炸裂光魔法 聖女バトル
聖女はね? 人族なの!(怒)
女神様と違うから 喜怒哀楽あるの!
感情あるのです。 普通にね。
4日目 聖女のタマゴ
称号に 聖女のタマゴって、 マジでキツいですわ。 聖女未満なのに 仕事は聖女。 目が痛くなるような 真っ白い衣装に、 毎日診る 重症患者。 精神的に ブラックになりましてよ(怒) 病気の方には、 同情しますけど 何回も瀕死になる冒険者のバカ! 鳥頭は 治せ無くてよ!!!
物心がついたときは、 もう 大病院に住んでいましたの…。 両親にさえ、 殆ど会えず
治療 治療の毎日。 1日中 分刻みのスケジュール! 【 ヒール 】【 キュア 】と、 言えればよいのですから、 ヤレ作法だの 母なる大地の歴史だの、 特に数学等の お勉強いります?
ワタクシも 13歳、 成人前の反抗期まっただ中ですわ! ワタクシ 家出(大病院)しますことよ! おホホホっ…。
大病院は、 年中無休。 聖女と 光(治療)魔法神官他、 多様な職種が協力して 沢山の患者を治療している。 入院患者や 急患等、 息をつく暇もない程 忙しい。
「聖女が いなくなった? 寝言は寝て言え! 急げ! 重症患者だ!!」
「施設内の ドコにも、 姿がありません!!」
「とにかく、 神官10で 治療にあたる! 御領主様の お孫さまだ! 早く治療しないと!」
おじいちゃんと出会って翌朝、 ロボ馬車には まだ帰還していない、 スコットとギュンター。 大人の事情かな? 急ぐ旅でもないので ボクは、 朝食を一人で食べる。 ネットでお取り寄せた 某有名茶房の、 モーニングで フワッフワの、 ホットケーキだ! もちアイスクリーム付! あー、 美味し過ぎる! オカワリ!
今日は、 また 街ブラかな? 冒険者ギルドに寄って 何か良さげな依頼を、 探してみようか? ボクは、 屋台をひやかしながら 冒険者ギルドにやって来た。
Dランクの依頼は 沢山ある。 大人の事情は 多分午前中には、 終わってるだろうから 3時間位の依頼はぁ…、 薬草採取かな? 無難は大切! 命は いつもひとつっ! ○ナン君の キメ台詞だな!
ボクは、 依頼を受けて 近場の草原へやって来た。
✧前方11時の方角 歩いて14分の茂みに、 キランそうが群生しています。✧
スピカナビゲーションの マーカー通り歩き、 キラン草発見。 依頼の五本一束を 6束採取し、 アイテムBOXに仕舞った。 あとは、 角ウサギか ゴブリンを狩るかな?
✧女性の悲鳴を捕捉! 街道挟んだ逆方向 約1km!✧
✦座標確認し、 5m後方に着地する。 急げ!✦
✧座標確定 3秒後実行! 2 1 今!✧
ボクは、 現場に転移した。 ゴブリン3匹に、 少女が 囲まれている。 レイピアは プルプル震えていて 戦闘経験は、 なさそうか? なんで 草原に少女?
「助太刀しますか?」一応尋ねた。
「子どもは危険ですわ! 早く逃げて! ワタクシは、 多分討伐できるかもですわ!」おかしな? 話し方の少女は、 震えつつ ソレでもボクに、 逃げるよう言ってくれた。 助けるぞ!
小さな子どものボクには、 一瞥しかくれず ゴブリン3匹は、 少女を狙う。
「セイっ!」急接敵し、 ゴブリン一匹を 袈裟斬りに真っ二つにする。 驚く少女と、 二匹のゴブリン! 仲間を殺られ 逆情したゴブリンは、 残り二匹とも ボクにタゲをかえた!
「ハッ!」殴り掛かってきた棍棒ごと 二匹目を右上から、 切り下ろす。
「ラストっ!」切り下ろした刀身を 返し、 逆袈裟斬りにする。 3匹のゴブリンは 小さな魔石をドロップした。 ボクは、 ソレを拾い 少女にさし出す。
「危ない所を ありがとうございます。 ワタクシは ヴァレリアですわ。」
「はじめまして、 ボクはハヤト Dランク冒険者です。」
「とても強いのですね? ワタクシは ピクニックに来たのですけど、 突然魔物が 出現して、 本当に 恐かったですわ!」ヴァレリアさんは ハアっと、 大きくため息を吐いた。 やっと安心出来たのだろう。
ボクと リーア(ニックネーム)さんは、 小川の側で、 お茶をシバク。
「ワタクシ、 小さい幼児の頃から 称号のせいで、 自由のない生活をしておりますの…。」リーナさんは、 今日までの 沢山の悩みを、 ボクに 吐露していった。 とても 苦労しているんだね?
「聖女のタマゴって、 大変な称号なんですね?」ボクは とても同情した。
「そうなんですの。 見かけは 女神様の如く、 優雅で 大勢の人々に傅かれて、 恵まれた立場にみえますの。」また大きなため息。
「ソレは上辺だけで、 ワタクシには 自由も休日もありませんわ…。 神官に囲まれているので、 病気やケガもありまけんしね。」
「教養も磨き、 成人して 称号が聖女になれば、 ワタクシは 勇者のパーティーに組込まれ、 魔王討伐の旅にも出なくてはなりませんの。 レイピアの訓練は 毎日しておりますが、 実戦は 今日初めてでしたの。」リーナさんは、 涙ぐむ。
「聖女様は、 大陸に何人かおられるのですか?」ボクは、 知らなかったんだ 聖女の事なんて。
「勇者と同じですわ。 当代の勇者は 唯一一人だけ。 ソレでも 万が一勇者が倒され時、 勇者が居なくならないよう 勇者のタマゴの称号の方々がおられます。 聖女も カエが必要なのですわ。 ワタクシ 交換部品ですの。」寂しそうにつぶやくリーナさん。
「ボク、 よくわからなくて ごめんなさい。」あーっ、 コンナ時 10歳で良かったぁー!
かける言葉みつからないよー!((汗))
「ハヤト君は、 やさしいのですね? キチンと 聞いてくれてありがとうございます! ワタクシ 少し、 気持ちが晴れましたわ。」リーナさんは、 クッキーを ポリポリ、 噛りだした、
「うふふ、 朝ご飯抜きで 家出したので、 ワタクシ お腹もペコペコですわ。」恥ずかしそうなリーナさんに、 ボクは タマゴサンドを、 アイテムBOXから 出してあげた。
「美味しい!」パクモグ パクパク!
「ワタクシ、 アイテムBOXのスキルは在りますのに、 中身は 空っぽですのよ。 聖女の働きは 奉仕活動なので、 お小遣いもありませんの。 まぁ、 お金等 使う暇もごさいませんけど。」ボクは 段々腹がたってきたぞ!!
✧大病院を 捜査中! ビーコンが
リーナ様の環境を 根本的に捜査中!✧
「リーナさん、 暫く ボクのパーティーと、 一緒に活動しませんか? 大病院の事は ちょっと調べる必要がありそうですし。」ボクは リーナさんを、 ロボ馬車に招待したよ。
「そんな ひでぇー境遇! まるで奴隷並じゃないか!」スコットも プンスコ息をまく!
「あり得ないですね! 全く! 大病院の仕組み 明らかに違法の匂いがします!」
相談の結果、 やはりリーナさんは パーティー預かりにする。
スピカに リーナさんの、 着替えや小物の製作をオーダーした。 小一時間で リーナさんの部屋は、 準備できた。
ボク、 独りで動くと 腹ペコさんに、 遭遇しているかも…?
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