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アスペルガー症候群

 ASD(アスペルガー症候群)

 才能の爆発もある、 ASDなのだ。

ジェイムズ君は、 執事の専門学校に入学するタメ 帝都に行く、 ハインツと一緒に 生活する事になった。




  結局は 金次第!


 ヤコブは、 絶賛男泣き中。

ベヒモスの牙は、 他所の鍛冶屋と 魔術師錬金術師ギルドが、 落札してしまった!

 最後の希望もついえた…。 ベヒモスの素材なんて、 一生に一度扱えるかどうかだ! 結構な種類と数が、 工業都市ギガンテサイトに 入荷したというのに、 ヤコブには ベヒモスの素材を買う、 軍資金が不足していた。

 ドワーフの鍛冶屋 ヤコブは、 ピカ一の腕前がある。 凄腕の鍛冶屋なのだ。

 そして、 頑固者加減ときたら 災厄級だった! 儲け度外視の鍛冶屋は、 超一級品を 叩き出し続けているのに ツブレかかっていた。

 爽やかな 気持ちのいい風が 心地よい、 夕日の公園のベンチで 泣き崩れるドワーフ…、  ハヤトは、 そぉーっと 視線をそらした。

 案件だよ、 あのドワーフは イベントNPCだ! それも めちゃくちゃ面倒事に、 決まってるし!


 昼前、 ハインツと ジェイムズ君は 帝都に旅立った。 ハインツは、 執事の専門学校に入学するため 帝都で生活するのだ。 

 ジェイムズ君は、 ハインツと暮らすタメに 一緒に 旅立った。

 二人を取り巻く大人達は、 ハインツとジェイムズ君に 一番イイだろう決断をしたのだ。

 スピカの報告を受けなが、 ハヤト自身 ちょっとは、 ASDの自覚があるかも?と 考えたのは…、 いや… ナイ…ハズ。



 なるべく自然に、 そぉーっと 泣き崩れている 厳ついドワーフから、 離れるべく! ベンチから 立ち上がる。 


 何も起らない!と、 成功を確信したハヤトは 『グワシッ!』っと肩を掴まれた!


「うっそぉー! ナンデ ボクなんだよ~!」


「ボウズ! 心の声が ダダ漏れしておるわい! 儂に シバシ付き合え!」


「遠慮しますっ! おじさん!知らない人だし 衛兵を 呼びますよ!」ハヤトは 必死だ!


「癒やしが欲しいだけじゃ! カフェで ケーキセットを、 腹いっぱい奢ってやる! 頼む! 癒やしをくれんかっ!」肩! 両肩が痛いよっ!

 

 ドワーフの厳ついおじさんに、 がっしりホールドされた ボクの両肩は、 悲鳴をあげていた!


✧悪意センサー サイナス!✧スピカは、 医療系ドラマに 嵌り過ぎ!





 「以上、 ケーキセットでございます。」ウエイトレスさんが、 ボクと 厳ついドワーフの前に ミルクティーと、 ケーキのプレートを置いて立ち去る。

 小洒落たカフェの オープンテーブルで、 厳つい鍛冶師の作業着ドワーフと かわいいボクが、 ケーキをつつく。

 厳ついドワーフは、 鼻水涙顔で 泣きながら 花柄も小洒落たティーカップで、 ミルクティーも 啜っている!

 ドンなシチュエーションだよっ! 店内どころか 大通りの、 通行人達の視線が! ツラい!


 総括すると、 厳ついドワーフ鍛冶師 ヤコブさんは、 ギガンテサイトのオークションで ベヒモスの素材を、 カケラも手に入れられなかった。 ショックで 心が折れそうなので、 大好きなケーキセットを かわいいボク(目に付いた)を愛でながら食べたかった。 らしい。


「ううっ! もぐもぐ…。 ずびびっ! はむはむ…。」食べるか 泣くか、 ドッチかにして欲しい。 ヤコブさんは、 2度ケーキセットを オカワリした。 食べたケーキは 6個! 全てが、 苺のショートケーキ… 何か、 ヤコブさんらしいカモ。



 ヤコブさんの 鍛冶場に到着!

「師匠っ! ベヒモスはっ?!」集まった 数人のお弟子さん達が、 キラキラした期待の眼差しで ケーキセットで、 癒えかけたヤコブさんのHPを ゴッソリ削った!! うわぁ・・・


 作業台の側に崩折れる ヤコブさん…。



 ドサっ!(ベヒモスの皮) 

カチャカチャ!(ベヒモスの牙)

どぉーん!(ベヒモスの大牙一本)等々…。


 作業台に ベヒモスの素材オンパレードが、 積み上がる。

 アイテムBOXから、 ボクが出した。


「「「「 おおおおおおっ!! 」」」」お弟子さん達の 雄叫び! … …と、


「うにゃぁ〜…。」ヤコブは、 気絶した。




 最下層の大ボス ベヒモスの素材の一部は、 ポルタフォルトゥーナも 貰ったからね!

 ボクの アイテムBOXには、 まだまだベヒモスの素材は 備蓄してある。

 ベヒモスの 素材の横に、 エンシェントドラゴン ファフナーの 美しいウコロも、 3枚程出して ワイバーンの素材は、 10体分出した。 


 テキパキと、 ボクの全身の採寸(足形手形込)を済ませ お弟子さん達は、 ソファに横たわるヤコブさんの顔に 冷たいタオルを置いた!


「ぶあっフォっ! 死ぬぞぉっ!」ヤコブさんが 復活!


「うなぁりゃっ!」作業台いっぱいの ウルトラ貴重素材の山をみて ヤコブさんは、 また 気絶した。


 ボクは、 お弟子さん達に 翌日10時頃 再訪すると告げて、 鍛冶屋を出た。

 厳ついドワーフ鍛冶師ヤコブさんは、 お姫様みたいな ガラスのハートの、 持ち主らしい。

 超一級な凄腕って、 繊細な所あるらしい。



「ギャハハハっ! マジかソレっ!(ヤコブさんの1件)」3日目 一時帰宅(ロボ馬車)した、 スコットは 大笑いした。

「3歳児に 少年・・・、 ショタこ ん・・・。」ギュンター! 決してショタこん違うっ! たまたま 幼児案件が続いただけ!

 とにかく、 明日は 3人で 超一流凄腕鍛冶屋に行くよ!



 読んで下さりありがとうございますm(_ _)m

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