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  作者: かぼちゃ
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前回のあらすじ

寝た

「、、ちょ、、と、、、、ちょっ、、ちょっと起きなさいよ」

どうやら、いつの間にか寝ていたようだ。

寝たらあの廃墟から出て居たら良かったのに。

揺らされ華蘭(けら)に起こされた。

朝っぱらからうるさいな。


「起きた?あの三本線見える?」

視界の端に視線を向けると言われた通り三本線があった。

そこに意識を向ける。


《 MENU≡

  NEWS⁵

  LIST

  RULE

FRIEND¹

  HELP

  USER¹》


なんか、ゲームみたいだな。

上から

ニュース、リスト、ルール、フレンド、ヘルプ、ユーザー?と表示されている。


とりあえず、ニュースを見てみる。


《―――――――――

 スケルトンが脱落し

 ました   22:15

 ―――――――――

 誠二が脱落しました

       18:31

 ―――――――――

 滝が脱落しました

       17:12

 ―――――――――

 本番戦が開始しまし

 た     14:42

 ―――――――――

 150人になりました

       19:15

 ―――――――――

 デモンストレーショ

 ンが開始されました

       00:00

 ―――――――――》


本当にゲームみたいだ。

「ねぇ、聞いてる?」

見入っていた、少し感動していた。

「ごめん、見入っちゃって」

「あ、よかった」

その言葉に疑問を覚えるが、その前に聞きたいことがある。

眼神(あいしー)はどこ行ったんだ?」

「なんか、忙しいらしいから」

「そんな事も言ってたな」

俺を気にかけててよかったのか?

「残りのことは、目黒の眼神に聞いてくれって」

俺はその言葉を聞いて、少し驚く。

てっきり、眼神ってのはあの白いのの固有名詞かと思っていた。

「なんか、ゲームの説明役を眼神って呼称するみたい。私の眼神は眼神の中でも上の方みたい。私は運が良かったみたい」

一通り説明してくれた。


「呼んでみたら?眼神」

俺は言われた通り呼んでみる。

「眼神」

ポンッという効果音がでそうな感じで現れた。

『あたしをお呼びかい?』

妖精を彷彿とさせる小さな女の子。

羽こそ生えてはないが妖精みたい、華蘭の眼神とは大違いだ。

そして動いている。


一日ぶりに華蘭以外の動いているものを見た。

「説明をお願い」

命令してみた。

『いいよ、説明しよう。暇だったし。質問して』

「ここはどこ?」

最も気になっていることを聞いた。

『ここは狭間の世界。君たちで言うとあの世とこの世の狭間ってところ。神様の世界と君たち人間の世界の狭間だよ』

「視界のものは何だ?」

『メニューだよ。それ以外の何者でもないよ。ゲームとかであるでしょ?それ』

臨んだ答えは帰ってこなかったが、まぁいい

「なんで、狭間の世界に連れてこられた?」

『それは、ゲームに参加するためだよ。正確には本戦が始まったからかな』

続けざまに尋ねる。

「ゲームとは何だ?」

『最後の一人を決める戦いだよ。今は本戦だからバトルロイヤルかな。銃と能力を使って眼を潰し合うんだよ。眼を潰せば脱落だよ。最後の一人になったらすごいことが起こるんだよ』

テンションの高い眼神をよそに、華蘭は暇そうにこちらをチラチラ見ている。

流石に、可哀想だから話をやめるか

最後まで読んでいただいてありがとうございます。


ぜひ感想も書いてください。、、励みになるかもです。

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