魂
魂 忘却する
リーンカーネーション VS 魂
黒竜ファフナーは、 老人の姿から 青年の姿へと変身した。
人族のみならず、 見た目で その人となりを判断する考えるモノは、 多い…いや、 殆ど見た目で 判断されるだろう。
悪人は、 チンピラでも 海賊の頭でも、 一目でわかる 悪党面を、 大抵はしている。
賢者は 賢者に相応しい、 思慮深い面…。
王なら、 威厳のある面…。
と、 それぞれの面相があるものだろう。
19歳 容姿端麗、 爽やかな笑顔で 黒竜ファフナーは、 ふっ…と 笑った。
釣りフェス等、 どうでも良かった。 ちょっと 魂が疲れたと感じた。
良いおじいちゃんを演じるのは、 やはり退屈に過ぎる。
好々爺には、 煩わしい敵も 少ないかわりに、 刺激が少な過ぎる。
ファフナーは、 古竜なのだ。
魂が、 好々爺とは 真逆なのだ。
ハヤトを オモシロそうだと、 一目惚れしていた。
古の 初代勇者(転生者)と、 同じ 魂の色を持つハヤト。
悠久の時を生きる 黒竜ファフナーは、 短命(100年未満)な ハヤトを、 観察してみたくなった。
オモシロいように 悪人や悪党が、 ハヤトを襲い 勇者や天使、 神までも ハヤトと、 縁を持つ。
難事件のアトには、 ハヤトは 仲間を増やす。
ハヤトは、 強力な仲間を 増やす旅を、 しているのか?
釣りフェス初日、 ハヤトは 転生者二人(雑魚)と、 巡りあっている。
普通?なら、 あり得ない確率の カイゴウ(巡り逢い)だ。
麗人ファフナーは、 釣りフェスで賑わう 本通を、 ゆっくり歩く。
すれ違う者は、 二度目して振り向く程に 美しい青年。
「一人かしら? 妾の酒席に つきあわない?」誘ってきたのは、 美しいが 冷たい眼光と、 カスレた声を(アルコールやけ)した女。
高価な布を 贅沢に使い、 豊満に過ぎる胸をはだけ 美しい男達を従えている。
美しい下卑た男達は、 青年ファフナーを 視線で殺しそうな、 嫉妬の目で睨んでいた。
「光栄なお誘い ありがたいのですが、 今夜は 約束があるのです。」ファフナーは、 簡単な礼をして 返事も聞かず、 立ち去ろうとした。
「無礼だぞっ!」取り巻きの一人が 青年ファフナーの腕をつかもうとして、 すっ転ぶ。
青年ファフナーは、 一切振り向かず 走りさった。
「妾から 逃げられるものかっ!」薄気味悪い女は、 アゴをしゃくった。
バタバタと 走り出した、 女の手下達は 本当の悪党面ばかり。
「釣りフェス一番の 獲物は、 あの女…。」青年ファフナーは、 ワザと 最高級宿に入る。
✧ターゲットを ロックオン!✧
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