白金
pt
プラチナ
稼がないと(軍資金)
世知辛い話し 軍資金は、 ある程にいい!
ダンジョンは、 何故か アイテムが、 湧いて出る! 普通ではないヨ、 全く。 採取しても 時間経過で、 また 元通りとか 狂ってる!
ボス部屋では、 宝箱だって 復活するんだから、 前世日本の常識では 考えられない。
でも、 ここは異世界! 魔法と魔物も 現実だからね? ステレオタイプな考え方では、 まぁ 普通に損するだけ。
✦アダマンタイトか ヒヒイロカネが欲しいんだけど?✦
✧9階層では、 白金 ミスリル 金の鉱脈を確認!✧
✦金かぁ…、 うん 運営資金的には、 結構おいしい階層だよね! 採掘体制を確立して 量産して! あぁーっ、 パーティーの軍資金的には 別会計でね?✦
✧了解! 帝国の発掘報告書は 微量の金産出に留めます。✧
✤うっわぁー! そりゃぁ 良心的だね! ✤
✦ありがとう! チナミに シエラの、オーシャンアローの維持費用も このダンジョンで、 賄うんだけども? それとも、 セッセと 魔物倒して、 魔石やドロップアイテムを 売りさばいてもいいよ?✦
✤むむむっ…✤
✦ハイハイ、 本音と 建前は、 まぁ 違うさ! 冒険者と 経営者は、 真逆な職業だしね! 自由な冒険者家業は お金が必要!✦
「ファフナーおじいちゃんは、 魔道具用の ルビー狙ってたよね? ソレって 天然石じゃないとダメなんだろうか…。」それとなく、 声に出してみる。
「人工ルビーとか、 ハヤト位のもんじゃ! ワシは、 人工ルビーで 同カラットなのが、 理想じゃ!」ファフナーおじいちゃんが 嬉しそうに笑う。
「人工ルビーが出来るなら、 人工ダイヤとかも 造れますよね? ダンジョンで 採掘する手間いりますか?」ギュンターが 顔をしかめる。
「魔物討伐は ストレス解消にもたるし、 宝箱や ドロップアイテムも、 楽しめるからだよ! 」そうだよ! 冒険しないと 楽しくない!
「うん、 うん! それじゃあ ボス部屋の、 氷炎ヒュドラは 私が倒します! 首が 3つナド、 運動にも なりませんよ。 ヒュドラなんだから、 9つの首持ちじゃないと 宝箱の中身も、 たかがしれてます。」ギュンターは、 冷たい。 氷炎ヒュドラに 同情しちゃうよ。
「早目に、 晩御飯にしたいから よろしくね! ボク達は 焚き木や、 新鮮な果物や野草を 集めてくるから。」肩を竦めてる シエラに、 目線を送る。
「儂は、 魚でも 釣ってくるかの! フォッフォッフォッ! スコット 付き合え。」おじいちゃんと スコットは、 川の方へ 歩き出す。
ギュンターは、 ジャッキーん!と 音を立てて、 レーザ銃を肩に担いだ・・・。
殺る気マンマン! 悪辣な顔 怖いんだよ!
「ギュンターって、 時々 怖いよなぁ! 聖剣と 魔法だけでも、 SSSランク冒険者なのにさぁ 高火力レーザ銃使うとか! 氷炎ヒュドラ 瞬殺されちゃうよね?」イヤそうに シエラが話す。
「ボス部屋まで ワイバーンや、 ギガパワーベアとか 蹴散らしてくんだよ! ドロップアイテムや魔石は、 孤児院とかに 寄付するから、 一匹もらさず けちょんけちょんにするって!」ボクも 絶対、 ギュンターには 逆らわないようにしようっと!
「この世界は、 冒険者の孤児 ホントに多いよね。 でも 冒険者が強くなり過ぎても、 良くないのも理解できるし 複雑だよ。 孤児院の 子ども達には、 出来るだけ 援助したい…。」シエラは、 前を向いてる。
「そうだね…! 何をするにも 稼がないと! 稼ぐには、 気力と 体力は必須! おいしい夕食にしようね! わぉっ! ムラサキアッポじゃん!」アヤシい雰囲気満載の ムラサキアッポは、 マンゴーとメロン?的な味の ムラサキの身が、 とってもおいしいんだ。
「シャクシャクの食感も うまいよね! 豊穣のライトな魔法で 完熟にして、 採りつくしちゃおー!」明日には、 また 沢山の実がなるんだから。 ボクは スピカに、 ムラサキアッポの群生座標を チャンとロックしてもらう。
「キノコの おいしいヤツないかなぁー。 エリンギ的なシイタケ的なキノコ!」魔物狩りも 楽しいけど、 野草や果物 キノコ狩りも楽しい! 12階層が 殺伐とした砂漠や岩場だらけとも、 わからないから タマニある、 草原や森林の階層では うんと英気を養わないとね。
「何かキレイな 薔薇?の花が 咲いてるけどどうする? スコットとか 顔に似合わず、 花が 好きだよね! 料理人は 繊細なんだとか豪語するしぃ!」シエラが 楽しそうに話す。
「野いばらの茂みに クラッシックローズ的な、 小さな蕾かぁ…! ロマンチックだね? う~ん かわいそうだから、 摘み取らないで?! 他の花を 探そう!」小さな薔薇の蕾が ちょっと、 フルエタ? いやいやいや… 気のせいダロ。
「うん! 蕾は 咲かないとだよね! 果物は 魔法で完熟にしても おいしいだけだけど、 花の蕾を 無理矢理咲かせたら、 漢が すたるねっ!」シエラは、 チュッと 蕾にキスをした!
「キザだねぇー! キャアっ! 絵になりすぎだよっ! シエラらしくない? キザだぁっ!」ボクは、 盛大に シエラを煽って、 走り出す。
何か ギャあすか言い合いながら、 ボク達は ボス部屋の前の、 セーフティゾーンに戻った。 ロボ馬車を出して、 外に テーブルと椅子をセットして、 バーベキューセットも準備 焚き火も大きめに準備する。
「魚釣り 上手くいったかな? きっと 上流から下流まで、 全滅させてきちゃうよ!」ムラサキアッポの皮を 器用に剥くシエラ。
「キノコも 野草も下処理出来たから、 早く帰ってくればいいね! シエラ? アッポを少しちょうだい? つまみ食いしよっ!」アッポに手をのばしたら、 パッチ〜んと 叩かれちゃったよ!
「痛ったぁ! ヒドイなぁ! 1個くらい いいじゃん!」涙目に なっちゃったよぉー!
「つまみ食いしたら、 夕食の美味しさが 減ってしまうからね? ガマンしてこそ 腹ペコ作用で、 料理もおいしいってもんだよ。」わかんない? 理屈を捏ね回すシエラ。
「ボクが見つけたアッポなのにさ? ボクが 皮を剥けば良かったよ…、 ちぇっ!」
「おーおー! 盛大な舌打ちだなぁ? 何やってんだ?」スコットと ファフナーおじいちゃんのお帰りだ。
ドッスンと 大きな箱を、 アイテムBOXから出すスコット。
覗き込んだシエラが すっとんきょうな声を出す!
「うっぎゃぁっ〜! なっ…な ななが…?」シエラは、 覗き込んだ姿勢で 後退る。
「見ねえ方がええぞぃ! 食えなくなるからのうー! フォッフォッフォッ! あっ! そぉーれっ!」物凄く 嬉しそうに、 何か魔法をかけた ファフナーおじいちゃん! シエラが覗き込んだ箱から、 透きとおって キレイな、 伊勢エビの身っぽい 大きなアワビっぽいモノが、 ふよふよと バーベキューの網に、 移動した。
スコットが、 黒コショウと岩塩(ピンチ色)を 芸術的に振りかける。
ジュウジュウと 炭に、 したたる肉汁!
めちゃくちゃ 美味そうな匂い!
破壊力 ハンパないしっ!
「何なの? 川? 湖? ドコでゲットしたのさ!」ボクは、 バーベキュー網の 端っこに、 キノコや 野草を並べつつ、 早く食べたくて マシンガン並みに 質問した。
「慌てるなよ。 もうじき ギュンターも戻るだろ? 肉も出して スープもカップにもるぞ!」スコットは、 カトラリーを配る。
「おいしそうですね?」ギュンターが 生活魔法のクリーンを自分でかけつつ、 ただいまと ボク達と、 バーベキュー上で ジュウジュウ焼けてる料理をみて、 満足気に 破顔した。
「フォッフォッフォッ! ソチラも 首尾は上々だったらしいのぉ!」いただきますっと いいながら、 エタイのしれないブツを 皿にとり、 ファフナーおじいちゃんは、 ヒトク大に ブツをナイフで切った。
「いただきますっ!」スコットは、 ぶっすっ!と 大きな塊のブツをフォークに刺したまま 齧りつく!
「いただきます。」ギュンターは、 平常運転で フォークのブツを 口に運ぶ。
「いただきます…。」シエラは、 小さ目なブツが 刺さったフォークを、 おっかなびっくり 齧りつく。
「??? ? ナンなん?」ボクは、 ジュウジュウなブツを 塊のまま、 フォークに刺して ふうふうした。
「「「「 うんまっ! い! 」」」」
「「「「 ほぉうっ! 」」」」全員 笑顔。
慌ててボクも 口いっぱい、 ブツを頬張った!
「っ! おいしいっ!」拳大のブツは あっと言う間に、 食べてしまった。
「フォッフォッフォッ! 幻級食材 ♠♠♠♠♠のスライムエビじゃよ。 人族には、 発音不可能な 名前がついとる!」ファフナーおじいちゃんは、 本当に愉快そうだ。
「何百年? いや 何千年に一回 お目にかかれるかどつかの ウマいスライムだからな! もう 一生食えんヤツだからな! 腹いっぱい 思い切り食おうぜ!」スコットは、 口をきくヒマも もったいないと、 言わんばかりの勢いで 食べすすめる!
マジか? コレは、 マジなヤツ!
ボク達は、 無言で 暫く食べまくった。
「フォッフォッフォッ! ひと息ついたのぉ!」
お腹も くちくなったので、 ゆっくり お喋りしながら、 ムラサキアッポも食べる。
ダンジョンの中なのに、 本当に楽しいバーベキューだ。
「それで、 ギュンターのボス部屋狩りは どうだったんだ?」スコットの アッポは、 一切れ一口で 消えていく。
「まぁまぁでしたね、 宝箱 3回でたので、 戦利品を見てください。」ギュンターは、 バーベキュー横に シートを敷いて、 ボス部屋の ドロップアイテムを、 次々に アイテムBOXから出していく。
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