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異世改モノ・クローム  作者: 武器子
2/13

1 先輩と後輩

構想が固まったので、投稿しますた。

ゆる~い感じでボーと感覚で読める感じで進めてきます。

「そんなこんなで異世界なう!」


 真白先輩がのん気にツイート。だが、アンテナが立っていないようだ。

 ➡仲間にする?

  ご飯にする?おふろにする?それともタ・ワ・シ?

  置き去りにする。え、マジで!?


 じゃなくて、旧校舎の開かずの間をおかずの間と勘違いした先輩達が不法侵入して昼食した結果、なんだか分からない間にみょんみょんぐにゃぐにぇで気付いたら森の中ですよ。

 私の食べ掛けのお弁当も消えてます。

 ぷんぷん、私は巻き込まれただけなんです。

 全て先輩達のせいで私は悪くないので帰還よろしうお願いしますよ、神様。

 先輩達はどこでも生きていける(ゴキブリ並み)ですけど、私は一般人なんですよぉー(涙)。

 因みに現在、行方不明の先輩お二人の事は欠片も心配してません。

 寧ろあの人達も巻き込まれてなかったら、神だろうが悪魔だろうが私が許さんですよ!


 じーっ 

 真白先輩が仲間にして欲しそうにこちらを見ている。

 クーリングオフでお願いします。


「いやいやいや、なんでそんな当たり前な感じなんですか?少しは動揺とか疑問とか不安がって下さいよ。どう考えても異常事態ですよ、これ」


「このバカヤロ様ーッ、良いか後輩。異世界には夢と希望とチートがあるって相場が決まってんだ。わたしは人間をやめるぞ、後輩!」


「先輩は元々人間失格みたいなんで大丈夫ですよ」


「にゃにおーっ、後輩の癖に生意気だぞぉー」


 頬を有り得ないくらいにビロ~ンって伸ばされた。

 いひゃかったれす。ヒリヒリする頬を撫で擦る。


「そんな事よりなんで、ここが異世界って決めつけてるんですか?もしかしたら地球のどこかって可能性もあるんじゃないですか」


「安心しろ、後輩。空にドラゴンっぽいのが飛んでるぞ」


 えーーーっ


「そして目線の右上辺りにステータスが表示されてる」


 にゃっふ・・・・・オワタort。

 こんな先輩と二人きりで冒険の旅とか無理だわさ。

 ワタシノジンセイシュウリョウノオシラセキタコレ。


 仕方がないので、チラリと自分のステータスを確認してみる。


 名前:こーはい

 職業:アルイミ勇者 LV 3

 HP 103/103   MP 46/46  JP 80


【攻撃力】 48【防御力】 26

【敏捷】  67【賢さ】  50

【魔攻】  21【魔防】  19

【運】   -3

【スキル】 鑑定  属性魔法(光) 聖剣技  ツッコミ

【装備】異世界の制服

【称号】常識人 普通 先輩達のおもちゃ


 名前欄に誤植発見。

 私は断じて〈こーはい〉なんて名前じゃあない。

 変更きぼんぬ・・・・・・・変更不可。

 変更すろ・・・・・・・だから無理だってんでしょ。

 変更・・・・・・・ご利用ありがとうございました。

 ステータス管理してる奴まで私をバカにする。


 職業がある。どうやら勇者みたいだ。

 詳細確認してみる。


《アルイミ勇者》

 「君は勇気は本物だ!あんな超ド級の変人共のいる部活に入部しただけで尊敬に値する。

 自らを省みず猛獣の檻に飛び込む清き魂に感動した。そんな君こそ、ある意味勇者だ。

 強く生きろ!挫けんな!!我々は影ながら君を応援してるよ(憐み)

 世界の運命は君に預けた。他の諸々の事も全て任せる。         神々より」


 神の加護(小) 経験値3倍

 


 運以外は意外とまとも・・・でも運がマイナスってどゆーこと?

 スキルにツッコミ入ってる。なんでやねん、バシッ。

 でも魔法が使えるっぽい。

 光属性とかスゴク勇者っぽいし、後で試してみよう。

 称号は・・・・分かってたけど酷い。キニスルナ、ワタシ。


 



 はっ、そんな事より、まさか・・・いや、先輩に限ってそんな事はあるまいがしかし・・・。

 可愛い後輩の名前を知らないとか有り得ないと思うけど、万が一の可能性もある。

 一応、聞いてみるか?信じてるよ、真白先輩!


「あ、あのー真白先輩ッ」


「なんだね後輩?空から女の子でも降ってきたかね」


「そんな事ある訳ないじゃないですか。バカも休み休み言って下さい。そーじゃなくて今まで聞きづらかったんですが、私の名前を10文字以内で答えて下さい。尚、回答時間は3秒ですよ」


 先輩は余裕の表情だ。任せとけとばかりにビッと親指を立てている。


「3」


「確か・・・栗林」


 ぶー不正解。栗林って誰ですか?あれですか?クリソンの事デスかーッ!!!

 栗林に自信があった焦る先輩。額に汗が滲んでますヨ。


「2・・1・・」


「じゃなくて、アレだ。船っぽい感じの・・・・なんか喉元まで来てるんだけど、ちょっとど忘れしたので、後で答える。それよりも今はこの森を出るのが肝心だぞ、後輩よ!うむ、周囲の警戒を怠るなよ」


 ムッ逃げたな!


 まともな事を言って誤魔化した先輩が私の名前を思い出したのは、それから30分過ぎた位だったが、急に大声で名前を呼ばれビクッとしてしまった。

 初めて真白先輩に名前を呼ばれてちょっと嬉しかったりもしたのだ。


 やっと喉元の棘が取れたような安堵した先輩の顔を見てたら、ちょっと可笑しくて笑ってしまった。


 方舟ノア。それが私の名前だ。

 以後、登場しないであろう私の名。敢えて此処に書き記す。

 だって、誰も呼んでくれないモン。

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