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ねぇ  作者: 黒猫姫にゃお
コワシタイ
41/63

守って、とか


「あぁ、幸せ、だな」


……幸せそうな顔。いつもなら、いつもの私だったら、ここで興奮したことだろう。でも、私は、紅夜様の『幸せ』という言葉を聞いて、覚悟を決めた。


「そうですか」


なにかを感じたのか、紅夜様はこれ以上なにも聞いてこなかった。

助かった。


「で、話があるんじゃないんですか?」


守れ、かな。


「あぁ。話は、まぁ、なんだその」


紅夜様が、渋ってる。どうしたんだろう。いつも即断する紅夜様が珍しい。

「どうしたんですか?」


「いや、まぁ、瑠奏はこれからいじめられるかもしれない」


「私が見える範囲でなら守りますよ」


先に言う。守ってくれないか、とか。聞きたくない私の些細な抵抗。


「いや、瑠奏も覚悟しているから、守らなくても大丈夫だ。むしろおまえが危ない」


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