崖っぷちの激戦
湖に崖っぷち?
湖に崖っぷちなんて、 普通にない!
なければ 人工!
土魔法で 迫り出した半アーチの、 崖っぷちを創った スコット!
魔物の魚(大物)を 狙うぜ!
大型の船には 魔物化した、 大型の獲物は 積みきれない!
琵琶湖程に 大きな湖でも、 船には 限界がある。
エサで 誘い出すのも、 限界がかる!
スコットは、 クルーザー級の 大鯰(大ナマズ)を ターゲットにした。
何なら 大うなぎでもいい!
「見てろよっ! 世界記録を更新すっからな!」
強化バフを 竿みたく、 重ねるがけした 禍々しいロッドには、 鉱線(特殊加工)のテグス! もはや ローブ(笑)!
ヒット & ゲット(魔法て活け締め)!
準備は 万端!
「エサは コカトリス(鳥) ハイオーク(ブタ) ワイバーン(極上牛肉)を 食らいやがれっ!」
迫り出した アーチ状の足場で、 それぞれ血抜きした時 溜めていた、 新鮮な血液を ドバドバ、 ぶち撒ける!
ザッぱぁーん! 釣り針を投げ入れた!
「先ずは、 コカトリスだぁな! ケッケッケ!」チンピラ丸出しな スコット。
「アニキっ! 大丈夫ですかい?」ブルブル震えているのは、 冒険者ギルドで 雑用係に雇った、 フィッシャーマンF雄。
「黙って 撒き餌を、 放り投げな! 命綱は ちゃんと 身体に巻いてるな? 足場から 落ちたら、 確実に オマエは 餌だぜ?」
「ひぇ~! 」F雄は、 命綱用の突起と 自分の命綱を、 何回も 確認した。
「スゲェ! 集まって来た 小魚(大鯉)を 巨大なアカメが バクバク食ってやがる! 食物連鎖の 地獄絵だぁな。」スコットは 楽しそうだ。
「うをぉっ! グッチやぐちゃの ゲッロゲッロ!」のたくり 食らい合う魚? 縮みあがるF雄。
「くそぉ! 鳥肉はダメだな? 豚にすっか?」
スコットは、 新しいエサを付け 魔法で、 のたくり合いの 少し下に、 釣り針を垂らした。
… … ガッツ〜ン! ヒットだ!
「 ゲ えーっとぉ!」大声で 吠える!
… ザッバあ〜〜!
「ケッケッケっ! 大ナマズう! グワッハッ!」
空中に浮くのは、 2階建てフェリー級の 大ナマズだった。
「・・・・・・」パックパクしている F雄は、 腰を抜かして 動けない。
「「「「「「「 うっわぁー! 」」」」」」」
観衆が どっとわく! 釣りフェスの観光客達は 少し距離をおいて、 スコットを応援していた。
釣りフェスの 観光客や地元民は、 統治者主催のカケを 釣りフェス自体より、 楽しみにしていた。
オッズは、 悪くないスコット。 何せ 飛び入り参加なのだ。
しかし、 くさってもSSSランク冒険者! まだ くさってないし、 期待は まぁまぁあった。
モチロン スコットは、 自分に賭けている。
「今日は、 コイツで いいか! 後片付けすつっぞ!」観衆に 180度挨拶を済ませた、 スコットは 放心状態のF雄を蹴飛ばす!
「 いっぎゃあ〜っ!」Fは 足場から、 転がり落ちる。
「うるさいヤツだな?」テンプレの お約束ギャグに、 観衆は 大ウケしている。
「!!!!!!」
水面から ジャンプして、 宙ぶらりんのエサ(F雄)に 襲いかかる魚?達。
「きゃあ〜!」
「あぶなぁー!」
「誰か 助けろっ!」
「あと チョットだそぉー!」
「食っちまぇー!」
観衆は かしましい! 不穏なヤツもいる?
「メクドクサイ雑用係だぜ、 全く!」スコットは 仕方なく、 F雄も 大ナマズと一緒に、 空中に浮かした。
F雄は、 ピクリともせず 失神していた。
運営スタッフの 衛兵達が、 観衆達を 移動させ、 スコットは 湖岸に戻ると、 人工の崖っぷちを スウっと消した。
移動中の観衆の 拍手喝采!
「流石でヤス! オレっち、 アニキに 有り金 ぜぇーんぶ! 賭けたっす!」大喜びしている、 F雄。
「まだまだ わかんネぇー! ファフナーのGさんと ギュンターかいるからな?」スコットは、 釣りフェス本部に向いながら F雄にこぼす。
「オマエ、 ちょっくら 偵察して来い!」スコットは、 F雄を ぴゅーんと ファフナーGさんの横まで ぶっ飛ばした。
「 ひっぇ〜ぇ~ぇ〜…」何故かリフレインも?
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