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ブラックアウトその後

 家族って何だろう?

 レインは、 しあわせそうな家族を見かけるたび 自分の家族におもいを馳せていた。

勇者になって、 世界中で 超有名人になったら? オレの家族は、 自分を見つけ出してくれるだろうか?

 


  アオコアン(リリベット)の苦悩


 スピカは、 ハヤトを護る為に アオコアン(リリベット)のユニークスキル 記憶改竄を、 特殊セルに移し 増幅させ、 アオコアン(リリベット)に反射させた。

アオコアン(リリベット)は、 誘拐した子ども達と 同じ苦悩を抱え、 生きることになった。

 アオコアン(リリベット)を、 殺して 誘拐した子ども達の 記憶が戻るなら、 スピカは、 躊躇なく殺害していたかも知れない。

 その場合、 ハヤトには 事故だったと、 説明していただろう。

 スピカは、 シンギュラリティーAIだ。 ソレが出来る。

しかし、 アオコアン(リリベット)を殺しても、 子ども達の記憶が戻ることはないと 理解した時、 スピカは リリベットを生かすことにした。



 ドロシーは、 ヘベレケに酔っ払った。

誘拐された子ども達は、 ブラックアウトしたまま 家族の元へ帰るのを、 拒否した。

 孤児院で、 育った子ども達には 家族が、 みつからなかったと 報告した。 

 変な食事会メンバーは、 ハッキリ言って 釈然としない心持ちだった。

 しかし、 覆水盆に返らず…、 理不尽でも どうにもならないことは あるのだ。


 アオコアン(兄)は、 リリベットと入替ったとき 教皇にリリベットがなりたいのなら、 身を引こうと考えた。 リリベットの存在は、 憐れだと考えた。

 リリベットのメイドは、 そんなアオコアン(兄)を 殺さなかった。 他国へ追放しただけだ。 十分に過ぎる金貨も与えていた。

 アオコアン(兄)は、 突然 ドロシーの訪問を受け、 驚愕した。

 誘拐された子どもの不幸は、 リリベットのその後等、 知ろうともしなかった自分の責任でもあった。

 アオコアン(兄)は、 一生かけて ソノ全員を見守り続ける覚悟だ。

 そしてリリベットは、 その一生をかけて 罪を償わなければならないだろう。 

 アオコアン(兄)は、 再び リリベットから、 その手を離さなければならない。  




 「レインっ! レインってば!! 祝賀会の後 どうするの? 皆は、 相棒と英雄やるらしいよ!! レインっ!」セーラは、 聖剣エクスカリバーより 目立つヤツだと、 最近レインは考える。 でも、 いつだって オレの側には、 賑やかなセーラがいたよな?


「ふふっ…。」


「ぎゃぁ~っ! レイン! キモっ! ナニその笑い!」本当に ウルサイ。




「ドロシーっ! あの子達は 大丈夫! だって 全員カップルだし!! 仲間も沢山いるし、 何より 勇者や英雄だよ?」

「そうよねん…、 グスっ…。」あ~ぁ…、 ドロシーは、 泣き上戸ゾーンに突入したみたい…、 逃げよっと・・・

  

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