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天が黒い。
少し視線を下げると、黒からグラデーションを描いてコバルトブルーまで色彩を帯び、水平線より少し下は輝く白い平面が真下まで広がってきていた。
浮かんでいる。
乾いた爽やかな微睡みが心を満たしている。
人生の何時よりも解放されていて、
それでいて、
楽しかった幼児期の祖父母とのもう帰らぬ思い出を思い出したような、胸を締め付けてくる感情が何処からか押し寄せていた。
遠くの空は光線が黄金色を帯びているようだった、これは夕刻の風景なのだと思った時、盲点が逸れたように人の姿が目の前に現れた。
その人はこちらをじっと見ていた、言葉をかけるでもなく、見ていたのだ。
初めて会ったのでは無かった、誰よりも懐かしく感じた。
その視線には説得力があった、生まれてからずっとを見てきた者の目だ。
ゆくべきところはその人が知っており、なすべきところは既に示されているようだった、言葉無くして得も言われぬ納得の内に、私は地上に惹かれ滑り降りて行った。