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スーシェン(ブルーボネット)

 死をつかさどる花

 ブルーボネットの群生地


  花火大会当日


 シラチ湖周辺公園

 クローバの群生する ピクニックに最適な場所に、 ブルーボネットの碧紫色の塊がみられる。

 5センチ程しかない 雑草扱いの、 見捨てられた花。

 手折れば 脱色して、 クローバの花冠にも使えず ゴミになる花。

 スーシェン花は、 そこに在った。

 碧紫色のスーシェン花は、 手折れど 脱色しない。

 業火に焚べれば、 帝都も全滅する毒花。


 花火大会へ向けて、 シート等が 敷き詰められていき、 スーシェン花の直ぐ横にも 飲み物の入った箱や、 果物の箱が積まれている。




 sideダーミアン

 昼食


「若様! 伯爵様は 2時間程、 帝都で過ごされます。 昼食は、 フィアンセのデボラお嬢様より アチラ(ピクニック)でと、 お誘いがあります。」メイドに案内され、 ダーミアンは デボラ嬢の前に立った。


「ご機嫌よう デボラ。 招待ありがとう。」


「ご機嫌よう ダーミアン様。 昨日ぶりですわね。」デボラ嬢は、 裕福な男爵家の一人娘で 美人の部類には入っている、 少し ぽっちゃりした、 背の低い 性格が悪い12歳だ。

 つまり、 ダーミアンは この2つ年上の、

婚約者が 大キライだ。


「結婚までは、 数年はあるし 来年からは、 隣国に留学する。 暫く 会えなくなると思うんだが?」苦手な フルーツサンドを、 シブシブ食べながら ダーミアンは毒づく。


「シラランに いらっしゃる間は、 毎日 昼食だけは ご一緒して頂く約束ですもの。 ホホホっ! ご遠慮なさらず ドコへでも シェフと伺いますわ!」渋みがある 健康茶を、 受け取りながら ダーミアンは、 デボラ嬢に辟易していた。


 スーシェン花が、 ブレた?





 

 sideシララン釣りフェス運営テント

 弁当の山

 シララン伯爵の気遣いで 無料の弁当の山が、 今年も出来ている。

 美しい花火を堪能するのに、 空腹感など 邪魔なのだ。

 何万人もの観客は、 ほとんどが 屋台や持参の弁当や料理を愉しむだろう。

 しかし、 伯爵の 無料弁当。、 救いの者達も 少なくない。

 裕福なシララン領でも、 ご馳走は 晴レノ日しか食べられない庶民はいる。

 伯爵の無料弁当の横には、 安くで 果実水と、 安酒が販売されていた。

 運営委員達は、 昼食弁当を 立ち食いしながら、 笑顔を振りまいていた。

 

 

 読んでくださりありがとうございますm(_ _)m

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 空腹です。 ペコペコ…。

 栄養ドリンクと カップ麺、 冷凍食品。

 定食じゃない [ ごはん ]が、 ぼっちじゃない ごはんが食べたい(笑)

 ピザにするかなぁ~…。

 … … わびしい…(笑)

 スタットコールとか マジで嫌になる。

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