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大剣アレスグレート

 大剣は デカい!

普通に 2メートルはあるし、 重い!

アルスグレートは、 ダンジョンで拾った。



  正義も 数には負ける


 ドガッ! ベコッ!! ザシュっ!

戦闘音が、 続く!!


「オメェ その大剣は、 卑怯だっ!」と山賊。

「おらぁっ! 死ねっ! 大勢で襲ってきた 山賊に言われたくないねっ!」大剣を、 横薙ぎにして カミッロは、 ミルバの子分を 二人一度に、 戦闘不能にした。 生死など知らん!


「山賊共! カミッロは こう見えて、 勇者のタマゴだぞっ! アキラメて 引くがよいっ! くぉーらぁ! っと。」盾役グレブが 3人山賊を、 纏めて吹き飛ばす!

「こうみえてって何だよっ! そりゃっ! どう見えてんだよっ! セェイッ!」また、 一人地面とキスさせた カミッロ。


「やられたっ! 足っ!」アメディオは 速攻、 接近戦は苦手で 投げナイフで、 右足首を刺されてしまう!

「毒は 大丈夫かっ!」ジョバンニは 魔法使いだが、 結界専門 治癒魔法が使えない。 悔しくて 仕方ない。

「毒は 大丈夫かも…。 ポーションかける!」

「馬車に 入れっ!」とカミッロ。

「すまない!」

「かかってこいやぁっ!」グレブは、 大喝!

「遠巻きにされたら、 ソレも面倒くさいな。 レフも アチコチ血濡れだが?」カミッロが 心配する。

「ああ! かすり傷だよ! まだまだイケる!」二刀流の剣を 器用に振り抜いた剣士レフも、 余裕はなさそうだ。

「このままじゃあ、 ジリ貧だな? 馬車に籠城するか?」グレブが リーダーに問う!

「コイツら(山賊)が 諦めれば、 籠城でもかまわんがっ! オラぁっ!」カミッロが 答える。



「あんたら まだ余裕かよっ! 山賊が 狙った獲物を、 イチイチ諦めた日にゃあ オマンマの食い上げじゃねぇかっ! くそっ!」山賊その⑤?が、 長槍で突いてくる。

「いい加減 観念しやがれっ! とぉりゃっ!」投げナイフは グレブの盾に阻まれた。


「チィッ! 面倒くさい投げナイフだ! もっと コッチに来いやぁっ!」グレブは、 山賊を挑発する。

「嫌だね!! 近付けば大剣にやられるじゃんよ!」あかんべをする 山賊。

「まぁ、 毒塗りじゃないのが 良かったがよっ!」また ナイフを弾くグレブ。

「毒はよぉ、 暗殺者が使うんでぃっ! また その盾かよっ! 暗殺者程卑怯じゃ ねぇよっ!」襲撃者の山賊!

「マジめに 殺るんだっ! くっちゃべる余裕があんなら、 早く殺せっ!」ミルバが激怒!


 実際、 カミッロ達は このままでは、 ジリ貧になる。 長槍と 投擲ナイフは、 魔物より 面倒くさい相手だった。





 ザッ!


「何?…だ?」戦闘音が 一瞬止んだ。


「加勢するっ! お主ら大丈夫か?」スコットが 大声で、 冒険者パーティーに問う。

 

「有り難い! 頼むっ!」カミッロが答えた。


「新手か? お前ら 今、 降って来たよな?」山賊も スコットに問う。

「飛び越えました。 私は、 SSSランク冒険者ギュンター。」恐ろしい静かな挨拶は その場によく響く。

「同じく SSSランク冒険者 スコットだ!」大喝。

「あーっ…(言いにくい流れ)、 Fランク冒険者ハヤトです。」何かズッコケた 山賊がいるぞ?! 失礼なっ!



「山びこ山賊団頭目 ミルバっ! お前ら びびってんじゃないよっ! ハッタリに決まってんだ! SSSランクが、 二人揃うって ありえねぇ! 気合いで 殺っちまえっ!」ミルバの言う事は、 一理ある。


「じゃ、 遠慮なく制圧します。」冷たいギュンターの 抜剣を合図に、 ボク達3人は 山賊に突っ込んだ。

ハイ、 3分で制圧。

 


「山賊団や 野党は、 普通 斬り殺す。 街間で連れて行くのは 色々手間がかかる。 殺せばおわりだ。」ギュンター。

「飯を食わせるのも、 見張るのも 面倒くさいからな!」スコット。

「ヨアヒムさんが、 馬車で デメーテルに引き返して、 衛兵連れて来ますって! もう少し待ちましょう?!」ボクは ハラハラする。

「ソウダナ コイツラガ、 ネグラ(拠点)ヲ ハケバ コロサナイ。」棒読みが コワすぎだよ、 ギュンター!


そんなこんなで、 ミルバは 拠点の場所を吐いた。 どうせ、 犯罪奴隷落ちなんだし 山賊団の、 貯め込んだ財宝は 討伐者のモノニなる!

 夕暮れに、 山賊達を 衛兵に引き渡し そのまま、 広場で 野営に入った。

 ボク達は、 ロボ馬車で寝るけど、 カミッロさん達は 衛兵さん達と、 テントを張っている。 ケガは、 ボクが ヒールとキュアで治した。 魔物が 襲ってきても、 大丈夫だろう。


「この鍋 シチューです。 皆さんで どうぞ!」ボクは、 カミッロさん達や 衛兵さん達に、 肉と野菜がゴロゴロ入った シチューを差し入れした。 特大寸胴鍋だから おかわもデキるはず。 衛兵さん達が 喜んでるよ。


あくる日、 山賊団は 衛兵さん達が、 連れて行った。

「ハヤト君! シチュー最高だったよ! ごちそうさま。」スコットが まぁまぁだったがな?とか言ってる! 聞こえてるぞ! でも、 スコットに 教えて貰いながら、 作ったんだから あのシチューは、 スコット味だよね? 納得いかないかな?


 

 数時間前

 ボク達は、 山賊達のアジト(拠点)に 夜襲をかけた。 森林の中央付近の岩山の 横穴に、 見張りもいない アジトは、 あった。

「アイツら(山賊) 見張りもおかないで、 物騒じゃないか?」

「スコット、 信用出来ない仲間を見張りに残して 遠くには、 行けませんよ。」辛辣なギュンター。

「そっかー! お宝持ち逃げされるもんね?」ボクは とても納得した。


「ミルバは、 キレイ好きだったんだな? アジトがミョーに 整理整頓されてっぞ! 臭くもない! 女の奴隷もいないな?」とスコット。

「そうですね。 少し見直します。 お宝は、 結構ありますが、 16等分されてます。 何でしょうか? まぁ、 全部頂きますが。」ボク達は、 アイテムBOXに お宝を回収して ロボ馬車に帰り、 二度寝するのだった。




 「カミッロさん達に、 残って貰ったのは こういう理由です。」と、 ギュンター。

ボク達は、 広場に アミバお宝を、 全部出した。 未明にアジトを 襲撃した顛末と共に。


「オレ達は、 助けられたんだから そのお宝は、 貴方もものだ。」カミッロさん達は、 お宝を辞退したけど、 説得されて受け取った。

「貰えるもんは、 貰っとけ! 冒険者は、 いつ何時 ケガで引退とかの憂き目に会うかわからん!」

「そうです。 結婚して 子どもに、 辛い目をみせたくなかったら、 蓄えは必要です!」ギュンターも やさしく諭した。


「ありがとうございます!」カミッロさん達 涙ぐんでる。 冒険者って 過酷な職業なんだな!


 お宝を渡したら、 ボク達は デメーテルへ、 カミッロさん達は、 帝都を目指して 別れて出発した。

カミッロさん達は、 イーサンさん達みたいに

サウスダンジョンで、 肉ドロップを生活基盤にして 安定した冒険者活動をするそうだ。 もう、 帝都まで 依頼も受けず、 真っ直ぐ向かうらしい。 安定した生活! 大事だよ! カミッロさんは、 勇者のタマゴの称号持ちだけど、 勇者は 25歳で、 諦めたそうだ。

ソレはそれで、 英断だよ。




 「デメーテル、 楽しみですね? オモにワインが!」ギュンターは 何気に機嫌がいい。

「彼処は、 いい小麦がとれるから ビールも最高だぜ!!」スコットも 嬉しそう!

ボクは、 ちょっと 気になることがあって、 あまり気分は あがらない。

 読んでくださりありがとうございますm(_ _)m

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