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修行の一幕

めっちゃ緩い本編とは関係ない番外編です。生暖かい目で見てください



メイン登場キャラ


ラディ・ピアグレータ

メンヘラ転生主人公


セラーネ

敬語で喋る意地悪エルフ

幼少期、ラディがまだ六歳の頃の話──




「ここだー!!」


勢いよく扉を開けるが、外れだったらしく頭上から勢いよく水をぶっかけられる。


「うへぇ⋯⋯。また濡れちゃった⋯⋯」

『残念。ハズレです』

「セラーネ様ぁ、ハズレ引く度濡らす必要なくないですか?女の子のドレス濡らすのって罪悪感とか湧いてこないんですか?」

『すみません。わたくし、人間のことあまり好きじゃないどころか普通に嫌いなのでなんとも思いません』

「そう思うなら、すみませんって謝らないでくださいよ⋯⋯。どうせ思ってもいませんよね?」

『よく分かりましたね。ただの煽りです』

「性格悪いなおい」

『そこは素直と可愛がってください』

「キッツ⋯⋯」

『《落ちる人(フォールヒュールト)》』

「ん?」


呪文詠唱が聞こえたかと思えば、足元に魔法陣が書かれているのに気付いた。その魔法陣が光を放ったかと思えば、真っ暗な穴に変化した。


「え?」


そのまま、その穴の中へと落ちていく。


「ひゃーーーーー!!!!」


暫くの浮遊落下を体験した後、どすん、と音を立てて、思いきり尻餅をついてしまった。


『すみません、ちょっとかなり大分腹が立ったので、落としてしまいました』

「そんな理由で落とさないでくれます!?てか、ここどうやって出るんですか?」

『⋯⋯さぁ。適当に落としたのでしりません。わたくしのテレパシーが届いてるということは城内のどこかなので、頑張って脱出してください。では、わたくしは調合があるのでこれで』

「え、ちょ、セラーネ様?セラーネ様!?」


何度呼びかけてもセラーネ様が応えてくれない。


「え、ちょ、嘘でしょ、マジで!?誰か助けてー!」



その後、ラディはランカによって無事発見された。セラーネは後日、国王陛下直々に怒られたそう。



「人間はどうでもいいことですぐ怒ります。非常にめんどくさいです」

「兄さんは反省しな?」

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