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ねぇ  作者: 黒猫姫にゃお
コワレロ
51/63

最初のコワレ


こんなにも、ショックを受けたのはあの時以来だ。


紅夜様に婚約者ができた時以来。




あの時も、こんな感じだった。


いや、それ以上だった。


だって恋をしてから、生まれて初めての絶望だっから。


恋に浮かれた自分には辛かった。


そして、壊れたんだ。


自分でも壊れたということがあの時わかった。


だって、頭の片隅で

ぱりん、

と音がしたんだ。


そして視界が真っ赤になった。


紅夜様のとなりで嬉しそうに微笑んでいるあの女への憎しみが溢れて溢れて。



そして決壊したんだ。

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