雑魚の ジョージ
食物連鎖の 頂点
びわ湖っぽい湖の 戦い
食物連鎖ってさ…、 残酷だよ。
マワリは、 雑魚の卵が うじゃうじゃのビッシリ! 湖の岸から遠浅な 水草の森?に、 もう 雑魚の卵が キモい位、 ビッシリ着いていた。 毎夜のことなのだ。
雑魚のジョージは、 岸から 2メートル地点、 ワカメ状の 草一面ある卵の1個から、 今 孵化しようと、 バタバタもがいていた。
「何だよっ! 普通 ツルンと、 孵化すんじゃないんかいっ!」マワリの 孵化中の雑魚仲間を、 蹴っ飛ばしながら ジョージは、 やっとこさ 水中に出た。
「ふぅィ~、 疲れるぞ! 腹減ったぁ〜!」雑魚ジョージの嗅覚が クリオネっぽい、 エサのニオイをキャッチした瞬間 もう、 猛ダッシュで 泳いでいた。
「転生したら 魚でした!ってか? ヤベェー(泣) もう ツンデんじゃんよ!」クリオネっぽいエサは、 浅瀬に コレも、 うじゃうじゃいて 食べ放題!
「どきやがれ!」
「じゃまよっ!」
「押さないでよっ!」
「あ~ん! うぇ~ん!」
雑魚が エサを奪い合い、 水面じょうまで ビチビチ 暴れまくっていた。
ぶわさぁっ〜!
ざっぷわぁ〜〜〜ん!
「「「「「「「「「「「 ぎゃぁ~っ! 」」」」」」」」」」」
驚愕!!!•••••
雑魚仲間達は、 もう パニックの極み状態で、 ぐちゃぐちゃに 湖の岸を離れようと、 必死に泳ぐ!
雑魚のジョージは、 ナニか?から コボレ落ちた?
慌てて、 湖底に向けて泳ぐ。 頭の上を 巨大な魚?魔物?が、 噛みちぎられた 雑魚仲間を、 ボロボロ落としながら 泳いで行く。
「コッチだ! コッチへ来いっ!」
「な…な、 何だよ…。」雑魚のジョージは、 ガタガタふるえながら、 声の方を見た。
雑魚仲間の一匹が 声をかけていた。
「必殺! 雑魚フォーメーション!」それは、 TVか? 絵本でみたことのある、 大きな魚に見えるよう 陣形を組んだ?雑魚の集合体。
「お前も この仲間になれよ! また あのデカ物ヤローが、 オレ達を 食いに来るぞ!雑魚フォーメーションの リーダーっぽい魚が、 雑魚のジョージを 誘う。
「いやいやいや…、 雑魚フォーメーションは 反対にあぶねー! オレは、 仲間にゃならねぇー! すまん!」
一瞬 雑魚フォーメーションが、 ブルリとユレタ気がした。
「そうか…、 お前の自由だから もう、 行くよ。 いつでも 仲間に入れてやるから、 生きのびるんだぞ!」リーダーは、 エラソうに、 しかし カッコよく、 捨て台詞をした。
大きな雑魚フォーメーションが 雑魚ジョージから 離れて行く。
「コッチだよ!」
「またかよ?」振り向こうとした 雑魚のジョージの横に、 すぅ~っと 雑魚が一匹並んだ。
「なっ! なななんだっ!」先程から、 雑魚のジョージは、 全く 動揺しっぱなしだった。
「岸から、 少し離れた 浅瀬に行くんだ。 ココは 大きな魚が来れる深さなんだ。 危険なのさ! 湖岸は、 投げ網で 人族に捕まる! だから、 投げ網が届かない 大きな魚が来れない、 ソンな浅瀬を探そう!」金色の雑魚が 大急ぎで 話す。
「おっ、 おう…、 解ったよ。」
「私は、 雑魚のクロス あっちだよ。」雑魚のクロスは 冷静に、 水草の間を泳いで行く。
雑魚のジョージは、 必死でついて泳いだ。
湖岸から8メートル 水深1メートル位の、 水藻の下で 二匹の雑魚は、 やっと ホッとしていた。
「サッキは、 助かったよ。 声をかけてくれて ありがとうな。」雑魚のもは、 素直に礼を言った。 照れくさいので 素っ気ない声になる。
「いいんだ、 いきなりの投げ網で パニックになった集団に、 襲いかかる 肉食巨大魚って、 生きてるのが 本当に ラッキーなんだ。」
「そうだよな…、 雑魚って 最低の転生だよな…。 ジョージも 喋れるから、 転生者なんだろ?」
「そう、 私も転生者。 雑魚って、 ヒド過ぎるよ…、 せめて モブな人族か、 最低でも 人族だよ…。」小声になる、 ジョージ。
「泣くなよ? …、 しかし 困ったよな?」
「異世界モノのラノベで、 剣や 魚に転生した人が、 レベルアップして 人族になったりしてた! 私達も 人族に、 レベルアップデキないかな?」ジョージが 何か必死だ。
「そうだな? 異世界ラノベかぁ… …、 えーっと …、」雑魚のジョージは考えた。
「「 ステータスオープン!」」雑魚のジョージと雑魚のクロスは、 同時に叫んだ!
… … ブーン… (ロクイン音)
「「 !!! 」」
二匹の雑魚の頭脳に ステータス画面が出た。
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睡魔に袋叩き(笑) ボッコボッコの 精神は、 冷たい栄養飲料(アルコールは 翌日キツイ!)とか ウマい出前(出かけるのも キツイ)で ナンとかもたせる毎日!
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