イレギュラー
ケチャップと マヨネーズ
レインは、 マヨネーズを 生まれて初めてたべた。 一瞬手で マヨラーになった。
セーラは、 ケチャラーであり ケチャップさえあれば、 何でもイケる!
ダンジョン飯
レインは、 ハヤトと組んで 前衛をサクサクこなす。 かすりギズでも 速攻でヒールしてくれる、 セーラが中衛 後衛には、 ラスボスも逃げだしそうな SSSランク冒険者が二人もいるのだ。 手当り次第 魔物を狩って行く。
「スラッシュの連撃が まだ足りてないっ!」
コボルトが一匹 後ろにモレた!
11匹の群れを、 3連撃の遠隔スラッシュでハヤトが 6匹倒した。 後の5匹に、 突っ込んだレインは、 5連撃で 5匹の首を落とそうとして、 一匹に よけられてしまった。
「セーラっ! ゴメンっ!」レインが叫ぶ。
セーラは、 構えていたエアーカッターで 危なげなく、 モレたコボルトを屠る。
「ア・ソ・コは、 ゴメンじゃなくて 首ちょんぱっ! とか、 串刺しっ!とかじゃない?」
コボルトのドロップ魔石は、 小さいが キチンと拾いつつ、 セーラが突っ込みを入れる。
「戦闘中は、 連携に繋げる 声かけが、 勝敗を決めますからね? セーラのは 正論です。」ギュンターも レインの甘さには厳しい!
「まぁ、 ガンガン戦闘を続けりゃぁ ソノヘンのコツは、 掴めてくるさ!」スコットが 助け船を出した。
「ハイッ! 次 気を付けます!」レインは、 何にしても素直なヤツだ。
ボク達は、 浅層から 魔物を丁寧に倒しながら、 レインとセーラの レベルアップをしている。
7階層からは、 Bランクから Cランクの魔物が出る。 中には、 階級持ちや メイジ系の面倒な、 連携をする魔物も出る。
「今日は、 ココいらで 野営すっぞぉ! キレイな 川が、 いいカンジだからな!」スコットと ギュンターは、 川の側にテニスコート片面程の 平地を魔法で作る。
テントを設置したら、 キャンプ用の テーブルセットを出して、 焚き火をおこす。
「川には、 結構デカい魚がいんぞ? 食うか? 釣るか?」スコットさんや? もう釣り竿握ってますよ?
「えーっ、 突然ですが たった今より、 遺跡ダンジョン川釣り大会 第一回戦を決行します! 敗者は、 食後の後片付け! 制限時間は、 キッカリ60分! 始めっ!」ギュンターも もう釣り竿と、 クーラーボックスを手に
ちょっと上流へと 歩き出した。
「唐突だよね?! 全く! 君達 釣り竿持ってる? ナイなら貸すよ?」ボクは、 ナントと網を出した。 一網打尽作戦だよ!
「釣り竿ナイので、 貸して!」セーラは、 釣り竿を受け取り クーラーボックスをレインに渡す。
「えっ? オレの釣り竿は?」
「レインは、 エサ付けと セーラが釣って、 レインが魚を外して 魚をシメて、 クーラーボックスに入れるのよっ! 決まってるじゃない!」近場の 釣りポイントに移動しながら、 セーラはセッセと 歩き出した。
✦もう、 完全に尻にしかれてるね! かかあ天下だね!✦
✧と網ポイントを 検索中! 検索結果 ニジマス7匹確認 4時方向です!✧
✦ああ、 ナビ頼むよ!✦
✧了っ(解)!✧
「ボクは アッチのポイント狙うよ! じゃ、 お互いガンバろう!」もう 一匹目が釣れてるし? セーラは、 釣りがうまいのかな?
「上手いのよっ! うふふっ、 負ける気は全くないわ!」レインに 新しいエサをつけてもらい、 ポイントに落とす。
「ヒットぉーっ! 入れ喰いだわ! 楽勝楽勝!」レインは、 魚から針を外すと 新しいエサを付け、 セーラが釣る間に 魚をシメ、 クーラーボックスに入れる。 空間には、 側の草むらを 掘り起こし、 魚のエサの補充もかかさない! 元気な ピクピク動く定番のアレだ!
「ヒットぉっ! レイン! 早くしてっ! コレ大物の岩魚よっ! 暴れてるのよっ!」レインは 大忙しのてんてこ舞いだ。
「今やるよ! たまには 自分で針位外せよっ!」レインも 思わず突っ込むが、
「却下! 今のローテーションが 一番コスパがいいのよっ! ホラっ! 針を!」ビクビクと 大岩魚が 暴れる!
「あーっハイハイ、 やりますともっ!」レインは、 口は動かさず 手を動かすと諦める。
漢は、 黙って ヤルときがあるのさ!… いやいやいや 今じゃないでしょソコ!
セーラは、 竿先のエサに魅了をかけると 魚が入れするのだ。 そのことは、 初めて?の釣りでも 解っていた。
レインも、 魚釣りの連携は 初めて?でも解っていた。
レインとセーラの、 流れるような 魚釣りの連携動作は、 ベテランのソレだった。
初めての ハズなのに・・
✧制限時間7分前です!✧ボクは、 捕縛した魚をシメて クーラーボックスに放り込むと、 テントの焚き火の側まで戻る。
全員 結構な釣果みたいだ!
レインセーラ組み 21匹!
スコット 11匹!
ギュンター 15匹!
ハヤト 10匹と ギロチン3匹!
「大会の獲物は、 サカナなので 最下位は、 ハヤトだ! ハヤト ギロチンに、 網切られたんだな? ギャハハハっ!」
「残念でしたね? ギロチンは、 真っ二つにして グラタンにしましょう!」ギュンターは、 ちょっと嬉しそうだ。
「オレ達、 何か知らんケド 魚釣り、 連携バッチリだったんだよな?」
「そうよね? 身体が自然に覚えてる?みたいなね?」うふふっと セーラも嬉しそうだ。
ワイワイと、 夕食を準備して ゆったり食べる。
「ダンジョンで、 料理して美味しく食べれるなんて、 次からの レインと二人の野営に戻れるかしら?」ほっぺに、 ケチャップをつけて 首を傾げるセーラ。
「ケチャップついてるぞ! オレが ちゃんと料理してやるよっ!」レインが 胸を張る。
「「「「 マヨネーズついてるっ!」」」」ドッと 皆が笑った!
ギュンターとスコットの結界魔法で、 料理の匂いも 生活音も、 シャットアウトされているから、 出来ている楽しい野営なのだった。
遺跡ダンジョン8日目、 13階層の 西の壁側、 おかしな茂み発見!
円形の茂みに 5人が入った途端、 転移罠が発動してしまう!
「ヤベッ!」
「着地に注意っ!」
「うあっ!」
「キャアっ!」
「ヤリッ!」
✧レッド!✧
約一名? 危機感に 問題発言が? なかったことにしておこう…。
完全な転移罠だったみたいで、 ボク達は 如何にもボス部屋の前です!と めちゃめちゃ主張する大扉の前に出現した。
「カッケエ? オレも初めてな大扉だわ!」スコットが 破顔した!
「私も 初めてですね! 確かに、 立派に過ぎる大扉です!」ギュンターは、 速 皆の周りに、結界を張ってくれた!
「「 ゴクリ! 」」レインとセーラが シンクロして、 つばを呑んだ!
「挑戦しないとか ないよね?」
「勿論です。 が? レインとセーラ?! どうしますか?」ギュンターは、 二人をみる。
「チャンスだと思う! いや コレは、 二度とないチョコなんだ! オレが 大扉を開ける! ハヤっ! 前衛を頼む! ココまでのフォーメーションで 最初挑む! ダメなら スコットさん! ギュンターさん! 援護お願いしますっ!
」レインは、 有志のタマゴ決断が ちゃんと出来ている。
パーティーで挑戦するのだ!
「行きますっ!!」レインは 両手で、 大扉を押し開けた!
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