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秘密の記録  作者: ぴぴ
4/4

10日目

今日も相変わらずの通勤ラッシュだ


1駅、2駅と進むにつれ

車内は超満員状態に


とある駅に着いた時

ムリヤリ押し込まれるように

人がすし詰めになっていく


「うわー、今日もすごいな...」


と辺りを眺めていたら

突然座っていた自分の膝がロックされる


(んんん!??)


誰かが僕の膝を

脚でガッチリと挟んでいる


「い....いててて.....」


僕の脚はムリに外方向へ曲げられる


(やっべぇ...折れる折れる...)


僕は脚から膝を引き抜こうとする


ガタガタガタガタッ!!!!!


ムリに引っ張ったせいで

僕の膝で体勢を保っていた人がよろけて

周りの乗客達の体勢も崩れだす


僕の膝を挟んでいたチカラが緩んだ瞬間

ドスンと足の上に何かが乗っかった

膝の上には温かさと適度な重みがあった


完全に僕の膝の上に誰か座ってしまったようだ


??? しまったようだ ???


と、他人事のような表現なのは


僕の目の前には大きなバッグが

鼻先が付く距離まで迫っていて

目の前はバッグ以外見えない


(ん?このバッグ.....!?)


僕はこの大きなバッグに見覚えがあった

僕はどうにか脚元に目を下ろす


(肌色...生足.....やっぱりそうか!!!?)


コレはマズイ事になってしまった。。。


もし僕が今、変な動きをしてしまって

痴漢騒ぎにでもなったらたまったもんじゃない!


しかし急に膝の上に人が座り込んだせいで

脚の向きがおかしい方向に向いてしまい痛い


「.....ぃっつぅ...」


僕はワザと痛いアピールをしながら

右脚の向きをなおす


(よっ...こい...しょ..... ん!?)


右膝〜太腿あたりに柔らかい感触を感じる


それはおそらく、、、


女子高生の内腿


いや、、、


両腿の間のソレだ


と思った瞬間、ガシッ!!と僕の右腿を掴まれた!!


.....終わった

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