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唐突なるハロウィン!
ハロウィンなので。
皆様!ハッピーハロウィン!
「小雪」
「なに」
ベットでごろごろするのが飽きた私は、ふと、思い出した。
「小雪小雪」
ベットに腰掛けて雑誌を読んでいる小雪を呼ぶ。
「はいはい?」
こっちを見ようともしない小雪に、私はムッとしながら、小雪の首に抱きつく。
「は!?」
「トリックオアトリート?お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!」
ぎゅっ!と。
「ちょ、あの、おい!」
じたばたと腕の中でもがく小雪。
「ねぇー早くお菓子!」
逃げられないようにもっと力を込めて抱きしめる。
「わかった!わかったから!」
ふむ。
「早く」
小雪から離れて、両手を揃えて出す。
「いまは持ってない……」
きらんと、私の目が光ったのがわかった。
小雪も分かったようで、じりじりと私から離れていく。
「じゃぁ、いたずらね!」
にこり、と極上の笑顔で。
私は小雪に飛びかかった。
そんな私たちのハロウィンデー。




