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ねぇ  作者: 黒猫姫にゃお
コワシタイ
29/63

痛い


なにを……っ


キッ、と瑠奏を睨もうとして、私は気づいた。

気づいてしまったんだ。

気づきたくなかった。


よく見なければ気づかないほど小さく、紅夜様が瑠奏に微笑んでいることに。



あんまり笑わない、あの紅夜様が。


瑠奏に向かって。


なんで。


こんな女が。

こんな地味子がっ……!!!



お腹がぐるぐるする。

胸が、苦しい。

痛い。


痛い。


痛い。


むかむかする。

もやもやする。


ねぇ。


この女は、

貴方にとって

特別なの?



私はその瞳に映れない?

私にその笑みが向けられることはない?

私は貴方の隣を歩けない?


私は


私は貴方の特別にはなれないですか?


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