表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

50/140

ベヒモスの素材

 ダンジョンのボス

 遺跡のダンジョンの 最下層のボスだった、 ベヒモスの素材の殆どが、 ギガンテサイトに持ち込まれていた。

 皮 大角、 爪や骨等 全てが、 魔導具や 武器の素材になる 超一流品だ。

 


  廃村のシールド


 泉を村の真ん中に配置し、 広場を造り 広場に沿って、 人家を配置する 帝国の 街や村の一般的な構造。

 廃村は、 しかし 普通の村ではなかった。

魔物避けの頑丈なシールドが 張られていた。

6ヶ所も 魔導具が埋められ、 地中ワームから 空中(ワイバーン等)までも、 円状に シールドが 働いていた。

 スピカは、 3分程 シールド機能を止めて、 ロボ馬車を 泉のある広場に転移させた。

 転移後、 シールド機能は 復活させたので、 帝都のアーティファクトシールド位

 小さな廃村は、 安全だろう。

 空き家も 自動修復の、 魔導具になっており チリ1つ落ちていない、 完璧に清潔な いつでも住める 状態だった。 

「寒さかぁー…、 どんなに便利な魔導具があっても 自然環境には、 逆らえないんだな?!」

「ほぼほぼ 理想的な、 村の設備なのに 勿体ないですね!」スコットと ギュンターも、 廃村なのが 信じられない様子だ。

 広場中央の泉は、 豊かな水量を誇り 時々、 大きな噴水もあげている。

 「まぁ、 一晩ココで過ごして 明日、 正門から ギガンテサイトに入りましょう。」

「だな? しかし、 コノ村 勿体ないな?!」

 ボク達は、 明日にむけて 工業都市ギガンテウスの地図を広げ、 それぞれの目的と ロボ馬車の駐車を確認して、 3日ごとに ロボ馬車に集合することを、 決めた。

 スコットもギュンターも、 5第都市には 大人の事情があり、 10日程も 別行動になったりする。 ポルタフォルトゥーナは、 束縛ゼロのパーティーなのだし 全く問題ナシだ。

翌朝、 ロボ馬車は 無人の廃村を出発し、 ギガンテサイトには 2日後の昼過ぎ、 正門の前に到着した。 廃村から、 結構な距離があった。 正門には、 貴族門があり ボクは、 王子の特権を使って 行列に並ばず、 スンナリと外壁を抜けた。

 ポルタフォルトゥーナの名前は、 冒険者ギルドで確認されれば 帝国の王子のパーティーだと、 筒抜けになる。 ソコは 隠しても無駄だ。 しかし、 ポルタフォルトゥーナのパーティーメンバーの顔を 知っている者は、 多分いないだろう。

 ボク達は、 有料の馬車駐車場に ロボ馬車を停めた。 スコットとギュンターは マズは、 大人の事情のタメ 片手をあげて、 駐車場から出て行った。

 ハヤトは、 最初の3日間は 観光するコトにした。


「こんにちは! スゲェ馬車に乗って来たよな? お前は、 大商人の丁稚かい?」駐車場で働いているのだろう、 何歳か年上な少年が

声をかけて来た。

「こんにちは! ボクは、 冒険者のハヤト。

暫く この駐車場に 魔導具の馬車を、 止めさせてもらうよ。 一応 アーティファクトの魔導具だから、 馬の世話はいらないんだ。 あと、 馬車の中で 寝泊まり出来るよ。 どろぼう避けの 結界も張ってるから、 とても 安全なんだよ。」少年は、 呆気にとられて 口をポカンと、 開けたままだよ!

「アアアっと 済まない…、 あまりにも スゲェもんだから、 スゲェな!」意味不な言動で、 アセアセして ポリポリほほをかいた。

「俺は、 ハインツ。 この馬車置き場で、 アルバイトしてるんだ! 馬の世話と 駐車する全体の、 清掃が仕事さ! よろしくな?」ハインツは、 屈託のない 爽やかな笑顔の少年だった。

「工業都市ギガンテサイトは、 初めてなんだ! 色々教えてくれると 助かるよ。 3日位 一人で、 お留守番なんだよ。」ボクも 素直に、 友達になってくれるか 尋ねた。

「ハヤトか! よろしくな? 名前も教えあったし、 俺達は もう友達だろ?」アハハハと ハインツは、 楽しそうに笑った。

「丁度、 今日は早上がりだし 明日は、 休みだから 街を案内してやるよ! 15時に また来る!」ハインツは、 入口の事務所へ 駆け戻った。 2時間位 スピカと情報交換だな。



✧ハインツ13歳、 冒険者ランクはD パーティーには、 入らずマーベリック(一匹狼)と 呼ばれている、 カワリ者です。 カワリ者ですが 正義ですの強い少年で、 変質者ではありません。 両親も冒険者で、 一般庶民街の 借家住い。 貧しくは有りませんが 裕福でもありません。✧


✦凄いね? トリトンと遊んでた一ヶ月で 調査したのか?✦


✧正解です。 ロボ馬車の駐車場を探す時に 関わりのある、 人物達に✧危険人物がいないか 徹底的に調べました。 一ヶ月の期間で 相当量の、 調査結果が出ています。✧ 


✦直接データをくれるかな?✦


✧送信します!✧


✦完了したね! ありがとう。 本当に便利だよ。 原因は、 あのベヒモスだったのかぁ…。 驚いたよ。✦


✧バタフライエフェクトです。✧


✦う~ん…、 ホントだね!✦


✧ビーコンは、 通常モーセですが?✧


✦うん! 今は ソレでいいよ。✦


 スコットとギュンターが戻るまで、 大人しくお留守番しておこう。




15時になり、 ハインツが かけてきた。

「お待ちどう! じゃあ 早速行きますか!」

「一番賑やかな 大通りに連れて行って? ボクは、 買い物とか 一人でするから、 色んなお店の場所を 最初に覚えたいんだ!」

「食い物なら、 泉の広場の屋台飯が お勧めだぞ? 安くて 旨くて、 量が多いからな! パン屋も 大通りの気取った店より、 安くてウマいよ! 肉や魚介、 野菜なんかは、 毎日 朝市がたつから そこで買いなよ。」ハインツは、 一応大通りを教えて 通りすぎ、 泉の広場に連れて来てくれた。


「スゴく 賑わってるね! 食べ物だけじゃなくて 色んな露天商が、 商品を並べてるよ!」

「スゲェよな! ギガンテウムは、 魔導具や 武器防具が 有名だから、 買い付ける商人や 直接買いに来る 観光客も多いのさ! ハヤトもそうなんだろ?」

「そうだね、 魔導具屋とかの 工房とか、 興味深いよ!」

「ハヤトは、 晩ごはん一人なのか? 俺は、 父さんと母さんが 依頼で留守だから、 ココの屋台飯にするけど 一緒に食わないか?」

「いいよ! ボクも一人だしね!」

ボク達は、 肉の串焼きと 焼きそば、 おにぎりを2個と 果実水を買って、 広場を眺めながら ベンチで食べた。 明日、 名所とか 一日中、 案内してくれる約束をして とても楽しく過ごした。 ロボ馬車の駐車場まで 送ってくれて、 ハインツは 帰った。

 ロボ馬車から、 ボクは 旗艦の、 船長室へ転送してもらい シャワーと入浴を済ませ、 早めに眠った。 ハインツは、 気持ちのいい 気の合う友達になれそうだ。 心は、 ポカポカしていた。 トリトンが海へ帰って ちょこっと、 さみしかったのは 内緒だ。




 読んで下さりありがとうございますm(_ _)m

いいね! コメント等もお願いしますm(_ _)m

ブックマーク喜びます(≧∇≦)b

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ