キラワレモノの女の子
誰でも言われたことがあると思います。
『仲良くしてね』って。
あなたも言われました。
だから仲良くしたかった。
でもできないあなたのお話
春 入学式
ある小学校の小学1年生のあるクラスのお話です。
入学式に先生はみんなに言いました。
『みんな仲良くしてくださいね』って。
『はーい!!!』ってみんなは元気よくお返事した。
それから授業が始まって初めての休み時間
『○○ちゃんあーそーぼ!』
その子は同じクラスの女の子明るく誘ってくれたけど、あなたは
『……ん………。』
恥ずかしくて言葉を詰まらせてしまった。
『○○ちゃん…?? もういいや……ねえねえ!○○○ちゃん!一緒にあそぼ!!』
そのうち向こうの方から楽しげな会話が聞こえてきた
あなたは元々恥ずかしがりやで、人と話すことや、遊ぶこと……何より人が苦手でいつも下を見ていた。
『○○ちゃん!これしってる??』
違う女の子が話しかけてきた。
『………』あなたは静かに首を横に振った。
『そうなんだ。じゃあ○○○ちゃんはこれしってる?』
ダメだった。
そんなことがあってから一週間後5分休憩の時間
何かに気づいたのか、いきなり先生が近寄ってきてつくえの前でしゃがんだ。
すると先生は聞いてきた。
『○○ちゃん、何か嫌なことでもあったの?』
『………』
あなたは前みたいに首を横に振った。
『じゃあなんでみんなと仲良く出来ないの??』
『………』
あなたは答えられなかった。
だってあなただって仲良くなりたくなくてこうしている訳ではない。
あなただって仲良くすることが出来るようなあなたで、何も言えない今のあなたじゃなかったらこんなことはしていない。
でもあなたはそれが出来ない。
みんな出来ることがあなたには出来ない。
『みんなと仲良く出来る?』
先生はあなたに聞いた。
仲良くしたい気持ちは山々だ。
でも出来ないからあなたはこんなに困っているんだ。
先生にはわからない。
でも。
『……』あなたは首を縦に振った。
すると先生は少し安心したようにニコッと笑顔を見せて。
『よかった』
そういって向こうの方に歩いて行った。
涙目になってたことバレてなかったよね…??
お昼休み 先生が教室から出ていったとき
こんな声が聞こえてきた
『○○ちゃんってしゃべらないし、お返事しないから嫌~い』
『しゃべらないって口ないんじゃない?』
『仲良くしなさいって言われてるのに、仲良くしないなんて、わるーい!!!』
『先生にいっちゃお~!○○ちゃんは意地悪で、しゃべらなくて、仲良くしないって!!!』
『『『『あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』』』』
泣いちゃダメ。もっと嫌われるだけ。
『仲良くしない子は△組の子じゃないんだよ!!!』
『ここから出ていかないといけないよ!』
『出ていけ!』『出ていけ!』
『『出ていけ!』』 『『出ていけ!』』
『『『『 出 て い け ! ! ! 』』』』
それでもあなたは耐えた。
壊れそうになる心を必死に守って、泣き出したくなる目を必死にこらえた。
そんなある日授業で2人1組になることがあった
やはりあなたはペアを作ることができないでいた
『ねぇねぇ、○○○ちゃん、一人なら私たちのところに入らない?』
『え…!!!いいの?』
『うん!いいよ!それにあの子と一緒になるの嫌でしょ…???』
『…そだね…』
あなたは一人になった。
いつも通り一人だった。
今日も一人だった。
みんなはいつも誰かと一緒にいるけど、あなたはいつも一人。
でもいつも通りだから。
でも今日は…いや、今は何かが違うようなきがした。
でもいつも通り一人。
あなたはいつも一人。
一人。
独り……???
一人。
いつも通り下を見ていたあなたの目からはいつのまにか涙がぽつぽつ落ちていた。
その瞬間教室は静まりかえった。
『○○ちゃん…泣いてるの…???』
あの子が話しかけてきた。
見れば誰でもわかるだろうそんなの、
『じゃあ俺がこちょこちょしてわらかしてやる~♪』
そういって男の子が飛び付いてきた
『こちょこちょーこちょこちょー♪ほら笑って笑って!』
『あははは!!』『あはは!なにしてんだよー!!!』『笑って笑って!!』『あははははは!!!』『おもしろい、おもしろい!』
やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて
もうやだ。
「 や め て よ ! ! ! 」
そのこえはまるで大人の男のような声で、でも少女の声で。
それは
あなたのこえで。
あなたは次の日からがっこうに行かないようになった。
あなたはあなたのせいでがっこうに行かくなった。
それはもちろんあなたの声が醜かったから。
今も醜いから。
だから仲良く出来なかった。
あなたの声で嫌われると思ったから。
あなたはあなたの声が大嫌いで、みんなもあなたの声を嫌いになるから声を出すことが出来ない。
首を振ることしかできない。
声を聞かれるより、嫌われた方がまし。
声を聞かれて嫌われるより、嫌われた方がいい。
でもこんな醜い声でもあなたは仲良くしたくない訳ではなかった。
本当は嫌われたくない。
人にできるだけよく見られたい。
でも人に見られたくない。こんなあなただから。
人に話しかけて欲しい。
もっと話したい。
笑いたい。
こえを出したい。
あなたは殻に閉じ籠った。
三ヶ月後たったある日
ピンポーン
インターフォンが鳴った。
お母さんがその人を家に入れた
『お邪魔します… ○○ちゃーん、いるかなー?』
その声は聞き覚えがあった
先生だ。
あのときそこにいたのに黙って見てたあの先生だ。
あなたは歩いて玄関にやって来た。
『○○ちゃん、久しぶり。元気にしてた?』
『……』
あなたは首を縦に振った。
『そう。あのね。あのあとみんなと話し合ったの。そしたらみんなごめんねって言ってたよ。』
先生はあなたの顔をうかがった。
あなたは向こうを向いた。
『それでね、みんな○○ちゃんと仲良くしたいって。だからまた学校に来てくれないかな?』
もう行きたくなかった。
でもなんだろう。
先生はとても疲れているように見えた。
それになんだかこわかった。
だからあなたは頷いた。
先生はほっとした様子で『お邪魔しました』と言って帰っていった。
本当は行きたくない。でもあのときの先生からは何か異様なものが感じとられた。
だからこわかった。
先生が。
みんなが。
どうなっているのか不安で。
次の日
あなたは久々に学校に登校した。
重い足を動かして学校へ来た。
教室の目の前にやって来た。
もうみんな来ているようだ。
一歩 足を踏み出した。
『おはよう』
聞こえた。
『おはよう』
『おはよう』
『おはよう』
『おはよう』
みんなが言ってくれた。
あなたは嬉しかった。
「ありがとう」
醜いこえで あなたのこえで言った。
『○○ちゃん、おはようっていうんだよ!』
『『『『あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』』』』
……………あれ? あのときと同じ。。。
あなたはその日からお友だちと楽しく笑った。
楽しそうに笑った。
みんなと一緒に笑った。
みんな笑った。
『『『『あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』』』』って。
※これは私が深夜テンションで作った作品です。
私はよく声がおかしいねとか、レイプ声だねって言われてきたので、そこが唯一主人公と似てるとこかな…??
あ!!! こんな作品を書いてるからって私は病んでませんからね!!!!




