表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世改モノ・クローム  作者: 武器子
8/13

6 後輩と暇潰しの鑑定スキル

自分では面白いと思って書いてますが、読んだ人はどー思ってるのか気になる。

なので、下のほうにある評価をポチポチしてくれると助かりまする。

ほんと、どーなの?

 やっと私と先輩にとっての始まりの町に到着しました。

 丁度、冒険者の帰宅ラッシュに捕まり、順番待ちです。

 貴族様の馬車だからといって、優遇される訳ではないようだ。

 首都辺りだと、王族と貴族への通行優遇はあるようなのだが、ここは冒険者主導の町なので貴族だろうが王様だろうが基本、順番待ちは当たり前らしい。 

 ちょっと意外な感じがする。


 この世界に私達を送った神様も、あんな森に召喚するぐらいなら初めから人里にして欲しいものです。


 贅沢をいうなら、王城とかの中で勇者召喚が良かったです。

 ぬくぬくチヤホヤされながら豪華な食事に舌鼓。

 魔王討伐に向けてお膳立てされた国宝級の武器と装備、潤沢な支度金。

 他人の家に堂々入り、家主が居るにも関わらず箪笥のへそくりゲットする。

 初期から設定チートスキルでLVも強さも急速成長・・・ソンナモノニワタシハナリタイ。


 なのに真白先輩と二人きりで森にポイされる酷い現実。

 ステータス、スキルもショボい。

 しかも無一文で、こんなコンビニもないところに放り出された私に何をしろとおっしゃるか。


 聖剣技ってスキルが気になってワクワクで試してみた時期もありました・・・

 【聖剣がないので使えません】って表示された。

 せめて、そのスキルを与えるなら聖剣をセットで贈るのが常識ではないのか?

 

 光魔法への期待。魔力を体内で循環して手から放出のイメージだったのに、頭の上に野球ボール大の光の玉がふわふわしていた。

 私に身を守る術は皆無らしい。

 ノンチートノーライフ。


 唯一、役に立つのは鑑定さんだけだ。

 正確には初級鑑定らしいが、この子だけが心の友なのだ。

 いずれ上級にジョブチェンジさせてあげるからね。


 なんか愚痴が多くなってしまった。

 お腹が減って情緒不安定なのだろうか?






 今まで先輩のステータスについて触れていなかったのはなぜか?

 忘れてたわけじゃない。答えはこれだ。


「先輩のステータスに対し鑑定を発動!」


 声に出す必要はないけど、まだ慣れてないからね。


 ・・・・検索中・・・・・検索中


【閲覧できません】


 何度やっても無理っぽい。何度も鑑定すると鑑定さんに【しつこいです】とか【いい加減にして下さい

】とか言われる(太字、大きめフォントで表示される)。

 怒ってらっしゃる?

 MP消費無しで、無給で酷使されればスキルでもキレる。

 勝手に【スキル鑑定を破棄しますか? はい いいえ】を表示された時は焦った。

 今、見放されたら私の価値は限りなくゼロになってしまう。

 むむむ、やらせわせん、やらせはせんぞ!

 心の中で、ご機嫌をとる。煽てる。下手に出るの3拍子。


 その結果、鑑定様のスキルが【中級鑑定】に上がりました。

 それでも、真白先輩のステータスは確認できなかったけどね。




 道中の馬車の中では、何も言わなくても鑑定さんが仕事をしてくれた。

 一度、鑑定をすると保存してくれていつでも見れる優れもの。

 知り得た情報なら見たい時に直ぐ表示してくれる。

 機嫌を損ねると黙るのは愛嬌だと思い、諦める。

 


 名前:ステラ・ファーレン

 職業:聖女   LV 17

 HP 34/34   MP 24/180

【スキル】 貴族の嗜み 回復魔法


 名前:レーナ

 職業:女騎士  LV 25

 HP 43/132   MP 11/55

【スキル】 剣技 槍技


 名前:ジニ

 職業:女騎士  LV 21

 HP 22/70   MP 16/38

【スキル】 剣技 盾技


 名前:ラルド・セバス

 職業:執事  LV 67

 HP 69/283   MP 87/144

【スキル】 戦技 粉骨砕身 執事の心得 昔取った杵柄








 ちなみに盗賊の皆様は入り口に到着後、直ぐに警備兵にショッピカレタ。

 寧ろ、積極的に早くしてくれとばかりにドナドナ(収監)されていった。


 「早く牢屋に入れてくれ!急いでくれ」

 「なんでも話すから連れて行ってくれ!」

 「助かった。やっと解放される」

 「兵隊だ。俺達は助かったんだ」

 「うあぁぁぁん。俺は今度こそ真っ当に生きるぞ」


 彼らの嬉しそうな顔を今日1日は忘れないだろう。サヨウナラ。


真白先輩のステータス系は、もう既に頭の中にあるのに書けない。

なりゆきで、まだ先になる予定。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ