎放射器 1D6
MBAV
テルミット爆弾 (2)
ガソリンナパーム (2)
燻製 (1)
ペットボトル (水:3)