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はじまりは楽しい

 はじまりは、 冒険者登録だよ! お約束だからね… …知ってた。


  冒険者ギルド


 ゲーム的には、やっぱり冒険者登録して ダンジョンとかで、レベルアップだよ。一応レベルは隠蔽スキルで、


【名前】ハヤト

【年齢】10歳

【種族】人族

 

と、いうことにした。 うん、 ギルドに行って冒険者登録しよう!



 拠点の門に、 キチンと鍵をかけて 通りにでたら、 第2隔壁の門まで5分位だった。 警備兵さんに「こんにちは!」と、 元気に挨拶して 大きな門の端っこを通る。 何かゴテゴテキンキラキンの箱馬車が ガタガタと、 我が物顔で 前方から やって来たからだ。 うひゃあっ…マジで成金趣味な 眩しさは、 人迷惑なレベルだなぁ。 関わりあいたくないNPCか?


 門の外は、 商店街の大通りで とても賑わっていた。 帝都は、 帝城を中心に 放射線状に、 大通りがあり 螺旋状にも街路が通っている。 帝城の森の泉から 噴水状に湧く多量の水は、 東西南北に川となり 帝都民の生活用水として、 帝都の隅々まで 行き渡っている。

 下水道設備も完璧で、 いにしえの勇者様の、 神通力で3日で創られた帝都だそうな………〈古の勇者 ハンパないぞ!!〉 

 広場では、 屋台が お腹が空く匂いを、まき散らしているが、 早く冒険者ギルドへ行かないと、 帝都の外へ出れない。 外隔壁を抜けて 帝都から出るには、 身分証が必要になる。 早く 魔法の試し打ちや、 魔物討伐がしてみたいのだ。 ボクは、 ちょっと早足で、 冒険者ギルドを目指していた。


✧目的地 冒険者ギルドまで、 約7分です✧

小さいステータスウィンドウが左目の前に、 地図と行き先マーカーを 点滅させて誘導してくれる。 角を曲がった突き当りに 帝都冒険者ギルド南支部があった。 5階建ての石造りのどっしりした外観、 盾に剣と槍が交差したマークが看板だ。

初期設定画面のおかげです。


 ザワ…ザワザワ…


 西部劇風景扉を抜けると、 異世界あるあるの 右側半分に、 酒場兼食堂。 数人のパーティーが何組かと、 酔っぱらいなどが パラパラいるみたい。

 お目当ての 受け付けは、 左側半分に 何か所かあった。 正面の キレイなお姉さんの受け付け前に 何人か並んでいて 奥は空いているようだったので、 ボクは ゆっくりあいてる受け付けまで歩いた。

 

 「こんにちは、 ようこそ冒険者ギルドへ! 今日は、 依頼ですか? ご要望をおっしゃって下さい!」 テンプレな挨拶と ギコちない営業スマイルに、 ボクはちょっと引いた。

 「こんにちは。 冒険者登録に来ました。 ボクは 冒険者になりたいです!」一応元気よく、 挨拶をしたよ!

 「初めての登録ですね? ソレでは、 この用紙に必要事項を書いて下さい‥代筆は、 必要ですか?」 瓶底メガネの受け付けさんは、 親切に説明してくれた。

 「大丈夫です!」ボクは、 日本語で 名前と 年齢を書いた。 うん、ちゃんと変換してくれる。 それで終わりだ。 書いた日本語は、 みたこともない字に変化しているのだろ? 知らんけど…。

 「ソレでは、 コチラの箱の上に 手の平を載せて下さい。」ボクは 右手を載せた。

 ブ~ンと、 動作音〈コンピューターか?〉がして、 受け付け側に カチャリと、 タグカードが 出た。

 「ハイ、 冒険者登録終了です。 ランクは、 初心者のEですね? このカードには、 お祝いの金貨1枚が 入金されています。 コレは、 皇帝からの心付けであり

冒険者への支援です! 武器防具を揃え、 命を大切に冒険して下さい。 初心者講習は、 毎日 演習場控え室講堂で、 午後1時から行われています。 今日、 受けられますか?」

 ボクは、 冒険者タグカードを受け取り

 用意していた革紐を通し、ペンダントにしながら 瓶底メガネさんに、 頷いて返事した。


 少し時間があるから、 ギルド前の広場で お昼ごはんを食べよう!

初 屋台メシだ! ボクは、 異世界あるある 肉の串焼きと 冷たいオレンジの果実水を買って、 ベンチで食べることにした。

 金貨1枚の祝い金は、 破格だ! 初心者冒険者が、 出来るだけ生き残れる支援なのだろう。 初心者で、 武器防具を揃えられるのは 多分少数だろうから。 皆コレで、 鉄の剣や槍を買うんだろうな?

 ボクは、 美味しそな匂いの串焼きを 鉄貨5枚、 オレンジ果実水を鉄火2枚で買って ベンチに座って食べていた。 オレンジのスッキリした甘さが、 喉に心地いい! 串焼きは、 齧ると、 芳ばしい薫りと肉汁が 口いっぱいにひろがって、 もぐもぐと あっと言う間に一本は消えてしまった。 オレンジ果実水を もう一口飲んで、 タコ焼きを探す。 屋台と言えばタコ焼き!! 異世界あるあるには ない? キョロキョロしていると、 お好み焼きっぽい屋台が ソースの匂いをさせていた。 ボクは、 こんもりした ミックス焼きを1つかって、 またベンチで お好み焼きを食べた! 肉と野菜と海鮮のコラボ! 破壊的にウマい!! ソース最強だね。


 ボクは、 テンプレの からみもなく、 昼ごはんを食べ終え 初心者講習を1人で受け、 拠点に帰った。 順調に ゲームに馴染んでいるのではないか?

〈 しかし、 夢長くないか? 丸1日ゲームしたぞ? まだ、 依頼受けてないし、 魔物刈りもしてないからなぁ?〉  

 ボクは、 大きな風呂で 身体を思いっきり弛緩させて、 ゆっくり入り 自室で、 帝○ホテルのディナーデリバリーを、 ネットでお取り寄せし 美味しく頂いたのち、 直ぐにベッドで爆睡した。 やっぱり 疲れたんだ。

明日は、 いよいよ 魔法やスキルを、 思いっきり試してみたい!!と、 夢心地で考えた…

 

 読んでくださりありがとうございますm(_ _)m

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