リーンカーネーション Ⅱ
輪廻転生
魂の消滅
自殺
輪廻転生が 不可能になる、 2大原因だ。
ギュンターの 子ども
シエラは、 氷炎ヒュドラのボス部屋に 飛び込んでしまった。 氷炎ヒュドラ狩りは、 シエラにとって 脅威ではなかった。
シエラは、 ポータルを自覚した時 自分の傲慢という、 新人冒険者並の しょうもない隙を、 コキュートス級の冷徹さで呪った。
ポータルは、 行き先を コキュートスに合わせ、 シエラを 最北端のダンジョンに運ぶ。
ポータルは、 最下層 ダンジョンボス部屋。
「殺す気あり過ぎ! まぁ、 死ぬ気はないけど?」シエラは、 エンシェントドラゴンの 子どもに、 冷たい目線を浴びせた。
「オマエ 話せるのだろう?」今にも ドラゴンブレスを、 吐きそうな子ドラゴン。
「人間のクセに ナマイキ! 氷漬けにシテヤル!」
「ガキで チビなクセに ナマイキだ! 氷漬けにしてやろうか?」
「オレは、 1000年以上生きてるっ! ガキでも チビでもない! エンシェントドラゴンだっ!」
「ふぅ~ん…、 名前は?」
「最北端のエンシェントドラゴン!」
「バサラ! オマエは バサラという名前だ!」
「バサラ? オレの名前は バサラ?」
エンシェントドラゴンが 一瞬、 黄金に輝いた。
子どもの姿から、 若いドラゴンの姿になる。
「こっ… ココココココっ!!」
「何だ? ニワトリのマネか?」
「ココっ! じゃないっ! コノ姿は何だ?!」
「おめでとう! チビから ちょっとは、 成長したな?」
「ネーミング? ネーミングしたなっ!」
「名前がないのを 確認したから、 良さげな名前を 提案しただけだ。 名前を 自分で確定したのは、 オマエの 自己責任? イヤ 自業自得だな? 無防備な エンシェントドラゴンは、 初めてみたな。」シエラは、 アイテムBOXから お茶用の、 テーブルセットを出して 美味しそうで 美しいケーキを、 ホールで並べ始める。
「なっ! 何してるっ!」
「人化できるだろ? 人化して ソコへ座れ!」
バサラは、 幼稚園児程の 子どもになった。
シエラは、 カラカイたいのを ググっと堪えて、 座ったバサラの前に イチゴショートケーキの、 ホールをおいてやる。
「食えるのか?」
「モチロン!」
バサラは、 両手でワシずかみにして ショートケーキに、 バフンっと 突撃した。
「ぶっ…わっふぁ〜! あぐっ! あむむぐっ!」バサラは、 窒息しない 器用な食べ方をした。 もう、 全身が ショートケーキのクリームまみれだ。
「おかわりっ!」
バサラは、 チョコレートケーキに 少し怯むが、 匂いをかいだ瞬間 突撃する。
バサラは、 ベッとベトになった。
「クリーン! クリーン! エリアクリーン!」
バサラは、 突然で 魔法攻擊かと、 硬直する。
「コレは、 パンツだ! アイテムBOXパンツ! トイレの必要がない 有り難いパンツだ!」シエラは、 まっ白な かぼちゃパンツを、 バサラに手渡した。
「バサラは、 すっぽんポンだから 何か服を着るんだ。 ナイなら 僕が持ってる。」
「魔法のパンツ? おねしょ しないパンツ?」
バサラの 心の声が、 ダダ漏れしてる!
シエラは、 またまた 盛大に突っ込みたいのを、 必死でこらえた!
「あぁ、 コレとコレ!」
セーラーカラーの 白いシャツは、 青い一本線が とてもカッコいい! 同じ青い 短パンは、 とても動きやすそうだ! まっ白な靴も 気にいった!
「うん! カッコいいね!!」シエラも満足そうだ。
「オヤツの 続きをしよう。 いいかい? カトラリーを使うんだ。 」シエラは、 フォークで ケーキを口に運ぶ。
バサラは、 何も言わず マロンケーキを、 フォークで 口に運ぶ。
「僕達は、 友達になれるかな?」
「バサラは、 問題ない!」
「よろしく! バサラ。 僕は 数百万年歳?のルシファー。 この世界では シエラという。」
「バサラ。 よろしく!」
バサラは、 数日間 シエラと過ごし、 ボス部屋の奥の タイムカプセルの説明をする。
「ギュンターという人の 子どもだって。 ギュンターという人しか 開けられないって!」
シエラは、 バサラに 直ぐに戻ると言うと、 ダンジョンの入口目指して 猛然とダッシュした。
3日も ダンジョン入口までかかった。
シエラは、 腕時計で ハヤトに報告した。
ギュンターの 子どもが、 ダンジョンで 氷漬けになっていると!
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