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事象

 ボクはナニ…

 前世の日本

 異世界転生 

 駄女神 加護 

 シンギュラリティAI カーディナルECU

 スピカ

 ダレが ボクを どうしたいの?…

 

 

 ポータル


 ポータルは、 普通 行き先がある。 

 ナニかが、 行き先を拒んでいて ボクは、 ボクのまま ただ、 宇宙に存在していた。


 … ジ ジジッ…

 一瞬の ゆらぎ…


 ボクは、 一人でポータルから出た。




「ハジメマシテ 私は、 ミカエル。 ルシファーの 元仲間さ。」ミカエルは、 精悍な笑顔で 真っ黒な羽根を、 美しくひろげた。

 八枚の 漆黒の翼!


「初めまして ハヤトです。」それしか 言えなかった。

 

「燭天使って 知ってるかい? ミカエル ラファエル ガブリエルが代表だよ。」


「よく知りません。」 


「だよねぇ…。 普通に キズついたけど。 ふふふっ ハヤトは、 ミカエルのHpを7%は 削ったね!」肩を竦めたミカエル。 4大天使とか 有名らしい。


「ふふふっ、 ジョークだよ。 それからね? もう一つ 燭天使の星! ルシファーがね? シエラとして 顕現してるよね? 12枚の羽根付き ルシファーだよ!」


「シエラは シエラ! もし、 ルシファーでも ナニも問題なんか、 ないねっ!」


「いやいやいや、 ルシファーって 人間界だと 普通に、 大魔王でしょうに? 堕天使ってヤツ! おぞましくないの?!」


「仲間を 大魔王だなんて、 1ミリも考えない! ミカエルって、 鳥あたまなのか? ヒヨコの脳みそなのか?」


「クリティカルヒット!! 私にヒヨコアタマとか! 」

 

「どうでもいいね! もう ポータルから出せよ! くだらないお喋りは 沢山だよ! 元仲間の悪口か? 告げ口か? 何なら 武器で闘う? 燭天使 メタトロンみたいにさ?!」


「メタトロンは、 鳥あたまだね! 私は、 ミカエルなので 野蛮なメタトロンとは 違う!」


「ハッキリ言って! 何がしたいのさ!」


「ナニもしないで欲しい! ルシファーに 大魔王になって、 暴れないで欲しい! 天界に 復帰しないで欲しい!」


「保身?! シエラ(ルシファー)が 怖いんだね? 大天使なのに? 保身?」


「アハハハっ! 少しは 遠慮して言わないかな? 舌戦は、 もう止めよう。 そう! ルシファーが 大嫌いで、 妬ましいんだよ! 目立たず 世界の片隅で大人しく、 してて欲しいんだよ!」


「ヴィシュヌに 言いつけるよ?! ミカエルが ヒヨコアタマって! どう? 消えたい? ボクは、 ただの子どもじゃない! ボクは消せないし、 非力だけど ルシファーは仲間だ! ほっといてくれ!! 」


「ヴィシュヌ様っ!! とんでもない方の名前をだすなよ! もういい! 帰れっ!!」


… バシュッ!





 ポータルから、 戻った。



「何だよ! このポータル? 使えないのか?」スコットが 訝しげにポータルを見直す。


「入れたなら、 使用可能なハズですが?」ギュンターも 不満顔だ。


「おかしい!」シエラも ムクレている。


「使用不可って 解っただけだよ。 つまんないポータルだったね! 期待して ワクワクした気持ちを 返してほしいよ! 全く!」ボクも、 めちゃくちゃ 不完全燃焼だ。


「フォッフォッフォッ! 人生とは そんなもんじゃよ! しょ~もない意地悪や、 理不尽の繰り返しを スルーして生きていかんとの?」ファフナーおじいちゃんは、 カラカラ大笑いした。


 ボク達は、 美しく不可思議なポータルを 無視するコトにした。

 ボクは、 シエラって 大変だったんだなぁ〜! 妬みとかでと、 心から考えたけど ソレはヒミツだ。



 期待ハズレの ポータルのかわりに、 海に繰り出した!

 モーターボートで 海をかっ飛ばす! モヤモヤした気持ちを 青い空と、 煌めく美しい海が キレイにしてくれる!


「爽快だね!」シエラが言う!


 全員が頷く。 ソレだけで良かった。


 海はいい! 




 「次の都市目指しますかね? そろそろ。」ギュンターが言った。


「そうだ!。 次は 辺境の大ラビリンスだな?」スコットが笑う!


「ダンジョンも 言い方で、 感じが変わるなな? ラビリンスかぁ…、 めんどくさい響きじゃない?」シエラは、 真底嫌そうだ。


 ボクは、 平凡な日常会話?を 聞きながら、 ポータルの世界観を あっちの方に、 投げ捨てる。

 世界観なんて、 哲学者にまかせよう!

 ナゼなら、 ボクは 眼の前の、 ささやかな日常の事で 手一杯なんだからね!

 大天使なんかに、 かまっちゃいられないんだよ。 バァカ!

 

… ふっ… …と、 ダレかが 笑った?


 知らんけど。


「次は、 辺境の大ラビリンスだ!!」スコットが 海に向かって吠えた。

 読んで下さりありがとうございますm(_ _)m

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