1 開始
作者で〜す。
タイトルの意味を考えて読みましょう。
気の赴くままにに書いているので温かい眼で読んでください。
「んぁ?」
俺は、見覚えのない廃墟で目を覚ます。
どうやらうつ伏せで寝ていたようだ。
「ここほどこだ?」
わけがわからなすぎて叫んで見る。
コンクリでできた壁、床、天井。
そこにカビが生え、蔓が張っている、上から水が滴っている。
紛うことなき廃墟。
そんな廃墟に人が来ているわけもなく、、、、。
とりあえず歩き回る。
歩きながら、俺はここに来る前のことを思い出す。
「えぇっと、家を出て―――」
―――間目の社会で寝て、、。
思い出せない。
まぁ、ここから出ないことにはここがどこかも分からない。
どうやらここは地下らしく光が差し込む階段は見つけた、が。
ちょっと、いやーな跡が見えるんだよなー。
飛び散った絵の具のような赤黒く変色した、、、。
これ以上考えるのはやめよう。
、、、怖いから大声出しながら行こ。
「あめんぼぉ〜あかいなぁ〜あいうえおぉ〜うきもにぃ〜こえびもぉ〜およいでるぅ〜かきのき〜くりのき〜かきくけこぉ〜きつつきぃ〜こつこつぅ〜かれけやきぃ〜さふんんん〜ふふんん〜さしすせそぉ〜」
一歩一歩着実に階段を上がっていく。
階段を上がるにつれて少しずつ、赤く、階段が染まる。
俺の全神経がガンガンと危険信号を発している。
階段を上がった先は赤黒く染まっている。
近くに気配はない、、と思う。
しかし、俺の前には蜂の巣にされた人型の有機物が横たわっている。
弾の形、数から考えるにサブマシンガン、そして、血が鮮やかなことから死んでから時間はたってな、、、。
「オロロロロロロロロロロロロロロ」
さっきから我慢していた吐き気が爆発してしまった。
しかし、さっきから張っていた警戒を解いてはいけない。
これを蜂の巣にしたやつは近くにいる。
ここで疑問に思うは、なぜ銃声が俺に聞こえなかったのか、だ。
おそらくサイレンサー、、、か。
周りを警戒しながら出口らしいところに向かう。
幸いにも、階段を上がった先の廊下の突き当りの戸の枠に光が差し込んでいる
サブマシンガンは比較的射程が短く、貫通力がない代わりに連射性が高い。
射程は約80程度。こんな室内ではほとんどの弾が命中するだろう。
それなのにやつが出てこないのはおかしい、なにか理由があるのだろうか。
考えても答えは出ない、思考するだけ無駄か。
そんなことを思いながら必死に頭を働かせる。
相手の隠れ場所は?相手の狙いは?相手が出てきたら逃げるか否か?
頭を回転させ、一歩一歩冷静に、素早く出口に近づく。
階段と出口との間には二つ部屋がある。
先程一つ目の部屋を確認した。
〚ドドドドドドドドドドドドドドド〛
二つ目の部屋を確認しようとしたら撃ってきやがった。
念のためあの蜂の巣を持って来ててよかった。
ほとんどの弾は蜂の巣が吸ってくれる。
しかし、少し当たってしまう。
そんな血は出ていないが痛みで気を失いそうになる。
蜂の巣ももう限界。
少しずつ俺に当たる弾が増えている。
もう少し、もう少しで出口なのに、、、。
弾が足に当たる。
俺の血が流れる。
〚はたっ〛
意識がはっきりしない。あと、あとちょっとなのに、、、、、、、、。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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