表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

42/140

カプリシャス(気まぐれ)

 お酒に酔う‥  

ふわふわして いい気分になる。

イヤな事も 忘れられる(一時的現実逃避)。

気が大きくなる(判断力低下)。

泣き上戸 笑い上戸、 乱暴になったり等 個性的な、 症状が出る。

酩酊めいていすると、 足元がふらつき しまいには、 気を失う。

酒精アルコールにより、 アセトアルデヒドが増え 血管拡張し、 三叉神経を圧迫することで、 酷い頭痛等 気分が悪くなる。


 

  トリトンは 罰ゲーム中


 豊穣都市デメーテルの最後の夜は、 最高のバーベキューパーティーだ! 何せ 酒専門店開催なのだから! ドロシー他酒飲み全員には 天国だった。 


「お若いのに 羨ましい位、 酒精にお強い!」ファビエル(お爺さんの店員)さんが、 キューバ・リブレ(コーラとラムのカクテル)を 渡してくれながら 破顔する。

美味しくいただくと、 チェイサー(和らぎ水)を 渡してくれながら、 ピニャーさんも 笑顔で頷く。

 ボクは、 違和感を感じて ちょっと首を傾げた。


✧新しいスキルを確認しました。 カプリシャス(気まぐれ)です! ディオニュソスの加護を確認しました! ✧


✦お酒の神様?✦


✧ワインと豊穣のバッカス神と同義です!✧


✦何故? どうなってるの?✦


✧カプリシャス(気まぐれ)と 愚考します!✧


✦AIが 愚考しますって…、 まぁ… 加護なんだし 有り難いよ!✦


✧カプリシャススキルにより 酒精による状態異常耐性MAX確認!✧


✦お酒に 酷く酔わないんだね? 有り難いよ(笑)✦


 お酒の味はするし、 スピリッツさえ 美味しくいただけるのだから!



 ポワポワしながら、 薔薇の花を眺めていたら 青薔薇が一輪目にとまる。

青薔薇かぁ! 珍しいよね?


「おぉ! 青薔薇がついに咲きましたな! 奇跡の花と呼ばれておりますよ!」ファビエルさんも 驚いていた。 コレも 神のカプリシャスだろうか・・・

 


 翌朝 ボク達は、 ロボ馬車から手を振りながら ワイナリーを出立した。 ドロシーが泣きながら手をブンブン振ってくれてる(笑)

 沢山の知人達に見送って貰った!





 工業都市ギガンテサイトへは、 マズは 海岸線を目指す必要があった。 高く険しい山脈から広がる 広大な魔物の森(遺跡ダンジョンがあった森)を 大きく迂回するルートで、 結構大変そうだ。 ポルタフォルトゥナとして 経験を積むタメには、 転移せず 旅する方針なのだ。

 時々魔物が出るが SSS冒険者スコットと、 ギュンターの覇気に怖気て 襲って来ない。 退屈だ!


「シチュエーション的に グリフォンやフェンリル、 ドラゴン何かが 出ねぇかね?」スコットさんや? ソレは フラグと言いませんか?


「危険なフラグですね! 迷惑です!」ギュンターも やっぱり、 面倒はゴメン的 シブい顔をする。


「弱っちぃ魔物じゃぁ、 ハヤトの訓練には なんねぇしなぁ…。」 

 

「神獣フェンリルとか ティムしたら、 もふもふ出来るのでしょうが、 ハヤト! 挑戦してみますか? 」いやいやいや ギュンターも、 しっかりフラグ発言しないで!  フェンリルとか、 命飛ばしそうだし カンベンなのだ。


✧何物なかの 戦闘音確認、 ビーコン射出!✧


「おっ! 誰か闘ってるぜ?」スコット。


「フェンリルだといいんですが!」ギュンター。


「ハヤトっ! 行って来い!」スコット。


「やっておしまいなさい!」ギュンター。


黄門さまのキメ台詞!


「はぁっ…、 気はすすまないケド 行ってきまーす!」ボクは、 戦闘音の近くに転移してみた。




✧小さな子どもを ワイバーンが襲っています。 ワイバーンは ハグレ一体です。✧


✦行くよ!✦





「大丈夫かっ? 加勢するぞ!」


「助かったぁー! って、 おねぇちゃんも 子どもじゃん!」


器用に ワイバーンの毒尻尾攻撃を、 かわしながら、 男の子がガッカリした。


「ボクは、 強いぞ! エアースラッシュ!」


ワイバーンは、 首チョンパで 多量のドロップ肉になった。 素材も 皮や毒袋等ドロップしている。


「一応 君の獲物だから、 ドロップ品を拾うといいよ。」

「ボクっ娘 おねぇちゃんが、 やっつけたんだから ドロップ品は、 ボクっ娘おねぇちゃんが拾ってよ! 大体こんなに沢山のドロップ品 持ち帰れないし!」

「お家は近いのかな?」

「俺はさぁ、 父ちゃんに怒られて 今呪い中なんだよ…、 はぁ~~。」

「自分の子どもに呪いって…、 ドンな父親だよ! 魔法使いなのか? 大丈夫なのか?」

「うん! ちょっくら 修行して来いって、 弾き出されてるんだ! あっ! 助けてくれて ありがとうございました!! 俺は、 トリトンって名前なんだ! 5歳です!」

「どういたしまして トリトン君! ボクはハヤト。 ボクっ娘じゃなくて 漢 ハヤト! よろしくね!」

「うわぁー! スゲェ美人なお兄ちゃんだ!」

おいおい トリトン君…、 この子こそ 大丈夫だろうか?



「おっ! ワイバーンだったか! ドロップキックは 早速昼飯に、 ステーキ焼くぞ!」ロボ馬車から スコットが降りてくる。

「こんにちは、 私はギュンターという。 こちらは、 スコット 一流料理人だ。」

「スコットだ! よろしくなちび助!」

「トリトンっ! ちび助じゃないぞ!」トリトンが 口を尖らす!

「そおーか! トリトン! よろしくなっ!」ガハハハっと 笑いながら、 スコットは 外で調理する、 準備を始める。

「トリトンは、 家に帰らなくていいのですか? 近くに大人は? まさか家出している?

」ギュンターは、 相変わらず直球質問。

「俺は修行中なんだ! 父ちゃんが 暫く帰らなくていいって! だから ハヤトお兄ちゃんと一緒にいたい! ハヤトお兄ちゃん強いから!」

「幼児を ティムしたのですね! 厄介極まりない!」だよねー! でも 行けって言ったのスコットとギュンターだからね?

「まぁ、 いいんじゃねーか? 暫く トリトンの修行とやらに 付き合ってやっても!」スコットは また、 ガハハハと笑った。 子ども大好きなスコットだね。


 トリトンは、 海神ポセイドンの継子だ。

酷いイタズラばかりするので 暫く、 地上に放り投げられた! スパルタに過ぎるが、 ソレ程に、 トリトンはイタズラっ子なのだ。




 読んで下さりありがとうございますm(_ _)m

いいね! コメント等もお願いしますm(_ _)m

ブックマーク喜びます(≧∇≦)b

星が沢山もらえると ヤル気でます! ガンバります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ