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魔法定義と魔法陣

リアルで忙しく少し間が空きました。



今日は2話投稿いたします。



どうぞよろしくお願いします!!






いつからだろう。この地球には魔法という、非科学的なものが溢れるようになったのは。

魔法属性は多く、3つに分けられた。

火、水、雷、風、土の五大基本属性。

光、闇、無の特殊属性。

最後に、ユニーク属性だ。

ユニーク属性は100万人に1人あたりの割合であり、非常に稀な存在である。今、確認されているユニーク属性としては、空、虫、針などがある。ユニーク属性の特徴としては他の魔法属性が使えないこと。だが、その分ユニーク属性は強力なため、有名なユニーク属性魔法師が多い。

そして、人にはそれぞれ魔力を保有しており、各属性に対して適性がある。

平均、一人一属性をもつ。中には二属性持つ者もいる。

そんな世界になり、それに応じて学校も魔法を育てるようにカリキュラムが組まれた。

弥嗣が所属する如月高等学園でも魔法強化のカリキュラムが組まれ、結果、保有魔力量・魔力制御力・適性・魔法応用力などの観点から総合的に判断し、力の差をクラスごとに分けるようになった。

総合的に力が強い者はA組。そして、徐々に下がっていき、一番力の弱い者が集められたD組までに分けられる。

弥嗣がいるD組は最低辺という事だ。

最低辺であるD組は上にのしあがる為に真剣に授業を受けて、力を見せて上に上がるのが暗黙のルールになっている。それこそ授業中に熟睡するなんて、もっての他だ。そんな中で熟睡する弥嗣はイレギュラーと言えるだろう。

「それにしても、よく寝れるよな。授業に。ず太い精神力だよ」

そう言いながら、口に食べ物を次々と運んでいく弥嗣の友人、義哉。

「ふぁ~、ねむ」

義哉が話す中で欠伸をする弥嗣。

会話が成り立っていない気がするかもしれないが、これでも弥嗣と義哉は友人である。まだ入学して一ヶ月ほどとはいえ、互いの性格を理解して友人としての関係が築けていた。

「弥嗣。放課後はまた、バイトか?」

眠たそうに眼を細めながら食べ物を口に運ぶ弥嗣に義哉はそう尋ねた。

「んぁ、あぁ。バイトだ」

眠気が少し治まったのか、しっかりとした口調で答える。真剣な表情で義哉は口を開いた。

「危険なバイトじゃないよな。いつも、眠たそうだし」

「あぁ、心配ない」

義哉はその言葉を聞いて、ニカッと笑みを浮かべる。

「そっか。バイト、頑張れよ」

「あぁ」

一つ、間を開けて弥嗣は口を開いた。

「なぁ、義哉。こんな俺に無理に付き合わなくてもいい。お前はちゃんとやればA組にいけるだろ」

「お前はいつも言うけど、俺はお前の友達止めるつもりもねーし、A組に行くつもりもねぇ。俺がいないと弥嗣は学園にもこねぇからな」

義哉の言葉に弥嗣の表情が影を見せる。だが、それは一瞬の事で義哉が気づく事は無かったが。

他愛のない会話がその後も繰り広げられていた。



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