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お気に入り
紅夜様。
私は紅夜様のためならばなんでもする。
紅夜様の奴隷のようなもの。
どれだけ瑠奏にイラついていようとも、私はなにもしない。
だって紅夜様が悲しむから。
紅夜様のお気に入りの瑠奏。
誰だってお気に入りを壊されちゃ困るでしょう?
私は(・・)壊さない。
でも
私以外がやるかもしれない。
それは、知らない。
覚悟ができてなかっただけ。
いや、それじゃだめだ。紅夜様が悲しむ。
この女を守らなきゃだめなのか。
まーじか。
まぁ、いいわ。
「ここに座ってくれ」
紅夜様に手を引かれて、建物の中にある階段を登り、大きい部屋に入る。
そして高そうなソファに座れと言われた。
「あ、はい」
ふわぁ、すっごいふわふわ
ふわふわすぎて身体が埋もれそう。
顔に出てたんだろう。
「気に入ったか?」
顔に出てたんだろう。紅夜様が微笑を浮かべながら私に聞いてきた。
「すっごいふわっふわですね!好きです!」
「そうか」
ふぁぁ、ふっわふわ!




