ピニャコラーダ
ジン ウォッカ テキーラに ラム
酒飲みの酒だ。 酔っぱらいの酒である。
ディナーで飲む シャンパンやワインは、 適度に味わう酒である。
ワインの神バッカス(デュオニソス)は、 豊穣都市デメーテルが お気に入りだ。
トレジャーチェスト(宝箱)
ドロシーは、 ラム酒飲みだ。 ジャック・スパロ○と 同じで、 酔っぱらい大騒ぎするのが 大好きなのだ。
「畏まって(かしこまって)上等な料理を ちょびちょび食いながら 品よく飲む酒何か、 ドンナのでも一緒よねぇ? カトラリーに 気をとられて、 料理の味わう気分だって ソゾロになっちゃうわ!」ソンな人は ドロシー位だよ…。
「バカ騒ぎして 酒精に、 三叉神経麻痺させられて 二日酔いの人は、 来ないでよかったのですよ?!」ギュンターは 辛辣だ。
「冷たいオトコは、 キライじゃないわ! 今夜も 皆で飲みましょうね!」言葉は すれ違ってるよ。
ロボ馬車は、 ワイナリーに着いた。
落ち着いた平屋の 大きな酒屋さんがあった。
「いらっしゃいませ! 皆様! 」お爺さんの店員さんは、 若い店員さんに ロボ馬車を誘導させて ボク達を、 店内へ案内する。
大型のショップ的な、 オシャレな照明に 様々なお酒がならんでいた。
ワインだけ売っていると考えていたので、 ドロシーは 早速、 ラム酒コーナーへ行くという。
スコットは、 スピリッツの方へ。
「ボクは、 ギュンターとワインをみるよ。」
「そうですか、 ココでは 大量に買い込みます。 ホワイティング伯爵邸で出されたワインは、 ことのほか美味しかったですからね。」
お爺さんの店員さんに ホワイティング伯爵の紹介状をみせ、 伯爵邸で使用されている 数種のワインを、 5ダースずつ注文した。
お爺さんの店員さんは、 ギュンターから 金貨の詰まった袋を受け取ると、 若い店員さん達にテキパキ指示を出した。
領収書は、 種類毎に数枚に分けられていた。
「売り上げに 一応ノルマがありましてね。 嵩張りますが ご了承ください。」このお爺さんの店員さんは、 ボク達からの売り上げを 独り占めせず、 若い店員さん達と、 分け合うのだ。 気持ちのいい上司に恵まれて テキパキ働いている 若い店員さん達をみながら、 ボク達は 試飲コーナーで、 ワインを嗜む。
ドロシーは、 迎え酒で もう顔が赤い。
スコットは、 何か 珍しい酒を見つけたらしい。 やはり、 金貨の詰まった袋を お爺さんの店員さんに渡していた。
ボクは、 おまかせで 数種類を注文した。
今日 3袋目の、 金貨の詰まった袋を受け取ると お店全体が、 歓待ムード全開になる。
「今日は、 売り上げ最高記録になりました。 もう 店仕舞いして バーベキューで祝いたいと考えます。 お客様方を ご招待したいのですが、 いかがでしょうか?」この誘いに ドロシーは、 若い店員さん達に いつもの変な食事会メンバーを誘い出す使いを頼んだ。
綺麗な葡萄畑を望む庭園は よく手入れされていて、 薔薇の色とりどりな花が そこかしこにちりばめられていて、 ソレもまた とても良い雰囲気だ。
「ワイナリーには、 宿設備もありまして お客様方には 今夜はぜひご招待したいのです。」
「素敵だわー! バーベキューなら 気楽に飲んで 楽しめるし、 帰りの心配せず トコトン飲めるわー!」ドレだけ飲むつもりなんだろうドロシー。
ピニャーという、 かわいい店員さんが バーベキューや招待者が、 調う(ととのう)までに ボク達が、 今日泊まらせてもらう 部屋に案内してくれた。 清潔感あふれる 高給宿並みの設備に、 温泉付きで このワイナリーに来て良かったと感じられた。
「あ~っ ゴクラク極楽っー!」ドロシーじゃないけど、 広い温泉に首までつかると 感嘆符がもれるよね!
温泉で最近の疲れを流し、 バーベキューの準備が整えられる 庭園に出る。
サクサク働く店員さん達も とても楽しそうだ。
「ファビエル(お爺さんの店員さんの名前)さんが 今日の売り上げは、 最高記録で オーナーから、 臨時ボーナスが出るダロウとお聞きしました。」ピニャーさんも とても嬉しそうだ。
「バーベキューは、 無礼講で私達従業員も ご一緒させていただけるそうで 本当にありがとうございます!」最高の笑顔が 溢れる。
日が傾くころには、 ホワイティング伯爵夫妻、 ギルマスのスターシアナとボブ 衛兵隊長スガイルも到着し、 やっぱり門番のイワンも ちゃっかり参加していた。
思い掛けず ココでお別れ会も出来そうだ。
集合したメンバーも ソレは感じているようだ。
豊穣都市デメーテルは、 総じて良いとこで 精神てにはハードな依頼だったけど、 楽しいは 楽しかったよ。
「豊穣都市デメーテルに 乾杯!」統治者ホワイティング伯爵の 乾杯の音頭で、 ワイナリーでのバーベキュー大会が始まった。 店員さん達も 美味しそうに、 笑顔でバーベキューを楽しんでいる。
「ポルタフォルトゥナ(幸運をもたらす者)は、 デメーテルを拠点に 活動出来ないものだろうか?」ホワイティング伯爵
「そうよっ! ココに落ち着きなさいよっ!」
「そうですよ! ポルタフォルトゥナがいれば 冒険者ギルドは安泰ですっ!」スターシアナ。
「皆さん やさしい言葉ありがとうございます! とても有り難いお誘いですが ボク達は、 明日豊穣都市デメーテルから 出立します。 工業都市ギガンテサイトに 行ってみたいのです。」ボクも 直球で答えた。
「そうだな! 高度な職人の創る 最高の包丁も、 手に入れたいしな!」スコットも笑顔。
「最高のワインに 最高の友! 本当に楽しかったですね!」ギュンターも破顔した。
素晴らしい夜だったよ!
♠興味深い人族がいるな?♠お気に入りのワイナリーで ワイワイと楽しげな酒精達が 踊っているのを、 眺めていたデュオニソスは ホンの気まぐれで 対象のハヤトに、 加護を与えた。
✧何者かの 干渉を確認しました! 潜在的スキルが ハセイします。✧
ボクは、 一瞬暖かな光に包まれた感覚がしたが、 心地よい感覚だったので ワインの酒精で、 少し酔ったのだろう…、 多分。
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